仕事をしていても、同じようなミスで1日に何度も上司や先輩社員から叱られていませんか?何をやってもミスばかりで、どうして自分はこんなに仕事がうまくこなせないのだろう…もしかしたら何かの病気なのでは…と考える人もいるでしょう。
この記事では、毎日ミスばかり繰り返すのは果たして病気のせいなのか発達障害だとしたら対処法はあるのかについて紹介します。

毎日、同じミスばかり。原因は病気の可能性もアリ

叱られる内容がいつもたいてい同じで、直そうと思っても直せない場合、もしかしたら発達障害の可能性があります。

ADHD(注意欠如・多動性障害)

ADHD(注意欠如・多動性障害)は、発達障害の1つであり、以下のような行動の特徴から3つのタイプにわけられています。

1.多動・衝動性優勢型じっとしていられない、人の話の途中でも自分の話を始める、しゃべりすぎる、質問が終わる前に答えてしまう。

2.不注意優勢型:いつもぼーっとしている、人の話を聞いていない、活動を順序立てるのが難しい、必要なものをしばしば紛失する、外からの刺激(音・光など)で簡単に注意がそれる。

3.混合型:1と2の両方の特徴がみられる。ADHDの約8割は、この混合型である。

ADHDかどうかは素人では判断できない

発達障害は、上述したADHD、LD(学習障害)、自閉症スペクトラムの3つの障害から成っていますが、それぞれを区別した診断を行える医師が少なく、医師以外の一般人が発達障害の中でどの障害であるのかを区別することは容易ではありません

また、発達障害は合併しているケースも多く、ADHDとLD、ADHDと自閉症スペクトラム、3つすべての発達障害など、複数の症状を同時に抱えている人もいます

ADHDによく似た症状を示す精神疾患

また、上記のLD、自閉症スペクトラム障害の他にも、ADHDの症状に類似した症状を示す精神疾患があります。

知的障害(軽度):知的水準が同年齢に比べて低い
双極性障害(躁うつ病):躁状態とうつ状態を一定のリズムで繰り返す
愛着障害:幼少期に養育者から虐待される、愛されなかったなどの過去を持つ
不安障害:漠然とした不安が長期的に継続し、日常生活が脅かされる

上記のいずれも、万が一診断が出た場合は、仕事どころか生活自体が困難になる可能性のあるものばかりです。
仕事でミスをしてばかりで…というレベルではなく、もしかしたら働き方や、働く場所を変えたり、休職して様子を見たほうがよい場合もあります。

もし何かの発達障害なら対処法はある?

メール・電話相談をしてみる

産業医への相談

発達障害かもしれない…と思ったら、産業医に相談してみることをおすすめします。
発達障害の専門医ではなくとも、辛さをわかってもらえるという体験が、あなたを大きく救うはずです。

また、近年の産業医は「大人の発達障害」についても学会などで研修を積んでいるため、職場での対処法についてもアドバイスをもらえるかもしれません。

ADHDの症状の一部には薬物療法も効果的

医療機関でADHDだという診断を受けた場合、あるいは障害名を限定せずに多動・衝動性が強いという診断をされた場合でも、薬物療法で一時的に症状を抑えることができます
ADHDの約8割に効果が確認されており、集中力が向上し、落ち着いて行動できるようになります。

アメリカでは既に一般的に処方されているコンサータ(一般名メチルフェニデート)やストラテラ(一般名アトモキセチン)という薬物ですが、日本でも処方する医療機関が増えています。

これらの薬物は、衝動・多動の原因となるドーパミンの再取り込みを抑制して、神経伝達をスムーズにします。
薬効は一時的なもののため、ADHDの症状が抑えられるだけで、まったくなくなるものではないことに注意しましょう。

(参考図書:榊原洋一 『図解よくわかる発達障害の子どもたち』)

どんな障害であっても強みは必ずある

偉人にはADHDだったと言われている人も

日本や世界で活躍した偉人の中には、ADHDだったと言われている人も数多くいます。
かの有名な発明家トーマス・エジソンも、第35代アメリカ合衆国大統領のJ.F.ケネディADHDだったと言われているのは有名な話です。
(参考図書:水野智美 『ADHDのある子どもの保育』)
彼らは、落ち着きがなく、不注意の傾向があったものの、それ以上にとてつもない発想力や、独創性という強みがありました。

