「別の保育園に転職したい」「ブランクがあるけどまた保育士をやりたい」「未経験だけど保育士に転職したい」「保育士以外の仕事をやりたい」など、さまざまな転職パターンがありますよね。

ここでは、保育士から保育士、保育士から異業種など志望動機の例文を転職パターン別にまとめてありますので参考にしてください。

保育士の転職、採用担当者が納得する志望動機の書き方

保育士→保育士の場合

保育士から保育士、職種を変えずに働く場所だけ変えたい、という転職の場合、「どうして今までの園ではなく、この園で働きたいのか」という点をうまく説明する必要があります。
例えば、応募先の保育園の保育理念や方針に共感した、応募する園が力を入れているスポーツや音楽などの活動が自分の特技と合致しているなど、その園に感じた魅力と自分の能力とのマッチングをアピールするのも効果的です。

応募書類を書く上でやってはいけないこと、採用担当者が知りたいこと

前の職場の悪口や不満を言ったり、志望動機に「自宅から近いから」「時間が合うから」といった自己都合を理由に挙げたりするのは厳禁です。たとえその理由が本音だとしても、採用担当者はそれを知りたいわけではありません。採用担当者は、園にどんな魅力を感じてくれたのか、あなたを採用するとどんなメリットがあるのか、といったことを知りたいのです。

保育士から保育士へ転職する場合の志望動機の例文

例文:キャリアパス(クラス担任→主任→園長)を導入していることで、経験と実績を積み重ねられるような環境が整っていることに惹かれました。将来は、園長として園の運営にも携わりたいという希望があるので、皆さんのご指導の元、経験を積みたいと思っています。

例文:どろんこになったり、時にはケンカもしたり、子どもがのびのび遊べる場所が年々減っています。子どもにとって遊びがいかに重要か、という信念を持ち、アットホームかつ自然の中でのびのび遊ぶことを重要視している保育に共感し、ぜひ貴園で働いてみたいと思いました。

このように、共感した点を伝えたり、保育士としてのキャリアアップを目指している、という向上心や計画性をアピールしたりすると良いです。

前の職場と違ってどこが良くて応募したのかを明確にする

人数が多い園ではなかなかできないけれど、小規模園ならチャレンジできることもあります。小規模園のアットホームな雰囲気にひかれた、自分のやりたいことができる、ということが転職理由・志望動機にもなります。

例文:前の職場は大規模だったため、園児一人ひとりにしっかり関われないジレンマがありましたが、ここでは園児の個性に応じた保育ができると思い志望いたしました。

経験以外にも保育士で重要なことをアピール

子どもたちの大事な命を預かる保育士ですが、保護者に対するサービス業という側面も増えてきました。また、男性が増えてきたとは言え、まだまだ女性の多い職場なので、人間関係に悩む人が多いのも事実です。そのため、保護者や同僚との良好な関係を築く能力はとても大切です。

例文:前の職場では、人間関係で悩んでいる同僚の相談に乗ることが多かったです。また、現場の雰囲気が悪くならないよう、他の保育士の言動に一喜一憂せず、みんなが楽しく仕事ができるような雰囲気作りにも気をつけていました。そのような経験を活かし、職場の仲間とのチームプレーを大事にして仕事をしたいと思い志望いたしました。

前の職場の退職理由をネガティブに書かないことも大切です。退職理由は必ず聞かれる質問です。人間関係がうまくいかなかった、仕事が大変だったなど、ネガティブな理由はマイナスになります。もし、人間関係が大変だったとしても、それをどう改善しようとしたか、努力の過程などを伝えるようにします。

ブランクがある保育士の場合

まずは、たとえブランクはあっても即戦力になることをアピールします。
保育士は慢性的な人手不足です。少々のブランクは現場で動いて埋めてもらう、という現場主義の考えも浸透しているので、あまり心配する必要はありません。
また、幼稚園教諭の免許しか持っていない、という人も保育補助として働くことができます

