営業の中でもキツイとされているのが飛び込み営業です。ノルマを達成するために頑張ってはいるものの、お客様からは嫌な顔をされ、売り上げは上がらず上司には叱責される日々。
そんな飛び込み営業を辞めたいと感じている人も多いのではないでしょうか。

ここでは、飛び込み営業を辞めたいと思ったときの対処法についてまとめています。
また、飛び込み営業が向いていない・辞めたいと感じる理由と、飛び込み営業から転職するのにおすすめの業界・職種についても解説しています。

飛び込み営業が辛い・辞めたいと感じる理由

アポイントが無いと門前払い

飛び込み営業を一切受け付けていない企業はたくさんあります。場所によってはビル全体で飛び込み営業を禁止していることさえあります。
足を棒にして飛び込み営業しても担当者に取り次いでもらえず、空振りに終わることも多いのが現状です。

嫌がられることが多く、空き巣の犯人気分になる

企業にとっても個人のお客様にとっても、突然の飛び込み営業は迷惑と感じる人が多いでしょう。条例で訪問販売を禁止している地域もありますし、マンションの防犯用カメラで撮影している場合もあります。

純粋に仕事で訪問しているだけなのに、こんなに警戒されては、まるで空き巣の犯人の気分です。これでは仕事を続けていきたいとは思いづらいですよね。

相手の嫌がることをしているという罪悪感

アポ無しの営業はお客様から嫌がられることも多く、自分では一生懸命に仕事をしているだけなのに、だんだん相手の嫌がることをしているという罪悪感が大きくなってしまうこともあります。

怒られ、罵声を浴びせられる

特に個人のお客様に営業をかける場合は、会社というバックグラウンドがないため、営業の人に容赦のない言葉をかける人がいるようです。
仕事で来ているつもりでも、相手にとっては、プライベートな時間を奪われていると感じるので、怒られることも多くなってしまいます。

契約がなかなか取れない

門前払いも多い飛び込み営業では、契約を取るもの至難の業です。しかし、ノルマを達成できないと、「なぜ契約を取れないんだ!」と上司に叱責されることもあります。

訪問先でも、社でも上司から怒られてばかりいると、ストレスが溜まってしまいます

飛び込み営業を辞めたいと思ったときの対処法

飛び込み営業が嫌な理由をハッキリさせる

まずは、飛び込み営業が嫌な理由がどこにあるのかを見極めましょう。強引な飛び込み営業をさせる会社の体質が嫌なのか飛び込み営業自体が嫌なのかなど嫌な理由をきちんと整理しておきましょう。

転職したほうが良いのか、同じ会社内で部署異動の申請を出した方が良いのか、今飛び込み営業が嫌だと思っている理由を整理することで、これから先の動き方が変わってきます

飛び込み営業をしない営業職に転職する

飛び込み営業は嫌だけど、人とコミュニケーションが取れる営業の仕事は続けたいと思っている人は、飛び込み営業をしないタイプの営業職に転職するという方法があります。

営業手法の異なる企業を選ぶ

一度飛び込み営業の辛さを経験すると、もう二度と営業職には就きたくないと考える人もいるかもしれません。しかし、飛び込み営業は数ある営業手法の一つで、最も難しい営業スタイルです。最近では、スマホやインターネットの普及を利用して、顧客対象となる人に直接会わないで営業を行うインサイドセールスなどを行っている企業もあります。

営業手法は、他には訪問営業やテレアポ営業などのように、新規で顧客を獲得しなければならないための方法がいくつかあります。ですが、新規顧客獲得だけが目的ではないルート営業などもあります。
営業職での経験は同じ営業職で重宝されるので、「営業=飛び込み営業」と営業すべてを否定してしまうと、せっかくの転職のチャンスを逃してしまうこともあります。営業に対する視野を広げて求人を探してみましょう。

