
転職活動をする上で相談役となる転職エージェントですが、転職エージェントのキャリアコンサルタントを信用できないという不満を持ってる人の数は、約8割にも及びます。
残念ながらキャリアコンサルタントに当たり・はずれがあるのも事実です。
ここでは、相談してはいけないキャリコンサルタントの特徴と対処法について解説します。
また、良いキャリアコンサルタントに出会える転職エージェントの使い方、良いコンサルタントの特徴、併用におすすめの転職エージェントの紹介もしています。
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82%が不満?転職エージェントの満足度を調査
キャリアコンサルタントに不満を持っている人が8割以上
転職エージェントを利用するのにあたり、実際のところ転職する上でキャリアコンサルタントは必要なのでしょうか。転職経験者の実に7割が転職活動において、キャリアコンサルタントが必要と答えています。
キャリアコンサルタントは必要 | 73% |
---|---|
利用したが、対応に不安や不満を感じる | 82% |
必要といわれる中で、利用者の82%が「対応に不安・不満を感じた」と回答しています。その理由として、「回答が遅い」「NG理由のフィードバックが無い」「マナーが悪い」「意味わかんないメールが送られてくる」といったことが挙げられています。
※出典→エン転職コンサルタント(30~50代の利用者794名を対象に調査)
キャリアコンサルタントには【ハズレ】がある
利用者の多くはキャリアコンサルタント自体がどのような人物か知りません。先述の資料によると、求人応募する際に「コンサルタント自身の情報(採用実績や得意分野など)を知りたいと思いますか?」という質問には、59%が「必要」と回答しています。
キャリアコンサルタントは面談を経て利用者の市場価値を分析しますが、「不景気なときは市場で価値がないという言い方をする割に、求人が多くなると途端にペコペコ(笑)全然信用ができない!」という意見もあります。
転職エージェントは利用者の内定が確定して年収の数%が報酬になりますから、とたんに手のひらを反してきたと思われます。このように、会社の利益を優先し利用者に失礼な態度をとるキャリアコンサルタントも中には存在しています。
相談してはいけないキャリアコンサルタントの特徴
・「話したことないのに上から目線」
・「メールの文章の内容が的を得ていない」
・「何度も同じこと聞いてくる」
・「一方的なアドバイスばっかり言って人の話を聞いてない」
といった内容が見受けられるハズレのキャリアコンサルタントは、いざ転職活動をサポートしてもらおうと利用すると、企業からの面談日程調整や内定の連絡が遅いといった、【逆に面倒】なケースになります。また、求職者に対して横柄な態度を取ってくる人もいます。
ダメなキャリアコンサルタントに当たったときの対処法
別の担当にしてもらう
人間ですから相性というものは存在します。しかし、それでも企業と個人の間に入り利益を目的としてサービスを提供している訳ですから、転職者側が費用を払わないとしても対応に不備があるのは困ります。
この担当は合わないと感じたらなるべく早い段階で担当者の変更を申し出るようにしましょう。
転職エージェント自体変更する
利用する転職エージェントによってはその仕組みやマニュアル自体が合わない場合もあります。その時は担当者を変更するのではなく、転職エージェント自体を変更することも視野に入れましょう。
転職エージェントは1つしか利用してはいけないという決まりはないので、合わないのに無理に利用し続ける必要はありません。
良いキャリアコンサルタントに出会うには?転職エージェントの使い方
良いキャリアコンサルタントの特徴
業界知識に詳しく、ストレスをかけさせない
また、得意な業界知識を有している人も外せません。自分の求める業界の知識が乏しいキャリアコンサルタントには、何を相談していいか分からないものです。面接対策も万全とはいかないでしょう。
転職活動というのは常に不安がつきまとうものですので、応募者に余計なストレスをかけさせないというのも重要でしょう。
聞き上手で相談しやすいのが理想的
