転職前にチェック!ホワイト企業の見分け方と見つけ方まとめ

「転職したい。ブラック企業は絶対に避けたいが、ホワイト企業かどうかを判断するには、どこを見ればいい?」、「ホワイト企業ってどこで探せばいいの?ホワイト企業が多い業界はある?」

せっかく転職するなら、絶対にホワイト企業を選びたいですよね。

ここでは、転職を考えている人のために、ホワイト企業の見分け方と見つけ方についてまとめました。

ホワイト企業の特徴ホワイト企業の探し方ホワイト企業が多い業界などを紹介します。

ホワイト企業の見つけ方・ブラック企業と比べて見分ける方法

ブラック企業とここが違う!ホワイト企業の特徴

年間休日が120日以上で有給消化率が高い

完全週休二日制で祝祭日も休みの場合は、1年間の休日が120日ほどになります。正社員が1年の間に休める日数としては、普通レベルです。

そのため、ホワイト企業の年間休日日数は、最低でも120日はあります

有給が取れないということも少ないため、有給消化率が高い特徴があります。

福利厚生、教育制度が充実

従業員を大切にしている企業ほど、福利厚生や教育制度が充実している傾向があります。

導入の義務がない、住宅手当や交通費の支給などの「非法定福利厚生」や、資格取得奨励金や各種研修といった教育制度を独自に設けている企業も多いです。

こうした企業は給料以外の部分でも従業員にお金をかけてくれるため、給料が安いように見えても、総合すると手元に入ってくる収入は悪くないこともあります。

また、ホワイト企業はムチャな長時間残業も少ないです。繁忙期などは多少残業が増えることもありますが、毎月の残業時間は30時間以内です。

残業代も、働いた分がしっかり支払われます

離職率が低い

働きやすくて待遇のよい企業は人間関係も良好なことが多く、居心地がよいので、離職率が低いです。

産休・育休後の復職率も高いため、女性従業員の定着率も高いです。

求人情報から読み解く、ホワイト企業の探し方

求人の掲載期間、募集期間が長い会社は要注意

求人の掲載期間や、募集期間が長い会社は要注意です。こうした会社は離職率が高いために、常に新しい人材を補充している可能性があるからです。

特に、未経験者の大量採用など、採用のハードルが低い求人の場合は、経験者が寄りつかないブラック企業である可能性が高いです。

平均勤続年数や離職率をチェック

長く働けるホワイト企業を選ぶには、平均勤続年数や離職率もチェックしましょう。平均勤続年数と離職率は、ネットで検索すると見つかることがありますが、「就職四季報」でも調べられます。

離職率を見るときは「離職率」と「3年後離職率」の2つを見るとよいです。

大卒入社した人の3年後離職率の平均値は3割ほどなので、「3年後離職率が3割を大きく超える会社」は、ブラック企業の可能性ありと考えるとよいでしょう。

「離職率」とだけ書いてある項目は、「1年間で退職した人の割合」です。リストラなどの特別な事情がないのに、「離職率が5%を超えている会社」は、人材が定着しにくい会社です。

月収だけに誤魔化されない

就職四季報には、給与や福利厚生に関する情報も記載されています。ここで注目すべきは、「初任給」と「年齢ごとの賃金」の差です。初任給が高くても、昇給率が低い会社もあるからです。

また、「ボーナスや各種手当も含めた合計収入」がいくらになるのかもチェックしましょう。

給料は高くても、ボーナスや手当がイマイチなために、合計の収入が低くなる会社もあるからです。

逆に、初任給だけ見ると安月給に見えても、昇給率やボーナスがよく、各種手当などの福利厚生が充実している会社もあります。

収入についてリサーチするときは、目先の月収の高さだけに誤魔化されないことが大切です。

労働条件や残業時間などをチェック

ホワイト企業に転職したいなら、労働条件や残業時間も要チェックです。

これらの情報は、「カイシャの評判」などの企業口コミサイトで調べると、現社員や元社員から寄せられた情報が閲覧できます。

ただし、小さい企業だと口コミサイトに情報がない場合もあります。

精神論がまかり通り、自称アットホームな会社はアウト

求人票や企業説明会などで、根拠のない精神論やアットホームな職場であることを強調してくる会社はブラック企業と思って間違いありません。

根拠のない精神論を振りかざす会社は、ろくな研修もないのに「根性があればできる」と無茶な要求をする傾向があります。過労で自殺に追い込まれる人が出るのも、だいたいがこのタイプの会社です。

精神論はモチベーションを上げたり、ストレスを軽減するために有効なものではありますが、「できるようになるためのサポート」が併用されていないのであれば、それは独りよがりなブラック企業です。

また、「アットホーム」も、人間関係がベッタリしていて、プライベートまで過干渉という意味です。

世の中にはホワイト企業があふれている?注意すべき業界とは?