扱う商材の異なる営業職を狙う

営業のスタイルは、業界・商材・企業によって本当にさまざまです。会社で扱う商材によって、飛び込み営業を積極的にやる・飛び込み営業をやらないという考え方が変わってくるので、他の会社の営業は飛び込み営業が少ないということも十分に考えられます。

成果報酬型から抜け出す

飛び込み営業に多いのが成果報酬型の給与体系です。給料のほとんどが売り上げによって決まるので、成果が出ないことに対してもプレッシャーが大きいのが特徴です。

成果報酬型の給与体系では無いところは、ノルマが未達成でも最低限の月収は保証されています。たとえば、ルート営業や内勤営業は成果報酬型ではなく、月収が保証されていることが多いので、プレッシャーを感じにくいです。

異動願いを出す

会社を辞める気はないけれど、飛び込み営業からは抜け出したいという場合は、会社に異動願いを出してみましょう
簡単には希望が通らない可能性もありますが、やってみる価値はあります。

飛び込み営業から転職、おすすめの業界・職種は?

要注意!飛び込み営業が多い職種

広告代理店

広告業界は、扱う広告によっては飛び込み営業が多いので注意が必要です。求人広告や飲食店の広告などは小口の契約が多く、広告のサイクルも早いため、常に新しいクライアントを探している状態です。

担当のエリアを割り振られ、1日に200件の飛び込み営業を課せられる、なんて企業もあるので注意が必要です。

不動産業界

不動産業界も飛び込み営業の可能性があります。不動産業界はそのノルマがキツイことでも有名ですが、そのノルマを達成させるための営業手法も過酷です。
個人のお宅に飛び込みでマンションの営業をするなんてことも十分にあり得ます。

無形商材を扱う法人営業がおすすめ

無形商材とは、サービスなどの形のない商材のことで、それを企業に向けて提案する営業のことです。

専門性が身に付く

無形商材にもさまざまなものがありますが、人材、広告、メディア、インターネット関連サービス、IT業界などは営業をする際に、専門的な知識が必要です。そのため将来的にキャリアアップしたり、起業したりできるほどの専門性が身につきます

やりがいを感じやすい

一般的に有形商材よりも無形商材の方が、営業する人の能力や営業スキル、専門性が営業結果に反映されると言われています。自分の営業としての能力が上がればあがるほど、結果も付いてくるので、仕事へのやりがいも感じやすいのです。

中長期的に年収を上げやすい

無形商材の法人営業は、市場規模が大きいのも特徴です。どんな会社でも人材の採用やITシステムへの投資は行っています。ほとんどの企業を対象に営業ができるので、将来のお客様を獲得しやすく、経験を積むほど、営業スキルもあがって行くので、中長期的に年収が上げやすいのです。

物売り的な要素が少ない

例えば、ティッシュペーパーを小売業に向けて販売していると、製品を生産したり仕入れるための資本力が必要になったり、製品そのものの値段・性能など決まっている要素が売り上げに大きく関わってきます。

無形商材では、そういったものは必要なく自分が培った専門知識やノウハウが蓄積することによって、提案する幅が広がりますので、さまざまなアプローチができるのです。

既存営業(ルート営業)もおすすめ

飛び込み営業がお客様の新規開拓を目的としているのに対し、ルート営業はすでに取引のあるお客様に対して営業を行うものです。そのため、お客様に冷たい対応をされることもめったにありませんし、アポイントも取りやすいのが特徴です。

お客様とじっくりコミュニケーションを取り理解を深めていけるのがルート営業の魅力です。その分、お客様を選べないことや、お客様を理解した提案ができないと競合他社にお客様を取られてしまうというようなデメリットもあります。

営業自体が嫌なら他職種に転職

飛び込み営業だけでなく、そもそも営業職が嫌だと思っている人は他職種への転職も視野に入れましょう。営業以外での仕事だと多少転職は難しくなりますが、営業の経験が活かせる同じ業界内での転職や、未経験可の求人などを探していきましょう