何よりも経験値という点では、多数の人を相手に転職をサポートしてきた実績を残しているキャリアコンサルタントは聞き上手で、相談しやすいというのが何よりも一番の利点といえるでしょう。
また、自身も転職経験がある人の場合は、より客観的な相談を受け身で聞いてくれます。
退職交渉など転職以外の相談もできる
アタリのキャリアコンサルタントは転職活動だけでなく、在職中の会社との退職交渉がスムーズにいけるようにアドバイスをしてくれます。また、在職中の仕事で精神的に追い詰められている環境といった、苦しい事情を相談したり、いつのまにか結婚などのプライベートな相談までしていたということもあります。
自分が今後どのような業界や職種に進んでいくべきか、不明瞭な相談もできるなど、良いキャリアコンサルタントは聞き上手で相談しやすいといったことから、転職以外の内容も相談できて心身が解放されることもあります。
良いキャリアコンサルタントに出会う方法
このようなアタリのキャリアコンサルタントに出会うには、転職エージェント一社だけ登録するのではなく、複数に登録して自分に合ったキャリアコンサルタントを見つける方が早道といえます。
無料だからといって気兼ねするのはもったいないです。場合によっては担当のキャリアコンサルタントを変更してもらうのも一つの手法といえます。良いキャリアコンサルタントが見つかれば、そこで利用するのが転職成功への近道となるでしょう。
また、複数登録することで、専門分野の業界に特化した転職エージェントの持っている情報を見逃さないようにすることができます。
複数エージェントに登録してふるいにかける
異なる特徴の転職エージェントを併用する
転職エージェントには種類があります。企業規模による大手転職エージェント・中堅エージェントの区別もあれば、総合型エージェント・特化型エージェントの分け方もできます。
大手の総合型転職エージェントは、業界を横断して求人を保有しているので求人数が多いのが特徴です。また、非公開求人や独占求人の割合も高いです。中堅の転職エージェントは、求人数は大手転職エージェントに劣りますが、抱えている求職者が少ない分1人1人に対してのサポートが丁寧で手厚いです。
特化型の転職エージェントは、業界・職種に特化した転職エージェントでコンサルタントは業界出身者が多く、業界に合わせたサポートを得意としています。
このように、転職エージェントには様々な特色があるので、その中から自分に合ったエージェントを見つけましょう。
エージェント | 長所 | 短所 |
---|---|---|
リクルートエージェント | 非公開求人数が多い | 転職の進め方が強引に感じる |
type転職エージェント | エージェントの質が良い | 拠点が少ない |
Spring転職エージェント | 人材派遣会社のノウハウがある | 紹介予定派遣になる場合がある |
JACリクルートメント | 幅広い年齢層に対応している | 低いキャリアの方には向かない |
マイナビエージェント | 未経験の分野にも挑戦できる | 40代、50代だと厳しい場合がある |
パソナキャリア | 信頼できるサポートを受けられる | 大手と比べると求人件数が少ない |
doda | 転職サイトとしての一面もある | 担当の対応が遅い場合がある |
ビズリーチ | ハイキャリアの求人が多い | 無料会員は自分で応募できない |
複数併用におすすめの転職エージェント
多くの求人を紹介してくれるリクルートエージェント
全ての業種に幅広いコネクションを持っていて、大手から外資系企業まで幅広い求人を保有。その数は業界最多で非公開求人数は20万件以上に及びます。
業界最大手だからこそ企業からの信頼も厚く、転職希望者に有利な選考や年収交渉を進めることができます。
また、各業界に精通したアドバイザーが面接・応募書類対策などをサポート。無料セミナーも多数行われています。
全国に拠点があり、土日の相談も可能なので利用しやすいです。
サポートが手厚いdoda
求人量が多く、リクナビに次いで、規模では業界2位に位置する転職サイトです。求人検索はもちろん、転職エージェントサービスも併せて利用できます。
紹介される企業情報もかなり詳細なので、条件を比較して応募する企業を選ぶこともできます。複数企業にまとめてエントリーできる仕組みなので、数多くの企業に応募して可能性を広げたい人にはおすすめです。面接対策や応募書類の添削といったサポートの質にも定評があります。
