以前は幼稚園教諭をしていたけれど結婚などを機に退職。また幼稚園で働きたいけど長期間のブランクで採用されるか不安・・・

ブランクありの人が若い幼稚園教諭と差をつけて採用したいと思わせるには、子育て経験や親になったことを仕事で活かせると面接で伝える事が重要となります。

ここでは採用側がブランクありの人に対して不安に思う事、それを払拭して採用したいと思わせる方法をまとめています。

幼稚園教諭に再就職、志望動機と自己PRを作るコツ

ブランクが長い主婦に採用側が感じる不安要素

ブランクが長い主婦が応募してきた際に、採用側が感じる不安には、以下のものが挙げられます。

・保護者への対応が上手くできるか(前とは保護者の性質が変わっている・自分の方が年上になる)
・職場では年上になるので、職場の人と上手くやれるか
・時代の変化で職場の環境、仕事のやり方が変わっているが対応できるか
・ピアノはまだ弾けるのか
・体力が衰えていないか
・子育てと両立できるか

ですが、ブランクは必ずしもマイナス要素ではありません。ブランクの長い主婦が幼稚園教諭として再就職するには、これらの採用側の不安を払拭することがポイントになります。

採用側の不安を払拭する志望動機の作り方

仕事の勘が鈍っていないことを伝える

志望動機を通して、ブランク期間中に仕事の感覚が鈍ってないことを伝えることが大切です。

「自分の子どもの育児経験を通して、保育に対する考え方が保護者に寄り添ったものに変わった」、「ワンオペ育児で在職中よりも体力がついた」など、ブランク期間が幼稚園教諭の仕事に役立つものであったことをアピールしましょう。

ブランク期間中の育児経験も強みになる

育児のために退職した人の場合は、「親になったことで保護者の気持ちが分かるようになり、より細やかな対応ができるようになった」など、親の立場になったからこそ、保護者の信頼が得られることもアピール材料になります。

幼稚園にいるときと自宅にいるときで、子どもの気持ちや態度が違うことを理解できるのも、育児に専念していた人独自の強みになります。

年下の職員とも協力できることをアピール

再就職後は「年上の新人」として入職することになるので、経験の少ない年下の職員とも協力して仕事ができることをアピールしましょう。

「前に働いていたときに若い幼稚園教諭の心理を経験しているので、年下の教諭の気持ちを理解しやすく、チームワークを大事にできる」など、前職の経験に絡めて伝えると、根拠も提示できます。

幼稚園教諭の再就職におすすめの求人の選び方

家庭と両立するならパート勤務も視野に

幼稚園教諭に再就職したい人の中には、家庭との両立を希望する人も多いですが、幼稚園教諭は、時短勤務の求人はほとんどありません。

家庭と両立したいのであれば、5~6時間のパート勤務も視野に入れてみましょう。

幼稚園以外の職場も検討

平成21年4月より、教員免許は更新制になっています。これに伴い、幼稚園教諭免許も10年ごとの更新が必要になりました。制度変更前の、平成21年3月31日以前に取得した「旧免許状」の場合も同様です。

更新には数回の更新講習(原則合計30時間以上)と、受講費用3万円程度が必要です。通信教育やオンライン受講も認められています。

ですが、時短勤務を希望する場合や、免許の更新が難しい場合は、学童保育など幼稚園以外の職場も視野に入れた方が、再就職先が見つかりやすいです。

学童にも2015年に「放課後児童支援員」という資格が新設されましたが、今のところは資格がなくても就労可能です。

再就職は「人間関係」の見極めが成功のポイント

再就職に失敗しないためには、人間関係のよい職場を選ぶことが大事です。職場の人間関係を事前にリサーチしながら求人を選ぶには、保育士専門の求人サイトを利用するのがおすすめです。

保育士専門の求人サイトなら、再就職に適切な求人の紹介だけでなく、応募前に職場環境も教えてもらえます。

さらに、再就職活動に必要な書類の準備や面接対策もサポートしてもらえるので、1人で動き回るよりも効率よく選考を通過できます。選考に落ちてしまった場合でも理由を教えてもらえるので、次の応募に活かせます。

幼稚園教諭の再就職には、保育エイドという求人サイトが求人が多く、職場の内情に詳しいです。

人間関係に悩まない保育エイド

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なぜ幼稚園の人間関係は悪いの?

