リストラされた45歳以上の中高年ができるだけ早く再就職する方法

様々な企業が業績回復のための1つの手段として、人員整理を行います。さらに、そのターゲットが45歳以上になっています。

45歳以上でのリストラからの再就職は厳しいものになりますが、ポイントさえ分かっていれば不可能ではありません。

ここでは、リストラされた45歳以上の中高年ができるだけ早く再就職する方法についてまとめました。
さらに、45歳以上の中高年がリストラされる理由中高年の再就職が厳しいワケについても解説します。

45歳以上の中高年がリストラされる理由とは?

45歳以上をリストラする企業が増えている

2019年に入って、大手上場企業が相次いで早期退職者を募集しリストラを進めています
社員に優しい会社と評判だった富士通が5,000人のリストラを打ち出したほか、2012年に大規模なリストラを行ったNECも2019年春に3,000人のリストラを追加。さらには、カシオ計算機や千趣会など、今回初めて早期退職の募集を行った企業も多いです。
そのほかには、エーザイ、日本ハム、アルペン、協和発酵キリン、コカ・コーラがリストラを行っていて、そのすべてが対象者を45歳以上としています。

リストラを行う理由は、人員構成の適正化を進めて収益力を高めるためとしていて、新卒採用を2倍に増やすという企業もありました。

参考:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190422-00010000-flash-peo

リストラされる理由①給料が高い

なぜどの企業も45歳以上をターゲットにしているのかというと、その理由の1つが給料の高さです。年功序列が根強い日本の大手企業は、45歳前後は年功序列型賃金で給料が高く、また団塊ジュニア世代なので人数が多いことから、この世代の人件費を切って大幅なコストダウンを図るという狙いがあります。

年齢分布を見ても45~60歳が多く、若手から見た「上が詰まってる感」が問題視されています。

リストラされる理由②仕事への意欲が低い

もう一つの理由が意欲の低さです。45歳以上は、1つの会社に長く務めることを美徳としてきた世代なので、これといった上昇意識もなくなんとなく仕事をこなすような人が多いのが特徴です。

また、これから構造改革を行う企業にとって、伸びしろもなく柔軟性にも欠ける45歳以上はとても扱いにくい人材でもあり、それだったら新卒採用や若くて即戦力のある中途採用を増やして、新しい風を入れたいという企業の思いもあります。

リストラされた中高年の再就職が難しいのはなぜ?

スキル不足

中堅世代以上の再就職では、即戦力が強く求められます。キャリアを積んでいる反面、柔軟性に乏しく、定年退職までの年月も短いため、若い人のようなポテンシャルは期待できないからです。

特に、管理職が務まるだけのマネジメント能力は、どの業界でも必須といえます。

求める給与が高い

日本企業に多い年功序列型の企業では、年齢によって給与が決まっています。そのため、実際は能力に見合わないほど高い給与をもらっていた人がいて、転職先でもそれと同じくらいの給与を求めるパターンが多いです。

しかし、企業はそこまでの高給を出すことが難しいために折り合いがつかず、転職に失敗するケースがあります。

扱いづらい

45歳以上で転職に成功したとしても、待ち受けている現実は先輩や上司が年下ばかりという環境です。年上の部下や後輩を持つ方も気を遣うのに、そのような環境で卑屈になる厄介な人もいます。
さらに、大企業出身の場合その企業のネームバリューや過去の栄光にしがみつき、ムダにプライドが高い場合も少なくありません。

このように、45歳以上の中高年はその扱いづらさから敬遠されがちです。

リストラされた中高年ができるだけ早く再就職する方法は?

長期戦を覚悟し、なりふり構わず応募し続ける

年齢が高くなるにつれて、求人数自体が少なくなります。そのため、年齢が高くなるほど再就職のための活動期間も長くかかります。

50代は6ヶ月以内に再就職できている人が多いですが、2年以上かかる人もいます。60代の再就職では、7ケ月以上かかる人がもっとも多いです。

なお、60代で再就職した人の40%は、仕事関係や親戚などのコネクションで再就職先を見つけています。

仕事を紹介してもらえるようなコネを持っていない人の場合は、長期戦を覚悟の上、なりふり構わず応募し続けることが大切です。落とされても焦らず、数をたくさん応募してチャンスを増やすことを心がけましょう。

転職エージェントに断られても諦めない

一人で転職活動するよりも、転職エージェントに求人を紹介してもらったり、サポートを受ける方が転職が成功する可能性が高いことから、転職活動のサポートに欠かせない転職エージェントですが、45歳以上の中高年だと年齢がネックになり登録すらさせてもらえない可能性が高いです。

しかし、もし1社に登録を断られたとしても、他の転職エージェントでは登録できることもあるので、あきらめずに複数の転職エージェントに登録するようにしましょう。
求人数の豊富な大手転職エージェントと、サポートが手厚い中堅の転職エージェントを組み合わせて登録するのがおすすめです。

