新型コロナウイルスによってもたらされた生活習慣の変化は障害者の就職にも影響を及ぼしています。コロナの影響で企業側には人事採用において新たな采配が必要となっていますし、求職者側としてもネットや新たなツールを利用した働き方へのシフトや、場合によっては求職活動を一時中断せざるを得ない人もいます。

そのような情勢の中で、特に障害者の就職や転職についての今後の見通しに、多くの不安や心配の声が聞かれます。

障害者の就職事情とは

一口に障害といっても、精神・発達障害、そして身体障害に分けることができますが、障害者の就職における最大の問題点の一つが「精神障害者の雇用や仕事の質の低さ」といわれています。精神障害者の雇用問題に対処するため、政府は2018年に障害者雇用促進法を改正し、より多くの精神障害者の雇用を確保するために、法定雇用率に精神障害者を含めるようにしました。

このような政府の取り組みは歓迎されていますが、それでも悲しいかな、働く意思はあるのに働き口がない精神障害者がまだまだ多いのが現状です。他方、身体障害がある人は、外見に現れる特徴から障害が理解してもらいやすく、周りも比較的フォローしやすいといえます。

とはいえ、中には周りの過剰な配慮に悩んだり、逆にしてほしい援助を言い出せないことも。大切なのは、企業側に就職してからどんな助けがあれば自分の能力を活かせるか、という点を分かってもらうことです。また、企業側としても、障害ゆえにどのような困難を抱えているのか、仕事を続けるためにはどのような配慮が必要なのか、把握しておきたいと思っています。

そのため、障害者が就職を成功させるためには、自分の障害を理解してもらう努力や、必要とする支援を周囲の人にはっきりと伝えておくことが重要です。

障害者の就職には選択肢が2つ

障害者の方が仕事を探す場合には、大きく分けると2つの形態があります。それは「クローズ就労」と「オープン就労」と呼ばれ、クローズ就労は障害について伏せた形で求職活動する方法です。他方オープン就労は、自分がどんな障害を抱えているのかを企業にオープンにした上で求職、就職する方法です。

それぞれにメリットデメリットがあるので、事前にどちらの方法を選ぶ方が自分にとって益があるのか考えておくことが必要です。

クローズ就労は一般採用と同じ形になるため、より求人数が多いことや、職業選択の幅も拡がります。また、障害者として就職することと比べて、収入が多い傾向にあります。それに対して、オープン就労は障害をオープンにして、障害者のための採用枠で雇用してもらいますので、トラブル時など職場での理解が得られやすいことや、進んで障害者の採用を取り入れている大企業での就職チャンスがあります。

また、「障害者雇用促進法」という定められた法律の恩恵を受けることができるというのも、オープン就労のメリットの1つです。

障害者の就職転職には転職エージェントがおすすめ

とはいえ、障害者の就職や転職に際しては、悩みが多いのも事実です。障害者の抱える悩みの中には、キャリアアップしたくても障害者向けの求人では見つけにくい、自分の抱える障害に適した職種や職場を見つけるのが大変など、なかなか自分の力だけで求人情報を探すのが難しいという悩みが多く見られます。

また、希望しているような業種での「障害者向け」求人広告がないように思える、障害を負ってからの就職や転職自体が初めてなので不安に感じるなど、障害を抱えていることで生じるさまざまな心配も。そうした障害を持つ人ならではの就職・転職の難しさに対処する上では、転職エージェントのサポートを利用するのも1つの方法です。

転職エージェントの利用でどのようなサポートが受けられるのか

転職エージェントの利用で受けられる支援はエージェントによって異なりますが、基本的に就職・転職活動全般のサポートをしてくれるエージェントがほとんどです。具体的には、求職者のキャリア診断から求人情報の提供、そして企業の選択や面接までの一連の就職活動を全体的に支えてくれるのです。

1.書類作成のサポート

転職エージェントが助けてくれる分野の1つは必要書類の作成です。履歴書や職務経歴書などの応募に必要な書類の作成や、障害を理解してもらうための書類の書き方などを教えてもらえます。多くの転職エージェントでは、専門の就職支援スタッフが付いてくれるので、書類の作成等に関して個人的に添削・アドバイスを受けることができます。

2.面接時のサポート

また、企業との面接の前には、模擬面接を実施するエージェントが多く、複数回模擬面接を繰り返すことで、リラックスして自分の長所や企業への要望等を上手に伝える練習ができます。場合によっては、実際の企業との面接に付き添ってくれることもあります。

プロのサポートを受けることで、自分一人では話せないことを伝えることができるようになり、相手の企業側にとっても求職者についての理解を深める助けになるので、遠慮せずに相談することをおすすめします。また、実際の面接後には面接を振り返っての復習を行なうエージェントも。何が良かったか、改善点はあるかなどを話し合うことで、今後の就活に活かせるように助けてくれます。

3.就活セミナーで学ぶ

また、サポートの一環として、就活セミナーが開催されることもあります。就活セミナーでは、スーツの専門家を招いてのレクチャー、メイクやヘアで第一印象を良くする方法をメイクのプロから学ぶ機会があります。また、エージェントの中にはOB会と呼ばれる集まりを主催しているところも。

OB会では、過去に転職エージェントを利用して就職活動をしたことのある障害者を招いて、障がい者の立場から苦労した経験や努力したこと、就職を成功させるためのヒントなどを聞くことができます。

4.会社見学・職場実習

転職サイトの中には、協力先の企業や関係機関と提携しながら見学や職場体験を実施しているところもあります。障害を持つ求職者の中には、そもそもの就職経験がない人や、長い離職期間を経て再度社会に復帰することに不安を感じている人、自分の障害がどう見られるか不安という人や、就職に関して何を期待していいのかわからない人がおられます。

そのような中で就職するかどうかの前提なしで、とりあえず企業を訪問してみることや、実際の仕事を体験する機会があれば自信になることも。こうした支援により、障害を持ちながらも仕事ができるということをイメージしやすくなり、実際に一歩を踏み出すことのできた人も大勢おられます。

転職エージェント利用の注意点

転職エージェントの利用にはメリットもありますが、注意しておくべき点も。それは、エージェント選びの際は慎重にということです。つまり、自分に合わないエージェント会社に当たってしまう可能性があるのです。そうしたエージェントでは、自分の限界や能力に合わない仕事をあてがわれたり、ひどい場合はブラック企業を紹介されるケースもあります。

1度そういう失敗をしてしまうと就職することそのものが怖くなったり、最悪の場合一生働く意欲や機会を奪われてしまう危険性も。そういう結果にならないためにも、転職エージェントを使うときは慎重に選ぶことが大切です。今は転職エージェントを利用した人の口コミや、1つ1つのエージェントの情報がオンライン上でもチェックできますので、登録する前に十分な下調べをされることをおすすめします。

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