人のためになる職業に就きたいと思って警察官の仕事を選んだのに理想と違う…。頑張って試験を通って警察官になったけど、どうしても辞めて転職したい。

警察官を早く辞めて第二の人生を切り開きたいと思っている人のために、警察官を辞めたい理由と、警察官から民間企業に転職する際にアピールできるポイントおすすめの転職先について紹介します。

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職種
オールマイティー
公開求人数
200,034件
対応地域
全国
おすすめ年代
20代~

警察官を辞めたい理由は?

拘束時間が長くハード

警察官の多くが交代制で働いています。そのため勤務時間が不規則で、緊急性の高い事件があれば非番でも呼び出されることも多く、拘束時間がとても長いきつい仕事です。家族と一緒に過ごす時間がほとんど取れない、超過勤務で健康を損ねてしまいそうなどの理由から、警察官を辞めたがっている人が少なくありません。

特に若い人の離職率が高く、1か月で辞めてしまう人も多いです。若いうちは特に拘束時間の長いハードな仕事が多いため、夜中や非番の日でも仕事だったり、仮眠すら取れなくて体力がきつかったりということも多いです。

警察特有のストレス

警察官として働いていると、普通に生活していたら目にすることのない場面や、粗暴な人物に対面することが幾度もあります。訓練された警察官であっても、痛ましい事故や凄惨な犯罪に直面するたびに、強い精神ストレスがかかります。

犯人と対峙する場面では警官本人が危険にさらされることもあり、警察官特有の気苦労が常にあり、心身のバランスを崩して離職を考える人があとを絶ちません。

また、警察官というのは子供からの印象は良くても、大人からのイメージはよくありません。警察官が犯罪行為をしたというニュースなどから悪いイメージを持つ人、ストーカー被害などで警察に相談しても何もしてもらえなかったという人など、理由は様々です。

そういった悪い印象は「警察官」全体のイメージになるため、自分が何もしていなくても市民から冷たい目で見られることもあります。

ハラスメントの横行

警察というのは、パワハラ・セクハラなどの宝庫です。昔ながらの体育会系の組織のため、上には絶対に逆らわないといった意識が根強く残っています。警察官で鬱になってしまう人も珍しくありません。

問題は、そうしたハラスメント行為をしている人たちに悪意があまり含まれていないことです。自分もこうやって教育されたから当たり前、指導のためならこのくらいの暴力は許される、そういった意識のもとで行っている人も多いため、どんどんハラスメントが横行していきます。

理想と現実の差に耐えられなくなる

「世の中のためになる仕事をしたい」、「悪いやつを捕まえて市民のためになりたい」、そういった理想を持って警察官を志す人も多いでしょう。しかし、実際に警察官になると、理想からかけ離れた現実にショックを受ける人が多いです。

上の言うことを聞くだけの先輩、裏社会とつながりのある上司、大した仕事もしていないのにどんどん出世していくキャリア組。どんなに頑張ってもノンキャリアでは課長クラスが限界で、幹部になることはできません。

現場経験の少ないキャリアだけが出世していく報われない現実や、上司や先輩たちの保身しか考えていないやり方への苛立ちなど、上手くいかない現状で仕事への意欲を失って辞めてしまう人が多いです。

警察官から民間企業に転職する際にアピールできるポイント

厳しい職場環境に耐えることができる

警察官の仕事内容は過酷で、シフト制勤務が多いことは広く知られています。そのため一般企業の採用担当者に警察官時代のエピソードを交えて、忍耐力があって適応能力にすぐれていることをアピールすると、好印象を与えることができます。

体力を持っている

警察官は試験の科目に体力試験があり、基準を満たしていないと警察官にはなれません。加えて、ハードな仕事を経験し、厳しい訓練もこなした経験があるので、同じ年代であるならば、他の職種経験者よりもタフで体力に自信があるということを上手にアピールしましょう。

若い転職者でもベテランの転職者でも、スタミナが要求される職種では採用に有利になります。

規律や上下関係に厳しい

不正を許さないという警察官のイメージは、採用の場面ではプラスに働きます。また警察の階級組織は一般の人にとって体育会系ノリのイメージを持たれやすく、上下関係に厳しい業界や職種でもプレッシャーがかからずに活躍できることを上手くアピールしましょう。

警備や不動産販売などの業種が該当しますが、金融や飲食業なども上下関係が厳しめなので、広い業界で有効なアピールと言えます。

冷静さや判断力を持っている

警察官は業務中に冷静な判断を正確にくだすことが常に求められる職業です。判断ミスが、自分や同僚、市民を危険にさらすことにつながりかねないので、どんなときでも冷静でいることも要求され、厳しい訓練を重ねています。警察官のキャリアの中で磨かれた判断力や冷静さは、企業にとっては業種を問わず、欲しい人材のイメージと重なります。

警察官から民間に転職、おすすめの転職先は?