たとえあなたがADHDだったとしても、ADHDはひとつの特徴に過ぎず、あなたの中に眠っている、あるいは見つけられずにいる魅力・強みがあるはずです。

それぞれの障害の強み

たとえば自閉症スペクトラム障害の場合、こだわりの強さから、「違いに気が付く」という強みがあります。これは検品などの作業に有効でしょう。
また、自閉症スペクトラム障害の中にも、クリエイト系の作業が得意な人もいるため、他の人には思いつかないような独創的な作品・アイディアを生み出すことができるでしょう。

また、知的障害でも軽度であれば、一連の作業を覚えて繰り返すことができるため、事務職として働いている人もいます。
今は産業医や社会の理解もあるため、適材適所を与えてくれる企業も多いのです。

病気以前に単に不器用なだけかも?仕事の進め方の問題に気付いている?

職場にいる不器用な人あるある

毎日仕事でミスをしてしまう理由が、障害などではなく、「不器用」というその人自身の特徴のひとつに過ぎないということもあります。
不器用な人の特徴として、以下のようなことが挙げられます。

・1つの作業にかかる時間が長い
・感情表現が苦手で人に頼みごとができない
・決断するまでに時間がかかる
・頼まれたら断れない
・1つの物事を深く考えすぎる

以上のような特徴から、不器用な人自身が最も仕事のし難さを感じているのに、周囲からも仕事ができないことで責められて、精神的な負担はかなり高いといえます。

不器用な人は仕事のやり方を変えよう

失敗リストで失敗の共通項を見つける

自分は不器用だ…という自覚のある場合は、ただ落ち込むのではなく、仕事のやり方を変えた方が建設的です。
毎日失敗している人の中には、失敗のことを一刻も早く忘れたいという理由からあまり振返らない人もいますが、同じ失敗を繰り返さないためにはあえて失敗を振り返りましょう
失敗リストを作成してみると、自分がどこでどのような失敗をしてきたのかを客観視できるため、共通項を見つけることができます。

たとえば細かい確認が苦手、納期の期限が短いとクオリティが下がる、報告ができていない…など、失敗の共通項を見つけて特に注意して働くことで、ミスを減らせるかもしれません。

自分だけのマニュアルを作ってみる

ある程度の規模の会社であれば、作業マニュアルがあるところも多いでしょう。また、入社してから一定期間はOJTを通して作業内容を勉強できる機会もあったのではないでしょうか。
しかし、毎日同じようなミスをしている場合、最初に教わったことがきちんとできていない可能性があります。
また、不器用な人の中にはインプットが苦手な人もいるため、最初の教育期間にインプットしきれず、同じようなミスを繰り返しているのかもしれません。

このような場合、もう一度マニュアルを見直し、自分が失敗する箇所にはマーカーをひいたり付箋をつけるなどして、自分だけのマニュアルをつくることも有効です。
他の人はミスしてなくても、なぜか自分だけがミスをする作業手順がカバーできたり、インプットができなくても困った時にその都度マニュアルを読めば、同じようなミスを未然に防ぐことができるでしょう。

診断テストで自分に合った仕事を見つける

転職サイトは求人を紹介するだけでなく、診断テストなども数多く用意されています。性格診断や適職診断などを活用することで、自分に合った仕事は何なのか、自分の理想の働き方ができるのはどんな職種なのかを診断してもらうことができます。

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まとめ

仕事で毎回同じようなミスをしてしまう…これって病気なのでは…と思う人もいますが、実際にADHDなどの発達障害の診断がつくこともあれば、診断がつかずにただ「不器用な人」である可能性もあります。

もしもADHDかもしれないと思ったら、産業医に相談してみましょう。心理検査などを通して診断がつくこともありますし、そうなれば薬物治療で多動・衝動性を一時的に抑えることもできます。
また、診断がつかなかった場合でも、誰にでも強みがあることから、適材適所に配置してもらえるかもしれません。

不器用な人の場合、ミスをそのままにせずに分析したり、自分だけの作業マニュアルを作って、ミスと向き合って対処することをおすすめします。