安定が得られる公務員の仕事でも、嫌気が差して転職を決断する人も少なくありません。しかし、いざ転職をしようにも、どこを探せばいいのか分からない人もいるでしょう。
特に公務員から民間企業に転職する場合には、自分のスキルがどの程度通用するのか分からず、どうしても転職に及び腰になってしまうケースも珍しくはありません。
そこで、公務員からの転職に強い転職サイトや転職エージェントを紹介していきます。
目次
公務員におすすめの転職サイト・エージェントBest3
下記では、公務員から民間企業へ転職する際のおすすめの転職エージェントを紹介します。
転職エージェントが数多くある中、結論総合型のエージェントがおすすめです。
求人の取り扱いも多く、またエージェントが各業界に詳しいので幅広く転職の相談ができます。
下記で総合転職エージェントの中でも特におすすめのサービスです。
是非登録してみましょう!
doda
リクルートグループに次いで、国内で知名度が高いのはパーソルキャリアが運営するdodaです。テレビCMでも注目を集めています。転職サイトとしては豊富な求人数を誇り、転職エージェントでもキャリアアドバイザーによるサポートが徹底しています。
転職成功ガイドをホームページ上にUPしているので、登録しなくても閲覧できますし、転職フェアや合同説明会など利用者に充実したサービスを提供しているのが特長的です。
求人は全国対応で拠点も全国にあり、Uターン・Iターン転職にも役立ちます。
リクルートエージェント
大手の転職エージェントで筆頭となるのが、全国展開しているリクルートエージェントです。リクルートグループが運営しており、非公開求人数が20万件を超えるほど、圧倒的な求人数を誇っています。
転職未経験者には不安が付き物ですが、利用者が多いだけでなく、転職成功例も豊富なので安心感は他を凌ぎます。キャリアコンサルタントは厳しい社内審査を通ったプロばかりですので、自身のキャリアにマッチした求人を紹介してくれます。
拠点も全国主要都市に19箇所あり全国を網羅しており、土日の相談も可能、オンライン面談に対応しています。
キャリアカウンセリングが手厚いtype転職エージェント
転職の進め方、転職で遭遇するさまざまな悩みを、キャリアアドバイザーが解決に向けて支援してくれます。
type転職エージェントは、利用者の満足度が高く、利用者の96.4%の人が「満足」と答えています。
首都圏を中心に大手上場企業から人気ベンチャー、優良企業など豊富な求人がありますが公開求人はごく一部で、約80%が非公開求人です。
転職のプロがカウンセリングで、自分の強みの生かし方やスキルの確認、効率的な転職活動についてアドバイスしてくれます。キャリアアドバイザーの客観的なアドバイスで、自分では思いつかない新しい選択肢が見つかることもあります。
※首都圏1都3県に在住の20代〜30代のみ受付中
公務員のための転職サイト・エージェント11社を比較
転職サイト・エージェント | 特徴 |
---|---|
リクルートエージェント | 国内最大手の転職エージェント。非公開求人数が20万件を誇り、全国展開をしている。経験豊富なキャリアコンサルタントを揃えており、転職成功例も多く、転職未経験者が登録しておくべき転職エージェント。 |
doda | 国内業界第2位の規模を誇る転職サイト。スカウトサービスやエージェントサービスを展開し、豊富な求人案件で他社と差を付ける。知名度は抜群なので、未経験者でも安心して利用できる。 |
WORKPORT | IT業界に特化した就職エージェント。大手から中小企業・ベンチャー系まで幅広く対応し、Web関連に興味のある人にはおすすめ。独占求人を擁しているので、優良の求人案件を紹介してくれる。 |
マイナビエージェント | 新卒や既卒、第二新卒などの若い世代に強い転職エージェント。若い世代が中心となる未経験者転職へのサポートが手厚い。キャリアコンサルタントが丁寧に対応してくれる。 |
ハタラクティブ | 未経験者などの若い世代に特化した就活エージェント。社会人未経験者でもサポートしているので、転職未経験者にも手厚いサポートを期待できる。内定率80%を誇り、就活アドバイザーがしっかりとしたマンツーマンで対応。 |
パソナキャリア | 取引実績28,000社という業界大手の転職サイト。非公開求人が豊富で、ほぼすべての職種や全国展開もしている。グローバル志向も強く、世界で活躍したい人にもおすすめ。大企業の求人も抱えている。 |
リブズキャリア | 女性視点の求人を抱えており、育児サポートなど、探しやすい特徴がある転職サイト。キャリア女性向けの転職サービスを展開し、大手企業家や中小企業の管理職クラスの案件が多いのも特徴。 |
Spring転職エージェント | 世界最大級の人材サービス会社が運営して、全国展開しており、大手外資系など、キャリア志向に向いている転職エージェント。人材派遣会社として、大企業との付き合いも古く、豊富な求人案件を擁している。 |
