保育士資格とは

保育士は、ただ単に子どもを預っていれば良いという仕事ではなく、教育も含めたさまざまな専門知識を駆使して行う仕事です。保育士資格は、これらの専門的な要件を満たしているということを公的に証明するために設けられている制度なのです。(引用:厚生労働省

保育士資格を生かして楽な仕事に転職する際の注意点

保育士は過酷な労働環境の保育施設が多いため、慎重に選ばないとまた辛い職場に当たってしまう可能性があります

保育士の仕事は非常にやりがいがある一方で、肉体的・精神的に大変な面もあり、「もう少し楽な環境で働きたい」と考える保育士は多いのではないでしょうか。

この記事では、保育士の資格を持つ方がより楽な職場で活躍できるための選択肢として、おすすめの職場を紹介し、転職先が本当に楽な職場かどうかを見極める方法についても詳しく解説します。

楽な職場と一言で言っても、基準は人それぞれ異なります。

職場の雰囲気・勤務形態・職員のサポート体制・仕事内容など、多角的な視点から楽な職場を判断するポイントを紹介します。

この記事を読むことで、保育士の資格を活かしながらより快適に働ける職場選びの参考としてください。

この記事でわかること
  • 保育士の楽な職場
  • 楽な職場を見分ける方法

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保育士の楽な職場①病児保育・院内保育所

病児保育所・院内保育所とは

保育士の資格を活かせる楽な職場として、元保育士の転職先としてまずおすすめできるのは「病児保育・院内保育所」です。

病児保育所とは家の中で病気の子供の看病ができない家庭が利用できる保育所で、病児後保育所は、回復期の子供の保育をする施設です。病児保育・院内保育所は、子供が医師による診察や看護師のケアを受けられるように、大きな病院に併設・隣接されることが多い施設です。

行事・外遊びがない保育スタイル

病児保育・院内保育所では施設の性質上、運動会や学芸会などのスタッフに負担が大きい行事はありません。日常の保育でも、病気中・病後の子供は安静が必要なため、外遊びはなしか日光浴程度のため、保育士は屋外で子供達と走り回って体力を消耗することがありません

書類仕事・持ち帰り仕事が発生しない

一般の保育園は、年齢ごとにクラスが分けられていますが、病児保育・院内保育所は面倒を見ている子供の数が少なく、一斉保育の施設がほとんどです。そのため指導計画書の作成の必要がなく、書類作成のための持ち帰り仕事も発生しません

安定した経営母体と職場環境

通常の保育園では保育士の給与体系などはあまり良くありませんが、病院保育や院内保育所は運営機関が自治体や大病院のため、健全な運営をしている施設が多く、保育士の働く環境が整備されています。高い水準の給与や過度な残業やサービス残業がない安定した勤務体系が期待できます。

病児保育・院内保育所は、少人数制のため、スタッフが子供一人一人にきちんと向き合って保育ができるというメリットもあります。小規模の施設は保護者との連携がとりやすく、行き違いからくる保育士と保護者間のトラブルが発展しにくい環境です。

病児保育所・院内保育所で働くのに必要なこと

病児保育・院内保育所で働くためには保育士資格は必須となります。ですが病気の子供の世話の経験がなくても、施設には看護師が常駐しているため、医療に関する専門知識が無くても仕事に就くことができます。病気の子供の家を訪問し、家族の代わりに世話をするスタイルの保育であれば無資格でも働くことができます。

保育士の楽な職場②企業内保育所

企業内保育所とは

次に保育士の資格を活かせる楽な職場としておすすめできる施設は「企業内保育所」です。企業内保育所とは、企業の中やその近所に置かれている施設で、従業員の子供を預かります。

「企業内保育所」には種類があり、
1.単独利用型
2.地域開放型
3.共同利用型
4.共同設置型
に分類されています。

「単独利用型」の施設は、1つの企業で設置し運営している保育施設で、自社で働く従業員の子供だけを預かります。「地域開放型」の施設は、1つの企業で設置し運営している保育施設で、従業員の子供だけでなく周辺地域の子供も受け入れています。

「共同利用型」の施設は1つの企業が運営し、複数の企業が共同で利用する施設です。「共同設置型」は複数の企業が費用を負担して運営し、従業員の子供に加え周辺地域の子供も受け入れる施設です。

休日出勤が発生しにくい

「企業内保育所」は企業の従業員の勤務時間に合わせて運営されています。基本的に土日休みで、夜勤がなく、残業が少ない施設です。ですが企業の就業時間前に子供を預かり、退社後に子供を保護者に引き渡すため、早朝登園や深夜降園を見込んでシフトが組まれています。

行事・外遊びが少ない保育スタイル

保育の特徴ですが、運動会や学芸会など大きな行事がありません。大企業に併設されていることが多いため、園庭に広いスペースがとれないことが多く、外遊びが少なめで身体面での保育士の保育の負担があまり大きくありません。また施設の立地ですが、駅に近いところあることが多く、保育士の通勤が便利です。