職場の人間関係が悪くなる理由

職員同士、同僚、先輩とのトラブル

私立は特に異動がないため、同じ職場で一度関係が悪化すると、ずっとその険悪な関係が続きます

トラブルのきっかけはとてもささいなことも多く、「エプロンの柄がかぶった」「あいさつの声が小さい」「指導計画書のミスの指摘がイヤミっぽい」など、同僚とも先輩ともモメてしまいがちです。

女性特有の人間関係の悪さ

幼稚園という職場に限らず、女性の人間関係は、男性のそれとは異なる質を持っているものですよね。

男性同士がさっぱり、サバサバしていて、ケンカになっても引きずらない一方で、女性は一度あったことは忘れず、「あなたはあの時もあんな失敗をしたし…」と過去をほじくって攻撃してくることもあります。

男性の幼稚園教諭の割合は約7~8%ですから、いかに幼稚園が女性社会か、そしてその関係も特殊かがわかります。

派閥、いじめ、陰口

小学校も中学年から高学年になると、女子はグループをつくってカーストを意識するものですが、このグループ制度は幼稚園にもあります。

園長の方針に賛成する派閥もあれば、反体制派の派閥もあります。

また、何人かのベテラン教諭によって作られる派閥もあり、別の派閥の職員と飲み会をしたり、楽しそうに会話するだけで、次の日から無視される…ということもあるのです。

ここまでくるともはやいじめであり、派閥同士でお互いの悪口を言いあっている様子は、とても園児に見せられるものではありません。

子どもとの人間関係が悪くなる理由

子どもひとりひとりの個性の違いにより接し方に苦労する

日本中で、ADHDや学習障害、自閉症などの発達障害を持つ子どもは、約61万人いるといわれている中、インクルーシブ保育が当たり前になってきています。

担任しているクラスのうち、複数人に「個性」の強い子ども、障害の診断を受けている子どもが在席し、健常児と一緒に保育活動を行うため、接し方を子どもによってかえる必要があることは、多くの幼稚園教諭の頭を悩ませています。

刺激に敏感な子ども、鈍感な子ども。動き回る子ども、動作の遅い子ども。おしゃべりな子ども、寡黙な子ども…。

これらのすべての子どもに対応できず、子どもとの間の信頼関係が崩れてしまうこともあります。

子ども全てを平等にあつかわなければならない

たくさんの子どもがいるなかで、気に掛けたい(気をかけなければいけない)子どももいれば、放っておいても大丈夫かな…という子どももいて、対応が本当に平等とは言えないことが多いですよね。

でも、ここで意識して平等に扱わなければ、子どもが帰宅してから「○○先生は、いつも△△ちゃんといて、わたしとはいてくれない。」などと保護者に言われ、長文の連絡帳が来る…ということになってしまします。

わかってはいても、30人ほどのクラスの子どもにすべて平等に接するのは難しいものです。

保護者との人間関係が悪くなる理由

些細な出来事でも連絡をしなければならない

保護者は自分が見ていない間の子どもの様子が気になるものですから、幼稚園教諭との連絡帳や、送り迎えの際の会話で、園での様子をできるだけききたいと思っています。

「靴下を自分ではけるようになりました」「新聞びりびり遊びで楽しそうに遊んでいました」「クラスの子の指が誤って目に入り、少しの時間泣いていました」など、ささいなことでも連絡しなければ、保護者からの電話、連絡帳での質問がきます。