40代以上の求人も豊富なリクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、業界最大手なので保有している求人数が格段に違い、さらにネットなどで閲覧できる公開求人よりも非公開求人も多く、約10万件以上抱えています。そのため、中には40代でも応募できる求人もあります。また、大手だからこそ企業からの信頼も厚く、転職者に有利な選考や年収交渉を行うことができます
応募書類の添削や面談対策も行ってくれるので、40代になって転職することになった理由、志望動機などもよりよいものに仕上がります。

リクルートエージェント公式サイト

ミドル~ハイクラス転職に強いJACリクルートメント

JACリクルートメント

30代から40代の外資系や海外勤務への転職に強い転職エージェントで、総勢550名ほどの業界・職種別コンサルタントが所属しています。
前職でキャリアを積んで、40代に満を持して外資系に転職したい!と考えている人にお勧めの転職エージェントです。

コンサルタントのサポートが手厚く、外資系企業では避けて通れない英語面接でもコンサルタントとの練習ができるので、納得のいくやりとりができるようになります。さらに、これまで外資系に応募したことがなく、英語に不安を抱えている人でも安心して面接に臨むことができます。

JACリクルートメント公式サイト

必ず面談してくれるSpring転職エージェント

Spring転職エージェント

万が一、紹介できる求人が少なくても必ず面談をしてくれます。さらに、単に40代向けの求人情報を紹介するだけではなく、そこに転職した後のあなたのキャリアについても相談できるのが、Spring転職エージェントです。

未経験の業種・職種に転職する人だけではなく、転職自体が初めての人も、何度か転職を繰り返して40代の転職を迎えた人も、安心して専属のコンサルタントと相談しながら転職活動をすすめていくことができます

Spring転職エージェント公式サイト

業種に固執しない

40代以降の再就職では、半数以上の人が業種を変えています。それだけ、中高年の再就職は業種にこだわれるほど選択の余地がないということです。

特殊な技術や資格を持っているのでなければ、今の業種に固執せず異業種にも応募してみた方がよいです。

欲を出さない

中高年の再就職は、前職と同じ待遇で受け入れてもらえることはまずあり得ません。内定が出ると、「こんなに早く決まるなら、もっと条件がいい会社があるのでは?」と思ってしまいがちですが、欲を出すのは禁物です。

最悪の場合は、満足できる条件の会社が見つかる前に年齢が上がってしまい、ますます転職が難しくなってしまいます。

自分の能力を過信せず、待遇や条件については妥協することも大切です。

人材不足の業界を狙う

人材不足が慢性化している業界なら、年齢にかかわらず歓迎される傾向があります。

人材不足の業界の一つは、農業や漁業といった第一次産業です。大手法人以外は年収ダウンが必然ではありますが、やりがいを感じやすい魅了もあります。

第二次産業の製造現場・建設現場・電気などの現場系も、ノウハウを持ったプロフェッショナルが不足しているため、高齢でも求人が豊富です。適合するスキルを持っている人であれば、中高年でも年収アップが可能な業界です。

こだわりを捨てる

中高年世代が再就職するには、こだわりを捨てることで間口を広げることも大切です。これまでの会社の文化ややり方にこだわることで、「頑固で使いにくい人材」と見なされ、採用されにくくなってしまうからです。

特に、前の会社で高い役職に就いていた人は一旦プライドを捨て、再就職先での年収や役職にこだわるのも止めましょう

逆にエグゼクティブとしての再就職に成功している中高年は、事業価値の向上や職責・権限といった、企業にとってのメリットにこだわる傾向があり、結果にコミットできる能力もあるので、結果的に報酬や役職もついてくるケースが多いです。

これから生き残るのは「自主行動型」の人材

日本にはチームワークが尊重される風土があるため、企業もこれまでは協調性のある人材の育成に力を入れてきました。

しかし、かつてのような終身雇用が当たり前ではなくなり、日本企業が外資系の企業体質に変化している近年では、80%近くの企業で「自ら考えて行動できる『自主行動型』の人材」が求められています

中高年の場合は過去の成功にあぐらをかくことなく、自ら積極的に学ぶ姿勢も重視されます。

新しい職場に入るに当たって、協調性も不可欠なものではありますが、指示待ちタイプの中高年では、再就職市場で生き残ることができません

まとめ

最近のリストラでは、45歳以上の従業員が対象になっているケースが多く、大手企業でもリストラが進んできています。

しかし、スキル不足や給与設定の高さ、扱いづらさが仇となり、再就職が上手くいかないケースが多いです。
求人を選ぶ際は、業種に固執せず欲を出さないようにして、人材不足の業界を狙うようにしましょう。

また、複数の転職エージェントのサービスを受けることで、1人での転職活動よりもぐっと再就職に近づきます。
こだわりを捨て自主行動型の人材になることが、転職成功の鍵です。