警察官のキャリアを活かすなら警備会社

警察官が民間の転職先として数多く転職しているのは警備会社です。人々の安全を守り、警備や交通整理といった警察官時代の経験がダイレクトに活かせる仕事です。企業側も積極的に元警官を採用する姿勢があり、比較的高めの待遇で採用されやすいです。

元刑事なら興信所

調査業務を請け負う興信所でも元警察官を積極的に採用しています。特に警察で刑事として、尾行や張り込み、聞き込み調査といった調査のノウハウを身に着けた人材は即戦力として、重宝されます。警官時代の人脈も活用もでき、調査のエキスパートとして活躍できます。

体力と粘り強さをアピールして営業職

警官時代に鍛えて身につけた体力と精神力は、業種を問わず営業職では強い武器になります。営業職はどの業態でも、異業種の転職者を受け入れる傾向が強く、これまでのキャリアの内容にかかわらず、実力成果主義の仕事です。建築・不動産・金融といった体育会系ノリの強い業界でも違和感なく溶け込める元警官が多くいます。

警察官から民間に転職で年収を下げないための方法

若いうちの転職が有利

今はまだ転職しようかどうか悩んでいる段階だという人は、早めに転職活動をした方が有利だということを覚えておきましょう。

未経験の業種に挑戦する場合には、若く柔軟性を持った人材の方が採用されやすく、スムーズに転職活動を進めやすいです。

また、警察はキャリア組以外の出世が難しいため、年収が上がることはありません。業務内容や勤務時間に見合わない給料で働き続けなければならず、ハラスメントやストレスで鬱病などになってしまう可能性もあります。今すでに転職で悩んでいる人は、早めに行動することをおすすめします。

自分のキャリアに合った求人を選ぶ

警察官は公務員のため、給料に各手当がついていましたが、民間企業では公務員時代ほどの手厚い手当は期待できません。これまでの年収をキープしたまま、異業種転職するためには、キャリアと求人のマッチングが最重要の課題です。

警察官時代の経験やスキルと、転職先が求める条件がマッチしてないと、単なる未経験転職と見なされ、年収が大幅にダウンしてしまうリスクがあります。

したがって求人サイトやハローワークから自力で転職先を探すよりも、転職エージェントのキャリアカウンセリングを受けて、自分のキャリアにマッチする求人を紹介してもらう方が安全で、良い待遇で採用される可能性が高まります。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェントは国内最大級の転職エージェントです。約20万件にも登る非公開求人を保有しており、登録すると担当のキャリアアドバイザーから希望にあった求人を紹介してもらえます。

警察官を含め公務員から民間企業への転職支援実績もあり、警察からの転職ノウハウも蓄積されています。決まった休日がとれない忙しい人でも、退職届を出す前から、効率よく転職活動を開始することができます。

専任のキャリアアドバイザーがキャリア相談、応募書類削、面接対策などの就職支援をおこないます。面談は土日に設定が可能なため、働きながら転職活動をすすめることができます。直接登録面談に行けない場合は、電話相談にも対応しています。

拠点も全国主要都市に19箇所あり全国を網羅しており、土日の相談が可能なのも有難いですね。

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体育会出身者の転職はアーシャルデザイン

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※未経験分野へ転職をお考えの方、希望勤務地が東京・千葉・埼玉・神奈川で20代限定です。

まとめ

過酷な労働環境やハードな仕事内容などが理由で、警察官の離職率は非常に高いです。体力と適応能力があり、冷静な判断が下せるように訓練されている警察官の転職市場での価値は高めで、

・人々の安全を守る警備会社
・刑事の経験が役立つ興信所
・体力と精神力を活かせる営業職

といった今までのキャリアを活かせる民間の転職先がおすすめです。現在の年収をキープするには、公務員の転職実績の高い転職エージェントを利用して、効率よく転職活動を勧めていきましょう。