まずは求人を転職サイトでストックしておこう

転職に成功するかどうかは、良い求人に出会えるかどうかで決まります。良い求人に出会えるかどうかは運とタイミング次第なので、常日頃から求人サイトをチェックしておく必要があります。あらかじめ転職サイトに希望条件を登録しておけば、条件にマッチする求人が出たらすぐにお知らせしてくれますので、良い求人に出会える確率が上がりますし、取りこぼしも防げます。転職したいと思ったら、まずは転職サイトで網を張っておくのがおすすめです。

リクナビNEXT

リクナビNEXT

転職者の約8割が利用している、国内No.1の転職サイトです。新着・更新求人が毎週1,000件以上届き、その中の約8割はリクナビNEXTでしか見ることができない独占求人です。
さらに、レジュメ登録者にはサイト未掲載の特別求人を閲覧することも可能です。サービスも充実していて、スカウトメールの他にも、提携エージェントから特別求人が届くシステムもあります。

リクナビNEXT公式サイト

求人サイトのブラック営業求人に注意

ブラック求人の謳い文句

営業職は多種多様なので、転職する際にはブラック企業にぜひとも気をつけたいところです。常に求人広告が出ている・ノルマなしなどの気軽な感じ・事業規模に見合わない給料を掲げている企業は、人がすぐ辞める、集まらないなどの問題を抱えている可能性がありますので要注意です。

実際に働いた人の口コミが見られるサイトなどもありますので、できれば応募する前に企業の労働環境を調べるのも大切です。また、会社説明会や職場見学を行っている会社があれば積極的に利用しましょう。

ブラック企業はデータに出てこない

ブラック企業を見抜く時は、離職率や有給消化率を見るなんて言いますが、鵜呑みにできないのが現実です。ブラック企業はデータをよく見せようと、退職直前に有給を消化させる、3ヶ月以内の退職者は試用期間のため離職者にいれない、などの工夫をしている可能性があります。

求人票などのデータから自分でブラック企業を見抜くというのは、なかなか難しいことなのです。

飛び込み営業からの転職、ブラック営業求人に捕まらないためには

ブラック企業を避けて転職するには転職エージェントの利用がおすすめです。転職エージェントは企業の人事だけでなく、エージェント経由で転職した人とも連絡を取り合っているので、求人媒体ではわからない企業の実情を把握しています。転職エージェントから企業に応募する場合、応募前にその企業の内情をキャリアコンサルタントから教えてもらうことができます

転職エージェントで採用活動を行うには、求人広告を出すよりも大きなコストがかかります。人がすぐ辞めるブラック企業には、採用活動に予算をあまりかけられないという面もあるので、転職エージェントにはブラック企業の案件が少ないというのも大きなポイントです。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

取り扱う求人数が業界内でも群を抜いて多いリクルートエージェントは、転職しようと思ったらはじめに登録してほしいエージェントです。それぞれの業界ごとに専属チームがあり、業界に精通したエージェントが転職をサポートしてくれます。

膨大な求人から自分のスキルや希望に合った企業を紹介してくれたり、選考に通過するための書類の添削や面接指導など的確なアドバイスが得られたりします。
また、はっきりと転職したい職種が定まっていなくても、これからのキャリア形成を踏まえた相談にも乗ってくれるので、転職の目的がよりはっきりとするでしょう。

リクルートエージェント公式サイト

まとめ

飛び込み営業を辞めたいと思っているなら、まずは嫌だと感じる原因を整理しましょう。

企業の体質が合わない・飛び込み営業が向いていないという場合は、転職することをおすすめします。企業方針や扱う商材によっては、飛び込み営業のない企業もあります。
また、他部署への異動申請を出してみるのも一つの手段です。

転職先としておすすめなのが、無形商材を扱う法人営業既存営業です。広告代理店や不動産業界は飛び込み営業の可能性の高い業界なので避けるようにしましょう。