幼稚園教諭の転職理由は?

幼稚園教諭は文部科学省の管轄であり、学校教育法に基づいて教育を行う「教師・教員」つまり「先生」となります。つまり単に子供たちの世話をするだけでなく、幼稚園は幼児を保育し、健やかな成長のために適切な環境を与えて、心身の発達を助長することを目的とする「教育機関・学校」です。対象年齢の子供は3歳〜就学前で乳幼児は含まれませんし、あくまで教育施設です。

仕事のハードさや、給与面の低さ、プライベートな時間の少なさなどは保育士と同じですが、幼稚園は保育園とは異なり、幼稚園教諭には「教育」という感覚が強くあります。保護者の関わり方も、仕事している時間に預ける場所という保育園とは異なり、教育のために通園させているという感覚なので、保育園よりも保護者が強く関係してきて、トラブルも多々あります。

幼稚園教諭が転職を考える理由としては、「精神的な理由」あるい「金銭的な理由」がほとんどです。

  • 「サービス残業」や「持ち帰り内職」など時間に追われる日々、休日もなかなかとれない、ハードな激務続き
  • 女性ばかりの濃密な職場、モンスターペアレンツのような保護者「辛い人間関係」
  • 拘束時間や仕事内容の割には、信じられないような「低い収入」

特に収入面では、若い女性が数年だけ働き結婚退職していくという、頻繁に人材の新陳代謝を繰り返すパターンが長年続いていたため、賃金が低く抑えられているのが現状です。キャリアを積んでも収入アップが見込めず、男性の幼稚園教諭も増えていますが将来的な不安を抱える人は少なくありません。

幼稚園教諭の転職先はどこが多いの?

幼稚園教諭は、やはり同じ幼稚園へ転職して、園を変えるというケースが多いです。職場内の人間関係や、上司である園長との関係、父兄・保護者達との関わりなども、幼稚園を変えることによって解決するケースも少なくありません。

幼稚園はどこも同じではありませんし、幼稚園によって運営方針や教育に対する考え方も違いますし、人員の体制もさまざまあります。必ず一人で担任をする幼稚園もあれば、副担任として何年か園の方針に慣れてから担任を任されるという幼稚園もあります。

サービス残業や持ち帰り内職などトータルの仕事量も、人手に余裕がある体制の幼稚園なら問題ありません。子供たちにも目が届きますし、じっくり向き合えるというのも幼稚園教諭にとっては嬉しいでしょう。

子供向けの習い事のような特別なカリキュラムを組んでいる幼稚園もあれば、子供たちの自主性を重んじてノビノビと遊ばせることを基本としている幼稚園もあります。3〜6歳児だけの幼稚園ですが、もっと幼い幼児たちの預かり保育や、未就園児教室などを設けている幼稚園もあります。

幼稚園によって本当にいろいろですので、自分の保育や幼児教育の考え方に沿った職場を選択することが重要です。

幼稚園教諭は「幼稚園教諭一種免許」か「幼稚園教諭二種免許」取得していますが、大学や短大、専門学校などで「保育士」の資格と一緒に取得をする人が多いので、保育園へ保育士として転職するケースも多々あります。

保育園では0歳児から就学前までと乳幼児も含まれますので、赤ちゃんの保育を希望するケースもあります。幼稚園の教諭としての「教育的な指導」より、保育園の保育士としての「保育的なお世話」をしたいという人も少なくありません。

幼稚園教諭におすすめの転職先

幼稚園教諭におすすめの転職先としては、基本的には子供たちと関わる職場が良いでしょう。他の保育以外の業界に転職したり、子育てなどで離れていても、やはり子供たちと接する仕事に戻ってくる人が多い傾向があります。全く違う業界を経験してみるのも良いですが、どこかで子供たちと関わっている仕事の方がやりがいを感じるというケースが多く、満足感が違います。

スポーツクラブやショッピングモール、デパートなどの託児所や、遊園地やテーマパークなど人が大勢集まる場所での一時的な預かり場所など、民間のサービス施設での保育はとても需要があります。ドラッグストアのベビーコーナー担当、子供向けの写真館やフォトスタジオなどでも保育経験のある人材には需要があります。

企業内の従業員向け保育所を設置する企業も増えていて、時間的な拘束や収入面でもおすすめです。病院など医療施設などの従業員向けの院内保育室、産婦人科や乳児院での新生児の世話などもあります。幼児教育に造詣の深い幼稚園教諭であれば、学童保育・放課後クラブ、特別支援学級の介助員や、子供向け塾や習い事の講師などの道も開けます。

幼稚園教諭の転職活動のポイント

幼稚園教諭の転職活動では、年度末で転職できるような時期的なタイミングをはかることが大切です。担当している子供たちの不安を与えたり、寂しい思いをさせないように、保護者のケアも含め責任をもって年度末までは担当することが、次の職場でも責任感として評価されます。

転職予定先の園では、人手が足りないから募集しているのですぐに来てほしいと言われるケースも多々あり、板挟みになることも多々あります。転職エージェントを経由した転職であれば、担当者が間に入って調整してくれるのも有難いです。
体験保育をさせてもらうことも可能でしょうし、運の教育や運営方針、人員配置、人間関係なども転職エージェント経由で確認することもできます。多忙でプライベートな時間の少ない幼稚園教諭の転職活動では、転職エージェントを上手に活用してください。

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