リクナビNEXT | リクナビが運営している国内最大手の就職サイト。マッチング機能を擁して、比較的簡単に登録・利用でき、スカウト機能もあるので、現職に集中しながら応募することができる。転職未経験者でも安心して利用できる。 |
MIIDAS | dodaを展開するパソナキャリアが運営。優良企業10,000社に経歴を公開し、オファーがあれば基本的に面接が確約される。書類選考が通ったことを証明。キャリアアドバイザーとの面談も必要ない。 |
@type | 年収を減らしたくない人におすすめ。老舗の転職エージェントで、長年のノウハウが凝縮されているので、転職未経験者にも安心して利用できる。IT関連にも強いが、総合型の転職エージェントで、首都圏から関東を中心に展開。 |
転職パターン別!公務員の転職エージェント
公務員で年収アップ・キャリアアップ転職するなら
公務員から転職するのに、転職エージェントを活用して年収アップやキャリアアップを図りたいところでしょう。そこで、ハイキャリア専門の転職エージェントであるランスタッド、リクルートダイレクトスカウトやビズリーチがおすすめです。
ランスタッドは外資系の転職エージェントで、大都市に拠点があります。転職市場価値が高い人向けでもありますが、自分の市場価値を知る上でも利用しておくのもありといえます。
ビズリーチは年収750万円以上のハイキャリア向けの転職エージェントで、サービスは有料制を取っています。必ず転職をするという積極性がある人向けともいえるでしょう。
世界最大級60年の実績ハイクラスエージェント ランスタッド
オランダで創業した世界最大級の総合人材会社でグローバルに60年間、毎年約20万人の転職サポート実績をもつランスタッド。ハイキャリア層に特化し、キャリアコンサルタントの質の高さ、提案力の高さに定評のある転職エージェントです。面接対策やキャリアプランの相談などにもしっかり乗ってくれると評判です。
希望の求人がなければ、企業を徹底的にリサーチして新たな求人を創出してくれるというオリジナリティもあり、キャリアやスキルに自信がある人ならぜひ登録しておきたい転職エージェントです。
※日本国内でも急拡大中で北海道から九州まで全国各地に117拠点があります。
※マネジメント経験を生かしたい30代後半〜50代までおすすめです。
エグゼクティブ専門 リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトは管理職とグローバル人材に特化した会員制転職サイトです。ダイレクト・リクルーティング方式を採用しており、レジュメを登録しておくと企業やヘッドハンターからのスカウトをうけとることができます。ハイレベルな求人が多く、マネージメント経験がある経験者向けです。すぐに転職を実現させたい人だけでなく、自分の市場価値を知りたい人にもおすすめできる転職サービスです。
※年収800万円以上の求人情報を49,000件以上保有しています。(2022年9月時点)
※直近年収600万円以上の方限定です。電話・オンライン面談対応。
ハイクラス層に特化した ビズリーチ
管理職や専門職、次世代リーダー、グローバル人材などの即戦力・ハイクラス人材に特化した、国内最大級のエグゼクティブ専用、会員制の転職エージェントです。
転職すると年収が下がるリスクを抱えながら転職活動している方も多い中、ビズリーチでは、最初から役職つきの求人や、管理職限定などのハイクラス求人を専門に扱っています。会員制だからこそ紹介できる非公開案件によって、年収・キャリアアップの両方を実現できます。
公務員を辞めて異業種に転職するなら
公務員から異業種転職の場合、どうやって仕事を探せばいいのか分からないものです。自身の経験やスキルから、市場価値を見出し、非公開求人をマッチングさせていくことが大切です。
異業種転職では未経験転職に捉われることもありますので、多くの非公開求人を扱っている大手転職エージェントのリクルートエージェントやdodaを利用するようにしましょう。
未経験から公務員に転職するなら
公務員に未経験で転職する場合、基本的には20代のうちに公務員試験を受けることがおすすめですが、自治体によっては30代でも採用していることはありますし、社会人経験者採用枠なら30代以降でも転職が可能となります。
ただし、公務員への転職は競争率も高く、狭き門といえ、採用されたとしても給料が下がる恐れもあります。
そのため、転職を考えているなら公務員と同時に民間企業も視野に入れておくべきといえるでしょう。未経験転職はどうしても不利になりがちです。未経験転職を上手に進めていくには、自力では限界があるので、第三者のキャリアコンサルタントのサポートが必須といえます。
