大好きなゲームを仕事にしたい! ゲーム業界で働きたい!と、憧れている人もいます。
未経験からゲーム業界に転職できるでしょうか?
ゲーム業界にはどんな職種があり、どんな仕事内容なのでしょうか?
やっぱりハードワークでブラック業界なのでしょうか?
ゲーム業界の現実や将来性は? 必要なスキルや資格は?
知らないからこそ不安になりますし、転職して失敗はしたくないですね。

ゲーム業界に未経験で転職を目指す人へ未経験転職を成功させるための求人の選び方について、情報をまとめました。

ゲーム業界での仕事内容は?どんな職種があるの?

ゲームの種類もいろいろ

ゲームはデジタルだけでは無い

ゲーム業界といっても、ゲームの種類は実はさまざまで多様です。
広義ではボードゲームやカードゲーム、パチンコ業界もゲーム業界です。
約40年前にファミコンを開発し、現在『Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)』が大人気の任天堂は、もともとは花札メーカーでした。

デジタル系ゲームの分類

家庭用ゲーム機やPC、モバイル端末、ゲームセンター機器など、デジタル系ゲームでもハード機器によって区別されます。ハード機器を作るメーカーもあれば、ハードのためのゲームソフトを制作する企業もたくさんあります。

①家庭用・据え置き型ゲーム機器、コンシューマー用ゲーム

古くはファミコンからPS4、Xbox系TVゲームと呼ばれる添え起きタイプのゲーム機器用ソフト。「PlayStation VR」や「Nintendo Switch」など、単なる据え置き型では無い拡張タイプのゲーム機器も含みます。

②家庭用・携帯型ゲーム機器用ゲーム

家庭用コンシューマー向けの中で、3DSやPSP・PSVitaなど、ディスプレイに接続しない小型のゲーム機器用ソフト

③モバイルゲーム(ソーシャル系アプリ)

スマホやタブレットをゲーム端末としたスマホアプリのゲーム。SNSゲームとも呼ばれる。

④オンラインゲーム

主にPC類をインターネット常時接続して、オンラインで操作するゲームネトゲとも呼ばれ引きこもり系イメージもあるが、eスポーツとしてビジネス分野も拡大している。

⑤ゲームセンター用

ゲームセンターなどの業務用ゲーム機器をプラットフォームとする専用ソフト(プログラム)
リズムゲームから格ゲーまで、近年は学生だけでなく高齢者の集いの場にもなっている。

⑥パチンコ・スロット向け

パチンコ業界もゲーム業界に分類されますが、プログラム開発の形態にも差異があります。

ゲーム機器・プラットフォームの変遷

デジタルゲームの場合、ゲーム機器であるハードをプラットフォームとして、ゲームソフトを動かしています。
ほんの数年でゲーム機器は進化・衰退して製造中止になることも多くあります。
常に最新のプラットフォームのためにゲーム開発を続け、数年先のことも分からない不安定な業界です。

ネトゲとソシャゲの二極化

ゲーム廃人的ゲーマーは、高スペックマシンと大型ディスプレイを使用しオンラインでゲームしています。近年は家庭用ゲーム機器でもオンラインタイプのゲームも増えていて、美麗なグラフィックやスピード感やモーションなど、高い技術が求められます。
逆に誰もが気軽に楽しむスマホアプリ、ガチャでの課金をメインとした簡易なSNSゲームとの二極化が進んでいます。

ゲーム業界は過渡期

ソーシャルゲーム業界はWEB業界であり、自社で開発からサービス運営まで実施しています。従来のソフトウェアを販売するタイプの家庭用ゲームの市場は縮小しており、従来型のゲームソフト制作会社は苦境に立たされています。
VRの登場により新展開も想定され、ゲーム業界はドラスティックに変化し続けています。

ゲーム業界の職種と仕事内容まとめ

ゲームプランナー

ゲームクリエイターとも呼ばれるゲームの企画をたて、デザインや原案、設計・仕様書をかく監督のような立場です。企業によって、制作スタッフをまとめるゲームディレクター、総監督のようなプロデューサーと兼務しているケースも多々あります。