ブランクがある保育士の志望動機例文

例文:ブランクはありますが、以前10年間働いた事、出産・子育て経験があります。自分自信が子育てを経験したことで、親御さんの気持ちをより理解できるようになりました。以前よりも保育士としての資質が備わったと自負しており、また復帰したいと思いました。

保育士以外の仕事で活かせる経験があればそれをアピールするのも効果的です。最近は、さまざまな教育にも力を入れている園が多いので、英語やダンス、音楽や書道、そろばんなどの経験も役立ちます

例文:リトミックを後輩に指導した経験を活かして、貴園でもリズム体操を教えられます。0歳児から年齢に応じたリズム体操を教えられるので、どの年齢のクラスにも対応できます。

未経験→保育士の場合

保育士になりたいと思った経緯を書きます。「子どもが好きだから」「自分が保育園に通っていた頃、先生に優しくしてもらったから」くらいでは具体性に欠けます。自分が憧れた保育園の先生がどんな人だったのか、だからどういう保育士になりたいのかなど、具体的なエピソードを盛り込むのがおすすめです。

例文:育児休暇中の友人が、保育園に入れないと悩んでいました。待機児童が問題視されている昨今、保育士になって少しでも待機児童を減らすことに貢献したいと思います。お母さんが安心して働ける環境を作りたい、働くお母さんを応援したい、という気持ちで保育に携わりたいと思っています。

子育ての経験もアピール材料になる

子育ての経験は、何にも代えがたい強みになります。子育てを経験したことで、保育の現場で活かせることがあれば、それを通して即戦力になれます、ということをアピールします。

例文:子育ての経験で、保育園に通う年齢の子どもたちの発達時期の過ごし方がいかに大切かを知りました。児童館や公園などでたくさんの親子と関わる中で、子どもとのコミュニケーションの取り方や気遣いを学びました。それを保育の現場でも活かせます。

保育士のパートに応募する場合

保育士はパートの求人も豊富にあります。保育士資格はあるけれど、子育て中でフルタイム勤務が難しいため、パート勤務を希望する人も多い職種です。また、保育園側もこどもの送迎時間やコアタイムだけ増員したいなど、短時間勤務の需要が多くなっています。パートでは、子育てと両立しながら保育士をする上でどんな働き方ができるかを応募書類の中に書く必要があります。
ただし、パートだからといって、「近所だから」「子育てが落ち着き時間に余裕ができたから」という理由を書くことは避けます。

保育士のパートに応募する際の志望動機の例文

保育士にとって、自分自身が出産・子育てをすることは、かけがえのない経験です。自分自身の出産・子育ての経験は、志望動機にうまく落とし込むのがおすすめです。

例文:自分自身の出産・育児の経験は、園児に対するお世話やコミュニケーションはもちろんのこと、保護者に対する接し方にも活かせます。ともに子育てを経験している立場でもあり、保護者の話を受け入れ、共感することができます。

子育て中に働く場合の心配事は予め解消しておく

子育て中の場合、子どもの急な体調不良などが仕事に影響を及ぼすことも考えられます。出来る限り配慮してくれる職場も多いですが、働く側の責任として、そのような場合にも子どもの預け先があることを予め示しておくと、採用担当者からしても好印象です。

子どもの預け先があることを伝えるための例文

例文:子どもは小さいですが、祖父母と同居していますので、体調不良などで園に預けられないときには任せる事ができます。子どもの行事の際は休みをいただきたいですが、一年に数回程度です。1ヶ月前には予定がわかるので、できるだけ早くお伝えして、ご迷惑にならないように気をつけます。

このように、やんわりと事前に伝えると良いです。一方的に休みが欲しいではなく、休みをもらうときにはこのようにします、といった職場への配慮が見えると尚良いです。

男性の保育士転職の場合

近年は、男性保育士の活躍の場も増えてきました。保育園での仕事には、力仕事もたくさんあるので、男性の力が頼りにされ、重宝されているのも事実です。ただし、男性の保育士転職は、女性とまったく同じようにはいきません。女性にはできないこと、男性保育士ならではの特技や志望理由などを上手にアピールするのが効果的です。