転職サポートの手厚いエージェントには就職Shopやtype転職エージェントといった中堅エージェントがおすすめといえます。
公務員から民間に転職するメリット
公務員から民間に転職するメリットを4つ紹介します。
今、公務員で民間企業へ転職したいと考えている方は、下記のメリットを見て転職を行うか否か決めて良いと思います。
是非参考にしてください。
キャリア・給与アップが見込める
民間に転職することで、キャリア・給与アップが見込めます。
公務員から民間へ転職する多くの方が、今の仕事を続けていてスキルが身についていない不安から転職を行う方が多いです。
単純作業や特にスキルが身につかない仕事で将来に不安がある方は転職がおすすめです。
また、民間企業に転職することで給与のアップもできます。
企業によっては、歩合制を取り入れており自分の成果によって、毎月の給与が上げることがあります。
もちろん、全ての民間企業で給与アップができるわけではありませんが年功序列型で給与が上がっていく公務員よりは早く給料を上げることができます。
仕事を頑張ってもっと給与を増やしたいという公務員の方は転職するべきです。
専門的なスキル・能力が身につく
民間企業に転職することで、専門的なスキル・知識を身につけることができます。
そのスキル・知識は次に転職をする際にも役に立ちます。
将来のことを考えて専門的なスキルを身につけたいという方は民間への転職をおすすめします。
デジタルマーケティング
動画編集
建築士
課題発見力
企画力
SNS運用能力など
働き方を自由に選べる
近年の民間企業では、自分で働き方を選べるように変化しています。
リモートワークや時短勤務など、自分の生活スタイルや将来のビジョンに合わせて選ぶことができます。
地方の公務員でも、在宅ワーク可能な企業は多数存在するため問題なく転職ができます。
毎日出社しなければいけない公務員の方が多いと思いますが、民間なら自分に合った働き方を選ぶことができます。
自分の希望の働き方を、転職エージェントに相談してみましょう。
福利厚生が充実している
最近の民間企業は、福利厚生が充実しています。
また、ユニークな福利厚生がある企業も多数存在します。
公務員自体の最低限の福利厚生ではなく、充実した福利厚生を希望する方は転職がおすすめです!
下記は、ユニークな福利厚生がある企業です。
0歳児保育費用の補助:復職から子が1歳になるまでの期間、認可・認可外保育園およびベビーシッター利用に関する費用を補助してくれる
フロンティア株式会社
19:30完全退社:効率を重視するために、全従業員が19:30には退社を行制度
株式会社Cygames
健康サポート制度:インフルエンザワクチン接種を社内で受けられる・リラクゼーションルームにて無料で整体受 けられる
公務員が転職をする際におすすめの業界・職種
公務員の方で転職をする上で、どの業界・職種がよいの?
と疑問に思う方がいらっしゃると思います。
特に自分がやりたい仕事はないけど、民間企業で働いてみたいなというような方におすすめの転職をする際のおすすめの業界・職種を紹介します。
転職をしたいけど、特になにも決めていない方は是非参考にしてみましょう!
業界
最初は、転職をするのにおすすめの業界を紹介します。
業界を選ぶことは、給与・働き方などに大きく関連します。
自分は転職をすることで、なにを希望するのかをイメージしてそれに合った業界を選択することが大切です。
下記では、転職におすすめの急成長中の業界を紹介します。
IT業界
IT業界は、現在最も市場が拡大している業界です。
近年ネット広告が、テレビ広告の希望を上回り成長しています。
ECも物を購入する際の、主流となった現在でIT業界は人材を多く必要としています。
また、IT企業はリモートワークやフレックス勤務など自分で働き方を選べる企業が多く、自分の生活スタイルに合わせて働ける企業が多いのが特徴です。
教育業界
教育業界は、公務員自体に教育関連の仕事をされていた方におすすめです。
教育業界なら、公務員時代の経験や知識を活かして働くことができます。
一言に、教育業界と言っても多くのジャンルの企業があります。
学習塾・予備校、EdTech・教材・講座の企画、制作など多くのジャンルがあるので自分のこれまでの経験を活かすにはどうすれば良いかなど考えて転職先を選びましょう。
人材業界
人材業界も、公務員が転職を行うのにおすすめの業界です。
なぜなら、公務員の時は地域の方と多く交流があり、また地域の人材不足情報などを自然とキャッチすることができるからです。
従ってその知識が人材業界では重宝されます。
ノウハウを活かして、公務員から人材業界へ転職された方は多くいらっしゃいます。
職種
次は、おすすめの業種です。
おすすめの業界の企業から、内定を貰えたとしても希望する業務ができなかったら意味がありません。
では、公務員が民間企業へ転職した際にどのような業種がおすすめなのでしょうか?
