コロナ禍と言われてまもなく2年となりますが、コロナ禍に転職活動をしていると、「転職活動をしているけれど、求人が少ない気がする」「正社員の求人が少なく、パートや派遣の求人ばかりなのはなぜ?」と新型コロナによる転職市場への影響に焦りを感じている人もたくさんいると思います。

コロナの影響を大きく受けた業種は、採用計画を見直している企業は多いですが、コロナ禍の中でも、積極的に採用している企業も多数ありますし、人手不足も解消されていません。もともと時期によって求人数は変化するものです。転職活動をするなら、求人が一番多く選択肢が多い時期にするのがベストです。競争率も下がりますし、企業はより良い人材を求めて良い条件を出してきます。

こちらでは、転職活動をするのに一番よい時期についての情報をまとめてみました。転職活動中の人は参考にしてみてください。

求人が増える時期はいつ頃?

4月入社を狙うなら、2月〜3月ごろ転職活動をスタート

新年度に合わせて入社したいなら、4月入社の求人は2月〜3月ごろが一番多い時期です。企業も、新年度に合わせて増員を考えたり、年度末で退職した社員の補充を考えたりする時期なので、1年の中でも最も転職市場が賑わう時期がこのころです。

しかし、2月〜3月は年度末を控えた繁忙期でもあるので、企業は良い人材を確保したい一方で、採用活動にあまり時間を割けない、というジレンマもあります。

求人数が多く、選択肢が豊富にあるからと言って選り好みしていてはあっという間に決まっていってしまいます。年度末は、短期決戦で転職を決める心構えが必要な時期でもあります。

ボーナス支給後の7月、12月もねらい目

ボーナスをもらってから辞める、という人も多いので、ボーナスの支給後の時期も求人が多い時期といえます。
例えば夏のボーナスは7月、冬のボーナスが12月だとすると、支給日の1か月前くらいから求人が増えてきます。

求人の増減は、転職サイトやハローワークインターネットサービスなどで求人検索をしてみると一目瞭然です。転職活動に転職サイトを利用するかどうかは別として、自分の希望する条件を入力してヒットする求人数が、時期によって増減します。転職市場の大きなトレンドとしてとらえ、うまく波に乗りたいものです。

転職活動をスムーズに進めるためのスケジュール

本格的な転職活動の期間は3ヶ月

有給消化の予定があれば、その期間も考えてスケジュールを組む必要があります。
また、失業給付を満額受給したあとに再就職をしたい、とか、早く再就職を決めて早期再就職手当をもらいたい、といった希望もあるはずです。本格的な転職活動を約3か月間として、事前の情報収集などはその前からコツコツと進めておくと効率よく進められます。基本的に、転職活動は在職中からスタートします。

また、結婚やUターンなど転居が伴う転職活動を予定している場合は、できるだけタイムロスがないよう逆算して進めます。退職から次の仕事に就くまでに空白期間ができてしまうと、経済的にも厳しくなり、面接でもマイナスイメージを与えてしまうのでできれば避けたいところです。

転職エージェントにはいつ登録すればいい?

転職エージェントは、登録後3か月以内での転職成功を目指している会社が多く、そもそもコンサルタントが就く期間が最初の3か月だけ、というエージェントもあります。あまり早く登録しすぎても、タイミングが合わないことが出てきます。本気で転職活動をフォローしてもらいたいなら、その3か月に勝負をかけるのが一番の近道です。

また、転職エージェントによって扱う求人情報もさまざまです。転職エージェントは、非公開の求人案件を多数扱っていることでも知られます。また、担当のキャリアコンサルタントの力量によるところが大きいのも事実です。転職エージェントには複数登録し、それぞれの強みをうまく利用させてもらうのがおすすめです。

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現職を退職するタイミング

退職届はいつ出せばいいの?

一般的には、1か月前には退職したい旨を上司に伝えておく必要があります。引継ぎをどうするかなど社内でも準備が必要ですから、順序や期日を守るのは社会人として当然のマナーです。退職届を出す正式な期限については社内規定によって異なりますので、あらかじめ就業規則などを確認しておきます。

ボーナスをもらってから退職する人が多い

上にも書いた通り、ボーナスをもらってから辞める、というのも多いケースです。基本的に支給日に在籍していれば受け取る権利はあるものの、支給日のあとまもなく退職することがわかっていれば、慣例としてボーナスが満額支給されないという企業も多く、退職する旨をいつ伝えるか、というのは現実的には難しい問題です。ボーナスの査定が終わり、支給額が決定してから退職の意向を伝え、満額支給ののち退職できるのが理想ですが、会社によってその事情は異なります。

いずれにしても、しこりが残るような辞め方は避けたいものです。立つ鳥跡を濁さず、で気持ちよく送り出してもらえるような辞め方を準備しましょう。

まとめ

漠然と転職活動に取り掛かってもなかなかうまくいかないものです。選択肢が多い時期に集中して転職活動を行うことで、よりよい条件の求人を効率よく見つけることができます。

再就職したい時期から退職時期を逆算することも大切なポイントです。スムーズな転職活動を進められるよう、しっかり準備をしましょう。しかしコロナ禍では、転職活動が長引く可能性もありますので、地道に、焦らず、納得のいく求人案件に出会うまでじっくりと待つ姿勢も大事です。