シナリオライター

ゲームのシナリオを書く作家ですが、ゲームの種類によっては本格的なシナリオは不要で、プランナーが担当することもあります。シナリオライターが活躍するのは、小説や映画のように物語性の高いゲーム、世界観の作りこまれた本格派ゲームです。
女子向け乙女ゲームでは、人気のシナリオライターにはファンがついています。

グラフィックデザイナー

イラストやキャラクターのデザインや背景・各種アイテムなど、ゲームのビジュアル面を手掛ける仕事です。画像処理ソフトのスキルは必須で、3DCGを制作する、エフェクトデザインやUI・UXをデザインすることもあります。プランナーのイメージをデザインに落とし込み、ゲームのイメージ通りに動かしてもらえるようにプログラマーと連携します。

サウンドクリエイター

BGMだけでなく効果音やシステム音も含めて、ゲーム全体の音を担当し作曲もします。
サウンドプログラミングの知識やスキルもあるとよいでしょう。

ゲームプログラマー

企画書や仕様書に沿って、デザイン、サウンド、グラフィックなどをまとめ上げて、ゲームとしてスムーズに動くようにプログラミングします。

デバッガー

ゲームのプログラムにバグ (不具合) を見つけて、修正のための報告をする仕事です。
修正はプログラマーが行うので特殊スキルは必要ありませんが、ひたすらゲームを操作しバグを探し出す、単純だけど細かく忍耐力の必要な仕事です。
ゲーム好きな学生バイトなどが担っているケースも多々あります。

サーバーエンジニア

ネット経由のオンラインゲームのための、自社の専用サーバーを管理運用する技術者です。
サーバーエンジニア(インフラエンジニア)の需要は急増しており、unityや Unreal Engineなど新しいサーバーエンジンを扱えるエンジニアは特に人気です。

働く場所はメーカーかデベロッパー

ゲーム業界で働く場合、ゲーム機器をつくるハードメーカー(任天堂やソニー)というより、ゲームソフト開発制作会社がメインでしょう。

ソフトメーカー(パブリッシャー)

ゲームソフトメーカーは、任天堂やコナミ、セガなど資本力のある大手企業や有名企業で、ゲームを発売し宣伝する会社です。自社内で企画開発することもありますが、主に企画プロデュースを担当して、実際の開発は外注するケースが多いです。
会社組織もキチンとしていて、給与ベースも高く安定しています。

デベロッパー(ゲーム受託開発)

メーカーからゲーム開発業務を受注して制作する中小規模の企業です。
従業員が5~30人程度の小さな規模のゲームソフト会社が多く、ゲーム業界の大多数がこのパターンです。得意分野をもち企画プラニングから関わる企業もあれば、下請け作業メインの制作会社もあります。

ゲーム業界の平均年収と待遇

平均年収は539万円、バグ修正で残業多し

ゲーム業界の平均年収は600万円程度で、他業界や業種の中でも高いレベルです。
大手企業なら年収も高くゲームプログラマーでも年収700万円くらいですが、小規模な会社や運用業務を行う場合は年収が低い傾向です。
制作現場は膨大なデバック作業に追われ、開発途中で何度もチェックとフィードバックを繰り返すため、長時間労働にもなりがちです。裁量労働制が基本なので、労働量の割に報酬が合わないと思う人も、決して少なくありません。

納期は発売日の2ヶ月前

どうしてもゲーム業界は労働時間が長く、残業や休日出勤も多々あります。
ゲームソフト受託制作会社、デベロッパーの納期は、メーカーが告知した発売日の2ヵ月前ですが、開発途中でもイベント時や宣伝のためにβ版として提供することもあります。
納期前にはかなり過酷な日々が続きますので、好きで無ければできない仕事です。
ムチャクチャな繁忙期と仕事の無い閑散期があり、閑散期には長期休暇が取得できることもあります。

