ここ数年、日本国内でもさまざまな働き方改革が行われています。AIなどの普及により、店舗などの接客やサービスをAIロボの導入で無人化する企業も増えており、デジタル技術を活用した新しい働き方も注目を浴びています。

無人化・AI化の加速する中、ギグエコノミーという働き方を選択する人が増えています。これまでの働き方が大きく変化していく背景には、さまざまな技術の進歩が関係していると言えます。

ギグエコノミーで働くとは?

ギグエコノミーとは、これまでに一般的であった企業へ入社し、長期間同じ職場や条件で安定して働くための雇用とは違い、短期間や条件に合った仕事を選んで働く形態を指します。インターネット上のさまざまなプラットフォームを活用し、単発の仕事を自身で受注する働き方がメインとなり、時間や働く場所に拘束されない働き方と言えます。

こういったスタイルで働く人は、ギグワーカーとも呼ばれています。ネット環境の普及やIT技術の進歩によって、日本人の働き方はこれまでにない大きな変化と言っても過言ではありません。

現在、世界的なパンデミックの中でテレワークを推奨する企業も増えています。会社やオフィスを持たず、社員全員が完全在宅で業務をおこなっている会社も珍しくない時代となりました。こうした社会現象もギグエコノミーが拡大している背景と言えるかもしれません。

通常では補えない業務のみを単発で依頼することができる企業側は、正社員を雇用するという人件費の削減につながり、ギグエコノミーとして働くフリーランスにとっては自身の条件に合った仕事のみを選択して仕事を受注できるため、双方にとってメリットであると言えます。

無人化・AI化を導入している業態

多業種の企業ですすむ、店舗の無人化やAI導入による人員配置の縮小が昨今多く取り上げられています。一昔前まで学生のアルバイトの代名詞と言われたコンビニエンスストアでも、完全無人化の検討や無人決済システムなどの導入を実施している店舗があります。

従来の店員がレジ打ちをして客との金銭のやりとりをおこなうという方式は少なくなり、自身で支払方法を選択、実施するという決済システムに移行している大手コンビニエンスストア店舗がほとんどとなりました。また、大手スーパーや大型商業施設などの多くの場所で導入されており、ここ数年での普及は大幅に加速しています。

完全無人店舗では、店内にAIセンサーなどを活用したカメラを設置しており、事前にアプリの登録を済ませて来店したユーザーが生体認証技術を用いた本人確認システムによってQRコードをかざして入店できる仕組みとなっています。高精度のAIセンサーによって、店内の商品や買い物をする客の動きなどを識別し、犯罪やトラブルなどを防ぐためのセキュリティに関しても優れています。

こうした店舗は、開発企業の社内に設置されている店舗などで試験的に展開されている段階ですが、路面店で実用されている店舗もあります。AIの進歩にともない、今後こうした無人店舗が当たり前になる時代もそう遠くはないかもしれません。

コンビニエンスストアやスーパーなどの小売店舗だけでなく、飲食業界でもAIの導入はすすんでいます。大手の飲食チェーン店舗などでは、AIロボットを採用した注文の聞き取りや配膳をおこなっています。タッチパネルで客から入った注文をAIロボットが客席まで料理を配膳するといったサービスは、全国でも多く導入されています。

こうした人員配置の削減はさまざまな企業が参入しており、会社の顔である受付をAIの導入により無人化している企業もあります。

ギグエコノミーでの働き方に必要なこと

2021年の3月に「フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン」を政府が策定しました。これは、フリーランスやギグワーカーなどの働き方の多様化を下支えするためのものです。業務を発注する企業などから、一方的に不利益となる扱いを受けることなくきちんとした契約の基で仕事ができるための環境を整えるべく策定されたものでもあります。

ギグワーカーを含む全てのフリーランスは、個人事業主として扱われるため最低賃金を保証する明確な金銭的補償がありません。通常の会社員であれば労災としての保証を受けることができる業務中の怪我や病気も、フリーランス含むギグワーカーは自己責任となります。仕事で必要な道具も全て自己負担が基本です。

何らかのトラブルが発生した場合でも、自分での解決が必要となります。時間や場所に縛られることなく自由な働き方ができる一方で、社会的な身分は不安定というイメージがあり、単発の業務の受注や短期の仕事であることが一般的で、会社員のような安定した収入に繋がらない人も多くいるのです。

仕事を受注する際には、契約内容が曖昧でなく条件などを明確に提示されているかなどの確認も自分自身でおこなう必要があります。インターネット上でのプラットフォームで企業が募集をかける業務には、緊急性や完成度の高い納品を望む内容も多く、同じ業種のギグワーカーが増えるにつれて業務の受注競争が起こることは予測できます。

高いスキルや豊富な経験が武器となる人にとっては、業務の受注もそれほど難しいことではなく高い報酬も見込めますが、大半はそううまくはいかないのが現状です。

まだまだ不安定な働き方であるという認識は拭えないギグエコノミーですが、高齢化のすすむ日本では雇用年齢の引き上げや健康寿命を伸ばす政策の一環としても期待をもっています。今後も新たなプラットフォームやアプリケーションなどの普及によって、フリーランスを含むギグワーカーの活躍の場がますます増えていくことが期待できます。

ギグワーカーとして自分らしい新しい働き方を目指すためには「働く」ということを自分自身がどう考えるのか、仕事に対して何を求めるのかをしっかりと明確にしておくことが必要です。また、そのための努力や学びの時間も設けることで、高い報酬や自分らしい生き方を見出せるのではないでしょうか。

ギグエコノミーへの転職で新しい働き方を

AIの導入による雇用人員の削減で、大小問わず会社員として働くというスタイルは大きく変化しています。ICTなどのデジタル技術を活用した場所を選ばない働き方も今後の日本でも幅広く推奨されていくのではないでしょうか。こうした中で、ギグエコノミーとしての働き方もこれからますます多様化していくことが予想されます。

都心を中心に今とてもニーズの高いウーバーイーツも、ギグエコノミーとしての働き方の代表と言えます。パンデミックによって大きな損失となった飲食店が多い中、ウーバーイーツの普及により起死回生を望む飲食店にとって、ギグワーカーという存在は必要不可欠です。

飲食業に限らず、多くの業種がフリーランスを含むギグワーカーを必要とするニーズは右肩上がりと言えます。だからこそ、ギグワーカーとして企業や業務の受注先への誠意ある仕事が求められます。多くのギグワーカーが働きやすい市場を獲得するためには、1人1人の高い意識が大切となります。

ギグエコノミーとしての働き方は、市場規模を無限に拡大できる可能性を秘めています。今後さらに活躍の場を広げることが期待されるギグエコノミーへの転職は、自分らしい働き方を確立することを目指しながら、自然と自分らしい生き方につながるのかもしれません。

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