企業内保育所のデメリット

「企業内保育所」は認可外保育施設のため、保育士の数の規定がありません。少ない保育士で子供達を見ることが多く、負担が増えるケースもややあります。また企業内保育所の運営にはコストがかかるため、保育施設の運営を廃止する企業もあり、雇用の継続という面でやや不安定な側面があります。

保育士の楽な職場③ベビーシッター

ベビーシッターとは

保育士の資格を活かすには「ベビーシッター」という働き方もあります。ベビーシッターの仕事に、保育士の資格は必須ではありませんが、保育士の資格や、保育施設で働いた経験があれば、採用時に優遇されることが多く、高時給の仕事がみつかります。

難しい人間関係ナシ

ベビーシッターの仕事は、施設で子供を預かるのではなく、基本的に面倒を見る子供の自宅に出かけたり、自分の家で子供を預かったりして保育を行います。ひとりでおこなう仕事なので、責任は重くなりますが、職場での人間関係のトラブルが発生しないというメリットがあります。

今後ますます需要が増える見込み

保育施設が少ないため待機児童が問題となっている今、ワーキングマザーやワンオペ育児をしている家庭でのベビーシッターの需要は増える一方です。今後もベビーシッターは活躍の機会が増えることが予想されます。

転職前に本当に楽な職場を見分ける方法とは?

保育士が転職に失敗する理由

保育園には過酷な労働環境の保育施設が多いため、保育にかかわる仕事探しをする転職希望者は、今よりいい環境を求めて働きやすい職場を探します。注意深く新しい仕事場を選んだはずなのに、転職して働きだしてから「転職に失敗した」と感じる人が後を絶ちません

求人票と実態がかけ離れている職場

転職に失敗した人で一番多いのが、募集要項の給与と実際の給与が違うケースです。時給制と求人広告には書いてあったのに、実は月給制で残業代がつかない、会社の業績が悪く求人票に明記してあった賞与がなくなった、などのトラブルがあります。

また労働時間が求人票と実態がかけ離れているケースも多くあります。求人に残業なしと記載されているが実際は毎日長時間の残業が発生している、就業時間でこなせない書類仕事は持ち帰り仕事にまわされてしまう、といったトラブルが報告されています。

求人票では分からない職場の雰囲気

また条件の面で魅かれて転職したところ、人間関係が非常に悪くストレスが多い職場だったというケースもあります。職場の雰囲気が悪いと離職率が高くなり、常に保育士が不足していて残っている保育士の負担が大きくなるなどの影響があります。

転職サイトに載っている求人情報には、基本的に施設のいい所しか書いていないため、職場の雰囲気や人間関係の良し悪しまではわかりません

転職前に職場の情報収集が必須

転職を成功させるには、希望する職場の状況を把握しておくことがとても大切です。求人票の情報をみて楽そうに見えた職場が、実際に働いてみたら激務だったということがないように、入社前にその会社や病院の内情を知っておくことで、転職失敗を回避することができます。

転職希望者が、職場の雰囲気を把握する一番の近道は、保育士専門の求人サイトに登録することです。登録すると、キャリアコンサルタントに相談できるサービスを利用して、面接で聞きにくい給料や福利厚生の内容、職場内の雰囲気を応募前に確認することができます。

保育士さんが認める保育士ワーカー

保育士さんが認める保育士ワーカー

「保育士ワーカー」は、保育の仕事を専門に扱う転職支援サービスです。保育士ワーカーに登録をすると、公開されていない好条件の非公開求人を閲覧し、応募することができます。「保育士ワーカー」は業界でもトップクラスの求人数をほこり、働きやすい企業内保育所や病児保育所・院内保育所の仕事も豊富です。

求人を検索して自分で応募することもできますが、コンサルタントの利用がおすすめです。経験豊富なコンサルタントから転職活動をフォローしてもらうと、効率よく転職活動を進めることができます。

全地域対応、全国10拠点の営業所で日本中の保育士さんの転職サポートを行っています。
※資格を保有している方のみご利用できます。

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「保育ガイド」は保育士のための転職支援サービスです。全国2万件以上の求人から条件をしぼって好待遇の仕事を探すことができます。新卒保育士から、ブランク明けの保育士まで利用できる転職サイトです。

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まとめ

保育士の資格を活かせて、今よりも楽な職場を探している人は、以下の3つがおすすめです。

・病児保育・院内保育所
・企業内保育所
・ベビーシッター

保育士は過酷な労働環境の保育施設が多いため、慎重に選ばないとまた辛い職場に当たってしまう可能性があります。求人票では分からない職場の雰囲気を知るためには、保育士専門の転職エージェントを利用して、職場の内情を詳しく教えてもらいましょう