ゲーム業界のキャリアパス

製作スタッフからのキャリアパスとして、ゲームディレクター、ゲームプロデューサーがあります。
ディレクター職はプロジェクトチームのリーダーとして、スケジュールの管理進行、現場ディレクションを担います。大手には1000万円近い年収のディレクターもいますが、小さな制作会社ではクリエイターが兼任する場合もあります。
プロデューサー職は、プロジェクト全体を動かす総合監督で、ゲーム企画のすべての責任を担う立場です。

未経験だけどゲーム業界に転職したい!どんな求人を選べばいい?

こんな求人は避けるべし

受託開発メインの零細ゲームソフト制作企業の場合、かなりハードで過酷な労働環境の場合も多々あります。プラットフォームの推移に対応できず、優良タイトルを作っていながら時流に乗れなくなり倒産するケースもあります。
小規模な零細会社、下請け会社には、ブラック系企業もありますので避けた方が無難です。
給料が低く残業の多い会社、スキルが身につかないような会社の求人も、応募前に避けたいですね。

まったくの未経験ならデバッガーからスタート

ゲーム業界への未経験転職は可能ですが、中途採用では経験者重視のため専門職への敷居は高いです。特別な開発技術や知識がいらないデバッカーからゲーム業界へ入り、経験の幅を広げていくのもアリでしょう。若年層ならアルバイトから経験する手もあります。

中堅のアプリ制作会社なら未経験でも採用される可能性あり

スマホゲーム市場は急成長しており、積極採用中のアプリ制作会社も多数あります、
未経験者OKの求人も多数あり、制作の技術系職種(プログラマー等)ならゲーム未経験でも歓迎されます。小さな会社はブラックリスクも高いため、狙い目は中堅どころでしょう。

IT・WEB業界経験があるなら、大手Webベンチャー企業へ

IT業界やWeb経験があるなら、今までのキャリアやスキルを活用できる大手Webベンチャー企業がおすすめです。
Webゲームを制作している大手ベンチャー企業なら年収も高く、待遇も期待できます。
ゲーム業界未経験者なら、まずは派遣・アルバイトからスタートする方法もあります。
派遣会社に登録して大手ゲーム会社に派遣されれば経験値も増えますし、職歴として派遣先の大手企業名を記載することも可能です。

ゲーム業界に転職するための勉強方法

オンラインや通信教育・書籍で独学することも可能ですが、スクールや専門学校に通うのが一番です。土日に開催されている「社会人教育サービス」を受けてみるのもよいでしょう。

未経験から転職可能なゲーム業界のホワイト求人を見つける方法

転職サイトやハローワーク求人には、ブラック企業も多々紛れており優良な求人を見つけるのは難しいです。
未経験者可の求人案件は実は高リスクな場合も多いので、事前調査が必須です。
ゲーム業界への未経験転職なら、コンサルタントが事前にブラック企業を排除する転職エージェントを活用して、優良な求人を紹介してもらいましょう。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

日本国内最大手で、トップを走る巨大な総合型転職エージェントです。
多数のクライアント企業の求人案件を大量に抱えていますので、IT業界やゲーム業界の非公開求人も多々あります。
企業情報にも精通しているので、未経験可でも安心のホワイト求人を紹介してもらえます。

リクルートエージェント公式サイト

まとめ

ゲーム業界への未経験転職は、実務経験がない人にはハードル高めなのは事実です。
IT業界経験があれば有利ですが30代後半になると厳しいので、転職するなら若いうちに限ります。
基本的にハードワークなゲーム業界ですが、ブラック企業を避けるために、転職後のミスマッチを避けるにも、転職エージェントを活用しましょう。
未経験転職なら特に転職サポートが頼りになります。

オンラインゲームとスマホアプリの二極化も進行中で、従来のゲーム業界の勢力図も変わりつつあります。
業界動向や将来性もチェックしつつ、新しい世界へチャレンジしてみてください。