「子どもが好き」は大前提、その先にアピールできることを探す

保育士として働き、日々子どもたちと接するためには、子どもが好きなことは大前提です。それに加え、女性とは違うところをアピールする必要があります。
男性ということで、女性よりも体力があること、おおがかりな製作が得意なことをアピールするのも効果的です。

男性保育士が転職する場合の志望動機例文

例文:体力に自信があり、ダイナミックな遊びができる強みがあります。エンドレスの鬼ごっこにも負けません。子どもたちの第二のお父さんのような存在になれたら、と思っています。

男性の場合、体力勝負のパワフルな遊びや、重い荷物を運んだり、園の備品を修理するような大工仕事もこなせると助かります。

保育士が事務など異業種転職するときの志望動機の書き方

保育士資格を生かせる転職先の場合

近年、待機児童解消のための対策として、企業内保育所や院内保育所といった職場単位の保育所が増えてきています保育専門会社に委託している場合も多いのですが、中には企業や病院に直接雇用されながら、保育士として働くことができるケースもあります。

異業種でも保育士資格を活かせる職種に転職する場合の自己志望動機の例文

保育士の資格を活かせる転職先は、ある程度職種が限られてきます。その中で、なぜ転職先をここに決めたのかを書くことが求められます。たとえば、発熱などで集団保育ができない子どもを預かる病理保育士のニーズも高まっています。

例文:貴園の求人を拝見、見学し、子どもたちの笑顔、職員の方の笑顔あふれるところがとても印象に残り、病理保育士として働きたいと思いました。

全くの未経験転職の場合

事務や接客業と言った全くの未経験の業種・職種へ転職する場合、これまで培ってきた保育士の経験を応募先でどのように活かせるかを書くことが重要です。これは、保育士に限らず、未経験への転職ならどんな業種・職種でも同じことが言えます。
そのためには、応募先の企業についてじっくり調べる必要があります。企業の経営方針や業務内容を踏襲し、正しい方向性でアピールすることを忘れないでください。

未経験の業種・職種へ転職する場合の自己志望動機の例文

例えば、サービス業への転職を希望している場合の例文はこのようになります。

例文:子どもや保護者、同僚や先輩の保育士といったさまざまな立場の人達と日々関わり、大勢の中で過ごす中で培ったコミュニケーション能力をサービス業に活かせます。

業種や職種は異なっても、コミュニケーション能力は共通して必要なので、自己PR材料におすすめです。

志望動機は第三者にチェックしてもらうべき理由とは?

無理やりひねり出したような志望動機は面接官に見抜かれる

上手に自分の思いを伝えられる志望動機が思いつかないときは、遠慮せずにキャリアコンサルタントに相談してみてください。保育士の転職に精通したプロなら、今保育園で求められているのはどのような人材か、ということもよくわかっているので、一緒に考えてもらうほうが確実です。履歴書・職務経歴書の書き方の指導や添削もお願いできます。

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※代表者は元リクルート社の人材紹介と求人広告事業部の出身で、異業種転職も元リクルートのネットワークでサポートできます。

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まとめ

転職パターン別の志望動機のポイントは以下のとおりです。

・保育士から保育士へ:前の職場と違ってどこが良くて応募したのか
・ブランクありで保育士へ:ブランクはあっても即戦力になれる
・未経験で保育士へ:保育士になりたいと思った経緯を書く
・パートで保育士へ:子持ちが保育士をするうえでどんな働き方ができるか
・保育士から異業種へ:なぜ転職先をここに決めたのか

転職活動には保育士専門サイトなどを利用して求人を探してもらい、志望動機も一緒に考えてもらいましょう。