自由で楽しそうなイメージのゲーム業界は、実は離職率の高い業界です。
ゲームが大好きでゲーム業界で働いていても、趣味と仕事は違いますね。
理想と現実のギャップは大きいものです。

納期に追われハードワーク、過酷な長時間労働、低賃金でサビ残まみれの職場。
やりがい搾取のゲーム業界に嫌気がさして、逃げたくなっても仕方ありません。

ゲーム業界を辞めたい人、ゲーム業界から逃げたい人も、たくさんいるでしょう。
ゲーム業界から異業種に転職したい人に向けて、スキルを活かして転職できる方法やおすすめの転職先について、情報をまとめました。

ゲーム業界を辞めたい、その理由は?

給与や待遇など労働環境に不満

長時間労働の割に、低賃金

ゲーム業界の平均年収は、他業界や業種と比較しても決して低い方ではありません。
ただゲーム業界は労働時間が長いのが常態化しており、1日12時間勤務も当たり前のような現実があります。裁量労働制が基本で、どれだけ働いても給与は変わらないのです。
大手ゲーム会社 (メーカーやパブリッシャー) はまだマシですが、小規模のゲームソフト制作会社 (デベロッパー) は過酷です。
必死で働いているわりに、収入的に報われないと感じる人も多いです。

小さな会社は待遇が悪い

ゲーム業界には少人数の零細なゲームソフト開発会社、制作会社が多いです。
福利厚生や労働環境など、どうしても零細企業は給与以外の待遇面が悪くなります。
アルバイトも多く、正社員であっても大企業のような手厚い福利厚生は望めません。
下手をすると、健康保険制度や厚生年金制度もないような会社もあります。どんなに好きな仕事でも、サビ残だらけでハードワーク、やりがい搾取され続ければ続きません。
小規模なゲーム制作会社ほど低待遇で過酷な傾向にあり、社員の入れ替わりも激しいです。

ワークライフバランスがとれない

夫婦仲や家庭にトラブル

若いうちは好きなゲームの仕事というだけで頑張れますし、多少の無理も効きます。
ただ、ゲーム業界は基本的に長時間勤務が当然で、常に納期に追われる多忙な仕事です。
年齢とともに体力的に辛くなりますし、拘束時間が長いと家庭との両立は難しくなります。
子育てできない、ろくに家へ帰れない、ストレス過多で精神的不安定など、家庭崩壊につながるケースも少なくありません。

趣味=仕事ではリフレッシュできない

何年も趣味を仕事にしていると、別の楽しみでリフレッシュしなければ続きません。
リフレッシュのための私生活や趣味に割く時間も必要になりますが、仕事が忙しく時間が取れないという悪循環です。
年齢とともに健康も気になりますし、ワークライフバランスを重視したくなるのです。

頑張ってもヤリガイが感じられない

ハードワークの末に完成したゲームが、多くの人たちに喜んでもらえればヤリガイもあります。でも、身を削るように苦労して制作したゲームが、ユーザーに届かないとなると話は違ってきます。
ゲーム業界では多額な予算をかけて売れるゲームをつくれる企業は、固定されつつあります。資本力があり宣伝や広告に費用をかけたゲームでないと、売れない現実があります。
昔はクソゲーでも平気でリリースされていましたが、現在は制作途中で販売の目途が立たず中止になるケースも増えています。現場が頑張っていいゲームを作っても、ユーザーに届く確率が低い現状は、本当に空しいです。

ゲーム業界は過渡期で不安定

ゲーム制作会社の倒産も多い

ゲーム業界では一部のメジャータイトルが大ヒットし何十億円も稼いでいる一方で、リリース後数ヶ月程度で運営停止してしまうタイトルもあります。
派手にバンバン宣伝していても経費をかけているだけで、人気がある、売れている、利益が出ていて景気がいいとは限りません。
実は大ヒット作と他ゲームの格差が大きく、ゲーム業界で稼げている会社は少ないのです。
大手でも提携や合併などが相次いでおり、中小の制作会社は資金繰りの面で倒産リスクを常に抱えています。

