これまで営業や販売で頑張ってきたけれど、ノルマに追われるのが辛い。これからはもっと安定した仕事がしたい、という理由で未経験から総務の仕事を目指す人が増えています。未経験から総務の仕事に転職するにはどんな準備が必要なのでしょうか。

総務の仕事内容や、未経験から総務への転職の方法についてまとめました。失敗しない転職先の選び方についても紹介しているので、参考にしてください。

総務の仕事内容・年収・将来性は?

業務範囲がとにかく広い総務の仕事

総務は主に社員が働く環境の整備を請け負います。広報など社外に向けた仕事も発生します。上場企業では株主総会の準備やIRなど仕事が総務の管轄になることがあります。

総務の業務の範囲はもともと広いのですが、会社の規模によって業務範囲が大きく変わるという特徴があります。会社の規模が小さくなるほど業務範囲は広くなり、総務が人事や経理の仕事など管理部門全般を担当する企業もあります。

ルーティーンワークが多くワークライフバランスがとりやすい

総務の働き方は平日の日中の勤務が主で、土日休める企業がほとんどです。残業が少なく労働時間が短めなので、ワークライフバランスがとりやすい職種です。デスクワークがメインで、身体への負担が大きくかかる仕事ではありません。ルーティーンワークの比重が多く、総務スタッフを派遣社員に外注している企業もたくさんあります。

年収は平均的よりやや少な目

総務社員の年収ですが、平均より少し安く年収アップの仕方もゆるやかな傾向があります。総務のキャリアがあり株主総会の経験のある人は転職市場で評価が高く、総務のエキスパートとして高い年収を手にしている人もいます。

総務スタッフから経理職へ

キャリアパスについては、総務部内でステップアップが見えにくい部分もありますが順調に昇進し管理職に進むことが多く、総務担当の役員が経営職に就く企業もたくさんあります。

求人数は少ないが一定の需要がある仕事

総務の仕事をおこなう社員の数は企業内で限られており、総務への社内異動を希望する社員も少なくありません。そのため総務職の求人の数は必ずしも多いとはいえません。ですがどの企業にも総務の仕事は存在し一定の需要がある職種で、総務の職務経験があれば転職のときに他の企業の総務職への転職が有利になります。

未経験から総務に転職する方法

求められる資質は判断力・実行力・折衝能力

総務では刻々と変わっていく社内の状況を把握し状況を改善する能力が求められます。正確に現状を把握する力と、限られたコストの中で社内環境を改善する方法を考え行動に移す実行力が評価されます。

また総務は社内・社外を問わず外部の人と連携をとり、折衝する場面が多いのでコミュニケーションスキルが備わっていないと業務がスムーズに運べません。

総務への転職を有利にする資格

総務の仕事をするのに必ず必要な資格は特にありません。ですが実務経験者が優遇される総務の転職市場で、次の資格を持っているとプラスに評価され実務面でも役に立つ資格があります。

衛生管理者

常時50人以上の労働者が働いている事業所では、事業所の衛生を管理する衛生管理者の選任が義務付けられています。衛生管理者を総務社員が兼任する企業が多く、資格を取っておくと総務への転職がやや有利になります。

ビジネスキャリア検定

ビジネスキャリア検定では総務の実務に役立つ社内管理や社外対応の知識を問われます
総務2級・3級の試験があります

ミドルでも未経験転職が可能

総務への転職を希望する人は、営業など他の職種の人が安定を求めて総務への異動を決めることが多いため、30代後半から40代と、比較的高めの年代で転職するケースが多くあります

ですが社内異動で総務ポストが埋まってしまうことも多く、未経験かつ今の会社とは別の企業に転職したい場合は、できるだけ若いうちに総務の求人に転職を決意する方が有利です。