ブラック企業の多い業界

建築、不動産

建築業界と不動産業界の企業は、体育系で荒っぽい職場であることがほとんどです。特に営業職は歩合の割合が高く、ノルマが厳しい会社が多いです。

契約が取れなければ上司からの暴言・暴力にさらされますが、売れるトークの勉強会などもないので、営業が得意でない人は心身を病むのがオチです。

一方、営業の稼ぎ方を分かっている人の場合は、他の業界より高い年収を実現できる人もいます。

飲食

大手外食チェーン店などで、長時間のワンオペによる過重労働が社会問題になっています。「1店舗に社員が1人しかいない」、「店長は複数の店舗を掛け持ち」という店もあります。

こうしたブラック飲食店では、給料の滞納やパワハラなどの問題も見られることが多く、外国人を違法な条件で働かせている店もあります。

さらに、法律上は労働裁量制が認められていない「店長」に、みなし残業が適用されてしまい、残業代を出さない店も多いです。

アパレル

アパレル業界はまず、給料が安いです。歩合があることを前提に、基本給を極端に低く設定しているところもあり、注意が必要です。

販売ノルマもあります。個人単位でのノルマを課す企業は減少傾向ですが、店舗ごとの販売ノルマはほとんどどの店にもあります。

さらに、勤務中は店の商品を着用しなければなりませんが、勤務中に着る洋服の購入代金は自腹です。ノルマが達成できなかった分を、自腹で購入しなければならないこともあります。

生活が苦しくなりやすい仕事のため、生きるために万引きをしてしまう人もいます。

IT系

システムエンジニアやプログラマーなどのIT系も、ブラック企業が蔓延しています。納期が設定される仕事である上に、急なバグ取り・仕様変更も発生するため、連日泊まり込みということも珍しくありません

企業によっては、エンジニアが営業までさせられることもあります。

さらに、上司がIT系職種の人でない場合は、現場の状況を理解できないため、無理な要求をされることも多いです。

クリエイティブ系

クリエイティブ系の業界は、見方によっては業務内容自体がブラックです。納期までに、クライアントが満足するものを作らなければならないからです。

さらに、クライアントが専門知識を持っていない場合も多く、どのようなものを作って欲しいのかの意思の疎通が難しいため、やり直しも生じやすいです。納期直前に、急な変更を依頼されることもあります。

したがって、勤務する会社が優良企業であっても、クライアント次第でブラックな仕事になります。

ホワイト企業の多い業界

製造業、溶接業

製造業・溶接業は、1日に作るものの数が決まっていることもあって、残業が少ないホワイト企業が多いです。

溶接業は危険が多い仕事ですが、最近は溶接マスクや換気などをしっかり備え、安全に配慮しているところが増えています。昔と違い、仕事もきちんと教えてもらえるところが多いです。

また、溶接業はなり手が少なく、若い人材が不足しているため、年齢が若いだけでも転職に有利になります。手に職もつけられるので、また他に移りたくなったとしても仕事に困ることはないでしょう。

大学職員

大学職員は年収が高く、年間休日も多いので、ホワイト企業に転職したい人におすすめです。

国立大と私大があり、以前は国立大学の職員は国家公務員という扱いでした。しかし、平成16年からは「公立大学法人」として民営になっているため、公務員採用試験を受ける必要はありません

したがって、国立大でも私大でも、各大学法人が実施する採用試験に合格すれば大学職員になれます。

マーケットインフラ

マーケットインフラとは、株の売買などの金融市場を提供する業種です。市場が開いている時間以外は仕事がないため、残業が少ないです。

メガバンクを基準に年収が設定されているので、年収も高いです。

辞める人が少ないので、採用枠が少ないですが、ホワイト企業で働きたい人には狙い目です。

アセットマネジメント

顧客の代わりに、資産運用を行う業界です。他の金融業と異なり、中長期的にリターンを生み出せればよいので、業務風土が穏やかな会社が多いです。

朝は早めですが、17~18時頃には帰れるのが一般的です。年収が高く、福利厚生も充実している会社が多いです。

産休・育休も取りやすいので、女性も長く働けます。

中小企業なら未経験からも転職可能

大手企業のホワイト企業は、多くの人に情報が知れ渡っていることもあり、転職の難易度が高いです。

しかし、中小企業のホワイト企業を狙えば、大手企業ほどは人が殺到しないので難易度が低めです。

アイホン

平均年収7,130,000円、3年後離職率3.6%です。インターホンを作っている会社で、国内シェアトップです。

また、アップル社に「アイホン」の商標利用を許可することで、ライセンス収入も得ています。

大陽日酸

平均年収8,480,000円、3年後離職率0%です。産業用ガスで国内シェアトップの、化学メーカーです。

日本電子

平均年収7,370,000円、3年後離職率0%です。電子顕微鏡で世界シェアトップの、医療・研究機器メーカーです。

まとめ

ホワイト企業に転職したいなら、ホワイト企業の特徴を知っておくことが大切です。

年間休日120日以上
残業時間が30時間以内残業代がしっかり支払われる
有休が取りやすい
福利厚生、教育制度が充実
離職率が低い

求人を探すときも、平均勤続年数や離職率などの求人票に書かれていない情報も調べてみましょう。

ホワイト企業が多い業界から求人を探すのもよい方法です。

製造業、溶接業
大学職員
マーケットインフラ
アセットマネジメント

特に中小企業は、大手企業に比べて転職の難易度も低めです。記事を参考に、納得できる企業を見つけてくださいね。