dodaは北海道から九州まで全国10箇所に拠点があり地方求人にも強く、他のサイトで求人が見つかりにくい地域にも多数の求人を保有しています。
転職エージェントサービスの面接は、土日や夜間の相談も可能なので、忙しい方にもおすすめ。
転職活動を始めて3週間で内定を獲得&年収アップ転職に成功した著者が、実際に使った転職エージェントと転職サイトを紹介します。最速で内定を獲得するための転職エージェントの活用方法も解説しますので、これから転職活動を始める人は参考にしてください。
転職エージェントを上手に活用するには
複数エージェントを利用してることは絶対に伝える
複数の転職エージェントを利用しているということは、転職エージェント側からすれば自社エージェント以外の利用で転職が決まった場合、同業他社に売上を取られてしまうのと同じことになります。転職エージェントはそのようなことは避けたいため、エージェントの複数利用をしていて転職本気度の高い求職者には特に優先的にサポートを行います。
他のエージェントを使っていることを告げることによって、他社より力を入れて転職活動をしてもらうのを狙うのは大切なことです。
エージェントの本音を知っておく
転職エージェントの売り上げはあくまでも年収や採用によっての報酬です。上記のように、どんなにサポートしても他社で採用が決まってしまっては1円の利益にもなりません。
転職者自身が利益になるとエージェント側に感じて貰えるようにすれば、自然とエージェントの方も良い仕事、より良い年収の求人を紹介してくれるようになります。
求人紹介がこないときの対処法
思っていたより求人が少ない
紹介を受けて求人が必ずしも自分の希望するものばかりとは限りません。もし、自分が少しでも勤めてみたいと感じた企業についてはすぐにレスポンスしましょう。
ここで気を付けたいのが、どの求人もあなたの為だけにあるものではないということです。早い者勝ちということではありませんが、悩んでいる間に他の転職者が応募、採用が決まればあなたの採用される可能性は少なくなります。
早めに行動することは大切で、逆に不要な時はすぐに断ることも忘れないようにしてください。
繁忙期や時節などで求人が増減する
転職エージェントに登録した時期によっては、転職者、求職者が増える場合もあります。例えば夏や冬のボーナスの後、春先など転職や再就職者が増える時になると求人数は少なくなると言えます。
同時に繁忙期に突入する前、繁忙期に入った後などでも業界によっては求人が少なくなります。
そして既に求職中で仕事をしていない場合であれば、ブランク期間が増えれば増えるほど、紹介して貰える求人数は少なくなるでしょう。
キャリアコンサルタントから時期を逃してから連絡が来る
担当の方も、やる気のある転職者の方がサポートしたくなるものです。連絡を入れてもすぐに返事が無いような場合、お互いに連絡が遅くなるだけでなく紹介自体が少なくなることに繋がります。
しっかりと定期的にコミュニケーションを取るようにして、企業の前に担当のエージェントと良い人間関係を築くことはとても大切です。
転職エージェントのペースに飲まれないように注意
転職エージェントはあくまでも採用されることで報酬を上げ、利益とするサービスです。例えば転職者自身が望まなくても、採用される可能性が高ければ話を強引に進めようとしてしまう場合があります。
転職エージェントを複数登録して、いくつか返事待ちという状態にしておくことは無理に転職を勧められないようにする防御策にもなります。
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まとめ
自分とは合わないコンサルタントに当たってしまい、転職エージェント自体が信用できない場合は、コンサルタントの変更をお願いするか、転職エージェント自体を変えるのがおすすめです。
転職エージェントを複数登録することで、自分に合うエージェント・コンサルタントに出会える確率が高くなります。
また、転職エージェントを複数利用していることをエージェントに伝え、自分に有利になるようにエージェントを上手に活用しましょう。