二極化が進行している

ゲーム業界も、オンラインゲーム (ネトゲ) とソーシャルゲーム (スマホ系、SNSアプリ)に二極化しつつあります。
ゲームユーザーも、ハイスペックPCや高画質ディスプレイを利用して、オンラインゲームをやりこむゲーマーと、スマホやタブレットなどモバイル端末でいつでも気軽に楽しむ人に二極化しています。
過去に優良なタイトルを作っていたゲーム制作企業でも、二極化から外れた業態の場合は売り上げが厳しく、儲けられなくなっているのです。

ゲーム業界は東京に集中している

IT業界は地方にも企業が点在していますが、ゲーム業界では企業規模の大小問わず東京に集中しています。もともとは地方で創業したゲーム会社も、人材確保やプロジェクト進行の優位性を求めて、本社や開発拠点を東京に移転している会社も増えています。
つまり地方出身者がUターンして地元に戻ってゲーム業界で働くというのは、難しいのです。若いうちは東京で頑張っていても、年齢とともに老親の介護問題には必ず直面します。
ゲーム業界勤務では、地元の親のそばで働くこと、親の介護ができないということで、ゲーム業界を離れる決意をするケースも少なくありません。

ゲーム業界の特殊性、異業種転職の注意点とは?

ゲーム業界のモラルやコンプライアンスに疑問

任天堂がファミコンを発売したのはほんの40年前で、ゲーム業界は非常に未熟な業界です。
ゲーム=遊びという感覚もあり、基本的に業界の慣習やモラル面で甘い部分があります。
コンプライアンス的に問題のあるケースも多く、労働基準法の存在すらまともに知らないような人が役職についていたりもします。セクハラやパワハラ、過労死問題などが取りざたされる昨今では、信じられないような職場もまだまだ存在しています。

勤怠システムの違いもある

就労時間帯も昼過ぎから深夜までなど、何日も泊まり込みや徹夜の常態化など、勤怠システムに関する違いも少なくありません。
フレックスタイムが浸透しているといえば聞こえはいいですが、好きな時間に出社して気がのらないと終業時間中でも自由に外出できる、どうせ裁量労働制で残業代は関係ないから、徹夜して片付ければ可という職場も多々あります。
ゲーム業界の悪しき慣習から抜け出したいと思っている人でも、毎朝キッチリ9:00出勤できるでしょうか?自分自身のモラルや意識レベルが少しずつ麻痺している可能性も多々あるので、注意が必要です。

ゲーム業界は規律がゆるい

ゲーム (遊び) をつくるのが仕事のゲーム業界では、仕事中も遊びと仕事の境界が曖昧になりがちです。企業によっては社内の規律がかなり乱れている場合もありますが、自分たちでは普通ではないと気づいていません。
例えば、デスクまわりに私物のコミックやフィギュアが溢れている、ヘッドフォンで音楽を聞きながら、スナック菓子をバリバリ食べながら・・・というルーズな勤務スタイルです。
ゲーム業界ではよくある光景ですが、一般的な企業のオフィスでは見かけません。

普段から生活態度を意識する

ゲーム業界の風土に慣れ親しんでいる人が、一般的な企業に転職して普通の職場のルールに対応できるでしょうか?
だらしない服装や無精ひげでも周囲から咎められることがない、一度染みついた自由過ぎる習慣は一朝一夕には直せません。
ゲーム業界では無く異業種への転職を考えているなら、朝キチンと起きる、身だしなみに気を付けるなど、普段から意識的に自分を律して生活する必要があります。

ゲーム業界から異業種に転職、おすすめの転職先は?

ゲーム業界のキャリアやスキルを活用できる転職先

WEB業界・SNS系

WEB業界は急成長を続けており、Webゲームに限らず人材登用も極めて積極的です。
ゲーム業界から、WEB業界・SNS業界へ転職していく人はとても多く、製作スタッフだけでなくディレクターやプロデューサーなど管理職クラスまで異動しています。
大手SNS系メーカーから、声がかかるケースも少なくないようです。
SNS系ゲームの開発期間は数ヶ月程度と非常に短いですが、随時リリースと追加修正を繰り返すため、繁忙期と閑散期という区別は無く安定的に勤務できます。
自社サービスで運営しているので、リリース後のユーザー反応がダイレクトに分かるのも魅力です。

デザイン映像系、システム開発

映像業界もデジタル化していますし、デジタルCG技術を持つ人材が求められています。
以前はゲーム業界のCGレベルは低めでしたが今は格段に向上していて、映画やTV用のCGクオリティーと大差なくなりました。ハイスペック映像にこだわりたい人材が、ゲーム業界から映像デザイン業界への転職をする例も増えています、