誠実でこまかな対応を心掛けてはいても、毎日は難しい…。
ちょっとの連絡ミス・遅れが、保護者との人間関係を悪化させてしまうのです。

子どもを目立たせたいなどで保護者同士のトラブルあり、幼稚園教諭が仲裁

お遊戯会やクリスマス会など、イベント時にも幼稚園教諭がひと肌脱ぐことがありますよね。

たとえばクリスマス会に行う劇で、「あの子は去年もいい役だった」「うちの子は3年連続でセリフがない」など、与えられる役を巡ってのバトルが繰り広げられます。

こんなとき、仲裁役になれる保護者がいればいいのですが、実際は深い付き合いをしていない保護者が多いため、見て見ぬふりをしてしまい、結果的に幼稚園教諭が仲裁に入る事態になってしまうのです。

公立は毎年職員が入れ替わるが、私立はずっと同じメンバー

公立の幼稚園は転勤があるため、職員の入れ替わりがあります。
そのため、保護者と万が一トラブルがあっても、翌年に転勤だと引きずらないというメリットがあります。

一方、私立は転勤が基本的にないため(同じ系列で姉妹校がある場合は、私立でも転勤になることもあります)、年少児の保護者と卒園までずっと関係を維持しなくてはいけないのです。

年少児に気まずくなってしまった保護者と、3年間ずっと送り迎えの対応、行事などで顔を合わせなければならないことは、非常に気まずいですよね。

幼稚園教諭が人間関係の良い職場を見つける方法

公立幼稚園に転職

公務員なので職員の異動・入れ替えがある

公立幼稚園の職員は公務員ですから、定期的に職員の異動と入れ替えがあり、幼稚園教諭のメンバーも固定的ではありません。

そのため、新しく人間関係を築く面倒さはあるものの、風通しのよさから人間関係も新しくなり、幼稚園での人間関係の悩みが長く続くということがないというメリットがあります。

公務員試験に合格しなければならない

ただし、公立幼稚園の職員はすべて公務員試験にパスしなければいけません。

一次試験高卒程度の国語・数学・理科・英語・社会が基本科目としてあるほかに、専門科目として幼稚園教諭の専門的知識が問われます。

二次試験では面接、作文、適性検査、ピアノや工作などの実技検査があり、これらすべてにパスする必要があります。

私立に転職するなら面接前に女性職員の雰囲気を職場見学で確認

転勤や異動がない私立幼稚園に転職するなら、事前に職場見学で女性職員同士の人間関係や雰囲気をチェックすることをおすすめします。

園見学の案内人は幼稚園の中核ポストであることが多いため、採用後はあなたの直属の上司になる可能性が高い人物です。そのため、案内人の人柄もチェックしましょう。

男性保育士は、女性しかいない職場よりも同じ男性保育士がいる職場の方が働きやすいので、園見学の際に「男性保育士は在籍していますか?」などと質問して下調べをしておく必要があります。

院内保育所への転職

人間関係に悩まない転職を実現するためには、公立・私立というすみわけは置いておいて、病院内保育所に転職するという選択肢もあります。

院内保育所は、病院に勤務している職員の子どもの保育を行うものです。
メリットは、1人あたりの保育士が見る子どもの人数が少ないこと、そして院内保育所で勤務する保育士の人数が少ないので、もめごとが起こりにくいという点です。

行事も少ないので、仕事の負担も大きくなく、行事ごとに職員間で対立するようなこともないため、院内保育所の人間関係はよい傾向にあるのです。

転職前に職場見学する方法

職場見学するなら、保育士専門サイトへ登録しましょう。

保育士専門サイトでは、転職先の園の情報を知る事ができ、人間関係の良い保育園を厳選して紹介してくれます。

登録すると職場見学や保育体験ができ、自分の目で人間関係を確かめられるので、おすすめです。

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まとめ

ブランク=マイナス要素ではありません。以下のポイントを採用側にアピールできるように準備しておくことが大事です。

・育児経験を通して子どもの気持ちや態度がよく分かるようになった
・親になってみて保護者の気持ちがわかるようになり、保護者に対して細やかな対応ができる
・若い保育士の気持ちを理解でき、チームワークを大事にできる

幼稚園教諭という職種だからこそ、ブランク期間で経験したことは再就職の際のアピールポイントになります。ブランクを強みに変えて、再就職を成功させましょう。