未経験で総務に転職するための志望動機

「なぜ総務なのか」の答えを用意する

未経験から総務へ転職する場合、面接官が納得するような「なぜ総務なのか」という答えを用意するのが大切です。「今の仕事より楽そう」という後ろ向きな内容で採用が決まることはなく、自分の提案力や主体性を総務の仕事で活かす見込みがあることを志望動機で説明する必要があります。

面接ではマルチタスクを処理する能力や、人をサポートすることが向いていることを具体的なエピソードを添えてアピールします。

未経験から総務に転職、失敗しない転職先の選び方

入ってから後悔する選んではいけない求人

総務社員が自分1人

総務部の社員数はどこの企業でも人数が限られていて、総務の求人のほとんどが欠員の補充に該当します。企業の規模によっては総務社員が自分1人のこともあり、働きはじめたら前任者がすでに退社していた、というケースもあります。引継ぎの期間が十分に設けられているか事前に確認をとりましょう。

自分に合わない働き方が求められる会社

総務の仕事は企業の規模で内容や仕事の進め方が大きく変わります。広く浅く多様な仕事を同時に進めるのが得意な人が、条件に魅かれて大企業の総務に転職したら業務の幅が狭く専門性を求められ、転職を後悔することもあります。

自分の強みや苦手な部分を把握し、転職先の総務の仕事内容が自分にあっているかどうかの見極めが非常に大切です。

おすすめできる総務の求人の特徴

総務の人材が厚い企業

企業によって総務の仕事についての考え方はさまざまです。総務を雑用処理するなんでも屋、と捉えている企業よりも、総務を重要視している企業の方が仕事そのものにやりがいを感じられ年収アップも期待できます。総務部門の経営役員がいる、総務に様々な年代の人材が揃っていて層が厚い企業が狙い目です。

株主総会がある上場企業

総務パーソンとしてキャリアアップを狙っているなら、株主総会がある上場企業がおすすめです。株式総会を運営した経験は別の企業の総務職に転職する際に大きく評価されます。庶務的な仕事に追われるだけなく会社法など専門知識が身につくので総務の道でスキルアップが可能です。

未経験OKかつ条件の良い総務求人を見つける方法

自力で未経験OKの求人を見つけるのは困難

条件が良い総務の仕事はもともと数が少なく、経験者に限定した求人が大多数です。ハローワークや求人サイトから自力で未経験可の優求人はなかなかみつかりません。

転職エージェントの非公開求人が狙い目

未経験の場合は、転職希望者のフォローをおこなう転職エージェントに登録し、未経験でも応募できる非公開求人を紹介してもらう方が、転職に成功する確率が高くなります。
エージェントを使うとキャリアコンサルタントが書類添削や面接準備などのサポートしてくれるので、未経験転職であっても転職の成功率があがります。

転職エージェントは転職先の内部情報を把握しており、応募先の総務の仕事の幅や雰囲気を事前に確認できるので、転職後のミスマッチを防ぐこともできます。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェントは日本最大の転職エージェントで、転職実績トップの就職支援サービスです。一般には公表していない非公開求人の数が多く、その中には大手企業や上場企業の求人も多数含まれています。総務・IRなど管理部門の転職実績も豊富で、未経験からハイキャリアまで幅広く対応します。リクルートエージェントの求人は全国に対応しており、休日や電話での面談も受け付けています。忙しい社会人の転職を専任のキャリアアドバイザーが手厚くサポートしてくれます。

リクルートエージェント公式サイト

まとめ

総務の仕事は労働時間が安定しており人気の仕事です。未経験から人事を目指すことも可能ですが、
判断力
実行力
コミュニケーション力・折衝能力
が求められます。

総務の求人では経験者が優遇される傾向があるので、未経験者は
衛生管理士やビジネスキャリア検定の資格を取る
・志望動機でなぜ総務の仕事を希望するのか説得力のある説明をする
などの準備が必要です。

未経験から総務に転職する場合は
総務の人材が厚い企業
株主総会がある上場企業
がおすすめです。
転職エージェントに登録しプロの力をかりて、未経験であっても条件の良い総務への転職を実現させましょう。