パチンコ業界

パチスロ機器で使用される映像、CG映像に携わるためにパチスロ系企業へ転職する人もいます。エンターティメント産業としてゲーム業界の分類の中には、パチスロ関連の開発もいくつかありますので、キャリアやスキルを活かした転職も可能です。
最近のパチスロマシンは映像を多用しており、ゲーム開発で習得した3DCGスキルが十分に活用できます。

スクールや専門学校の講師

ゲーム業界に入りたい若者は多いので、スクールや専門学校への講師という道もあります。
ゲームやデザイン関連の講師としての転職し、ゲーム業界の現実や実態を交えつつ、デザイン技術や画像処理ソフトの指導をします。
プログラムやコーディングなども含めたシステム開発スキル、PCスキルの流用が可能です。

ゲーム業界のキャリアやスキルを活用できる転職先

自由度の高いゲーム業界に慣れ親しんだ人は、服装やオフィス環境、勤務時間帯などあまりに異なる環境ではついて行けないケースも多々あります。
毎日スーツにネクタイを締めるのは無理な人や、朝は起きられない人、時間にルーズな人、好きな音楽を聞きながら働きたい人、仕事中も菓子が手放せない人もいます。
ゲーム業界の特殊な風土から抜け出せない人は、環境に大きな差異が無い自由度の高い業界や職場環境選びましょう。
クリエイティブ系やWeb系企業には、ある程度は自由な社風の企業もありますので、事前にしっかりチェックするとよいでしょう。

辞めたいと思ったら、まずは転職サイトで求人をストックしておこう

転職に成功するかどうかは、良い求人に出会えるかどうかで決まります。良い求人に出会えるかどうかは運とタイミング次第なので、常日頃から求人サイトをチェックしておく必要があります。あらかじめ転職サイトに希望条件を登録しておけば、条件にマッチする求人が出たらすぐにお知らせしてくれますので、良い求人に出会える確率が上がりますし、取りこぼしも防げます。転職したいと思ったら、まずは転職サイトで網を張っておくのがおすすめです。

リクナビNEXT

リクナビNEXT

転職希望者の8割が利用する求人数No.1の転職サイト。希望条件を登録しておけば求人開始と同時にメールで届くので、優良求人を見逃すこともありません。会員登録することで履歴書や職務経歴書のテンプレートもダウンロードでき、作成したレジュメは保存できるので、応募の度に作成する必要がなくなります。転職したいと思ったら、まずはリクナビNEXTで求人をストックしていくのが良い求人に出会う第一歩です。

リクナビNEXT公式サイト

ゲーム業界から異業種転職、年収を下げない求人の選び方

未経験転職では年収ダウンが必須なので、現在の年収を維持したまま異業種転職するためには、保有するキャリアとスキルを活用できる転職先を選ぶことです。
ハロワや求人サイトで求人を探すより、キャリアカウンセリングを受けて、キャリアの棚卸しをしましょう。自分の経験を有効活用できるような求人案件とのマッチングが命なので、転職エージェントを利用してください。マッチする優良な求人案件を紹介してもらうのが、ゲーム業界から異業種転職には一番です。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

圧倒的な登録者数多岐にわたるクライアント企業数で、日本国内ではトップの総合タイプの転職エージェントです。IT業界、WEB業界、ゲーム業界だけでなく、さまざまな業界や業種の企業の情報が集まっています。
異業界への転職で、自分のキャリアやスキルを有効に活用するマッチングなら、情報の多い転職エージェントがおすすめです。

リクルートエージェント公式サイト

まとめ

不安定でストレス過多なゲーム業界、過酷な労働環境からの異業種転職なら、転職したい理由の解決を最優先しましょう。長時間労働や年収面、ライフワークバランスや勤務地など、自分にとっての優先順位を明確にしてください。
自由度の高いゲーム業界の特殊性は、慣れ親しんだ身にはメリットでも、転職にはデメリットにもなります。転職先の社風やオフィス環境に馴染めるかどうかも、大きな課題です。

ゲーム業界からの異業種転職が未経験での大幅年収ダウンにならないように、有利な転職先を探すなら転職エージェントを活用してください。
非公開求人とのマッチングだけでなく、転職先企業の実情や社風など情報収集にも利用できるのでおすすめです。