下記で解説します。
営業職
公務員は、いってしまえばビジネス素人です。
よって、最初は営業職からスタートすることをおすすめします。
なぜなら、営業職を行うことで自社・業界・クライアントの理解が深くなるからです。
また、ビジネスとしてのコミュニケーションを学ぶことができ営業職以外の業務でも活用することができます。
よって、人とコミュニケーションをとることに、抵抗が無い方は営業職をおすすめします。
接客業
窓口の業務を行っている公務員の方におすすめなのが、接客業です。
実際に、お客様とコミュニケーションをとって、物を売る仕事は公務員に向いている仕事です。
窓口の業務を行っていた方は、顧客の欲しい情報をくみ取る能力が高いです。
従って、顧客のニーズを引き出しそれに合った商品を提供する接客業が向いています。
事務・経理
公務員時代に経理・事務の業務を行っていて、その経験を活かしたいというかたは民間での事務・経理の業務を行うことをおすすめします。
公務員時代の経理と民間での経理は、大まかな部分は変わりません。
したがって、0からの学び直しというわけではないので比較的他の職種に比べたら慣れるまでの時間が速いです。
公務員から民間に転職する際に、把握しておきたいこと
次は、公務員から民間企業に転職をする際に把握しておきたいことを紹介します。
そもそも公務員と企業では、働く目的が異なります。
企業は、利益を追い求める集団です。
利益を求める上で、業務を行うことは必ず把握してきましょう。
残業を行う可能性
公務員には、定時で帰宅する習慣があると思います。
また、決まった時間には窓口が閉まるので自然と定時には帰れる状態になっています。
ですが、民間企業はそうではありません。
クライアントからの依頼の締め切りや売り上げノルマがあります。
昇格や昇給は、売り上げなどが関連するので帰りたくても帰れないそんなサラリーマンがいるのも事実です。
絶対に、残業はNGで自分のワークライフバランスを大切にしたいという方は残業時間が少ない企業を探して応募しましょう。
ノルマが厳しい場合がある
上記の残業を行う可能性と類似しますが、民間企業には1人1人ノルマというものがあります。
最近の民間企業は、年控序列型では無くなっており、成果主義に変化しています。
つまり、成果が出せる人材の評価が高いということです。
また、昇格などの条件も決まった売り上げを出すなど決まっており日々売り上げを追うのに大変なサラリーマンも存在します。
転勤の可能性がある
全国・世界に支社がある企業に転職した場合は転勤の可能性があることを把握しておきましょう。
地元・今住んでいる場所を離れたくないという方は転勤がない企業を志望するようにしましょう。
逆に転勤があることに抵抗が無い方は、比較的転勤ありの企業から内定を貰いやすい傾向があります。
公務員から民間に転職した方の口コミ
ここからは、公務員から民間に転職した方の口コミを紹介します。
実際に、転職を行った感想など、現在公務員の方で転職をするか悩んでいる方は是非参考にしてください。
20代男性
新卒で、公務員と民間企業で迷い公務員を選択しました。
毎日の業務は、ほぼ同じで自分のキャリアを考えた時にこのままで良いのかと不安になりました。将来的に役に立つスキルが欲しいと想い民間企業への転職を決意しました。転職先では、マーケティングの業務を行い日々成長を感じることができます!不安はありましたが転職を決意して良かったです。
30代女性
今年で教員歴6年で、教育現場から離れて教育業界をさらに盛り上げたい気持ちがあり転職を決意しました。EdTech系の企業に転職し、教員時代の経験を生かしたアイデアで今はリーダーのポジションとして活躍しています。自分が教員時代にできなかったことが今の職場で叶って転職してよかったと思います。
30代男性
私は、公務員からIT系企業へ転職を行いました。
理由は、もっと給与を上げたかったからです。実際に転職を行う公務員時代の年収の1.5倍程増加しました。利益を出す為には何をすれば良いかなどを考えるのはとても楽しいです。
また、歩合制の会社のため成果が毎月の給与に反映されるのがとても嬉しいです。この感覚は民間企業働くことでした得られなかったと思います。今の給与をさらにアップさせたい公務員の方は転職をおすすめします。
まとめ
公務員から異業種へと転職する場合、未経験転職として扱われることが多くなります。
そのため、未経験転職に強く非公開求人数も多い大手転職エージェントや中堅転職エージェントの活用が必要です。公務員からの転職におすすめなのが、リクルートエージェントやdodaといった、経験が豊富なコンサルタントのいる転職エージェントを利用するようにしましょう。
公務員から年収アップ・キャリアアップ転職を狙う場合は、ハイキャリア向けの転職エージェントの利用がおすすめです。自身の市場価値をしっかりと診断してくれるリクルートダイレクトスカウトやビズリーチがおすすめとなります。
また、未経験から公務員に転職するには、20代で公務員試験を受けるか、30代以降は社会人経験者採用を利用することがおすすめになりますが、どちらも競争率が高くて給与も下がってしまう恐れがあります。まずは民間企業も視野に入れておき、転職エージェントに相談するようにしましょう。