結婚や出産、子育てなどをきっかけに専業主婦になる女性は多いですが、主婦の中には再就職を考えている人も多いです。

この記事では、主婦が再就職するための方法についてまとめました。主婦が正社員に再就職する方法仕事の選び方再就職活動に失敗しないための応募書類や面接のポイントについて紹介しています。

再就職活動におすすめの転職エージェント・転職サイトと選ぶ時のポイントも紹介しているので参考にしてください。

正社員に再就職する主婦が増えている

主婦層の求人が増えている

主婦からの再就職・転職はハードルが高いのでは?と不安になり、ためらっている女性も多いです。しかし、女性を採用したい企業や女性を積極的に採用してる企業は年々増えています

人手不足が叫ばれている近年は、企業の人材難も深刻で主婦層の求人数は2012年1月を基準に10倍に増加しました。企業側も主婦を積極的に戦力化しようとしているところが多いです。

年齢による制限も緩和。40代主婦の転職も増加中

企業からの求人増加に伴い、主婦層の応募者数も6~7倍に増加しています。応募者も以前までは30代女性が多い傾向でしたが、今は40代女性、団塊ジュニア世代がメイン層となってきています。

主婦業からの転職希望者だけでなく、現職に就いている人でも目移りするほどに仕事が多くなってきています。主婦から卒業・転職するには、求人数が増加している今がチャンスです。

主婦が再就職を考えるきっかけ(年代別)

状況 年齢 きっかけ
子育て主婦 20代~40代前半 保育園に入れた・学費を稼ぐ
子供いない主婦 20代~40代 キャリアアップ・産後も働ける職場に行きたい
子育て完了主婦 40代~50代 子供が手を離れた・家庭の収入を上げる

子ども関連の理由

主婦の転職理由は人それぞれですが、子どもがいる場合の主婦は、子ども関連のライフイベントがきっかけとなって転職したいと思う人が多いです。出産や育児・入学卒業など、子どもが成長するごとに母親も生活が大きく変化します。経済的にも時間的にも、女性の暮らし方が変わるため、必要に応じて再就職・転職を考えはじめるのでしょう。

夫や家族関連の理由

子ども以外の理由で言えば、夫の病気やリストラや転職による収入の減少など、金銭面からの理由も多いです。今までは、家計は夫の収入に頼りきりだったという世帯でも、夫の収入事情が変わることによって、自らも支えるための補助的な柱になると決意する女性も少なくありません。また、夫が定年退職した後など、老後の生活を見据えて働き始める女性も多いです。

主婦が正社員に再就職する6つの方法

①非正規雇用から正社員を目指す

専業主婦から正社員転職を狙うなら、まずはリハビリも兼ねて派遣社員から始めてみる方法もあります。
この場合、パートなどで経験を積んだのち、自社の正社員登用制度を利用して正社員になる方法と、パートなどで経験を積んだのちに同業種や同職種に正社員を目指して転職活動を行う方法があります。
自社の正社員登用制度を利用したいと考えている場合は、採用面接の際に、将来的には正社員を目指している意向を伝えてみましょう。

また、「正社員は要資格だがパートは資格不問」という求人も多いです。そうした求人の場合は、パート勤務で経験を積みながら必要な資格を取り、正社員を目指す方法もあります。

②紹介予定派遣社員から正社員を目指す

紹介予定派遣を利用して正社員を目指す方法もあります。

紹介予定派遣とは、最初は派遣社員として仕事に就き、最長6ヶ月の派遣契約終了後に双方の合意の元、正社員や契約社員となることを前提とした求人です。

一般の派遣とは異なり、書類選考や面接などが行われることが多くハードルが高いですが、この制度を利用すれば最初から正社員を目指すよりも採用されやすいため、正社員になれる確率が高いです。

また、派遣期間中に企業の社風や仕事場の空気を知ってから、正社員を選択できるメリットもあります。派遣社員の一種なので、キャリアアップのためのフォローアップも派遣会社から受けられます。

③自治体による再就職支援を考えてみる

自治体の再就職支援を利用する方法もあります。例えば、東京都の再就職支援「女性しごと応援テラス」では、セミナーや就職相談~支援、地域の保育サービスについての情報提供を受けられ、女性向けの求人紹介も受けられます。

また、ハローワークにも働く母親向けの「マザーズハローワーク」があります。マザーズハローワークとは、全国に設置されている「仕事と子育ての両立をめざす方等の就職を支援するハローワーク」です。働きたいママのための就職支援をする厚生労働省のマザーズ事業で、小さな子供連れでも安心の施設です。キッズスペースが設置されているなど、子供連れの母親への配慮があるので人気があります。

ただし、面接までいけないケースが多くブラック企業の求人も多いので、あくまでリサーチツールとしての利用にとどめておきましょう

④大学による女性向け再就職講座(リカレント教育)

リカレント教育といって、大学でも再就職を希望する女性向けの講座を受講できます。出願資格は大学によって異なり、「4年制大学卒業者」「高卒または同等以上の学力を有する女子」などの出願資格が設けられています。

多様な講座の中から、女性に特化した講座など自分が関心のある講座を選べるので、効率的に学ぶことができます。講座修了者には、独自求人の紹介もあります。

⑤転職サイトに登録をしてみる

転職サイトは登録無料で、誰でも利用できます。求人の種類や数、勤務地、給与など、希望条件や希望職種などで検索して、今現在の求人市場のチェックが可能です。すぐに転職活動する予定がなくても登録できますので、主婦、女性向けの求人がどんなものか見てみましょう。

「こんな仕事の募集が!」と、驚くような求人案件が見つかることもあります。心の準備の意味からも、転職コラムや特集など読んでみるのもおすすめです。

女性向けの転職サイトの特徴

女性向けの転職サイトは、パートタイムやアルバイト探しのためのサイトと比較すると、「年齢を重ねてもキャリアを積んでしっかり働きたい」という女性がターゲットになっています。求人も女性の働き方に理解がある会社が多く、実際に既婚女性が活躍している職場が多いのが特徴です。

女性向けの転職サイトは、一般的な転職サイトより検索機能が女性向けに工夫されていて、「18時までに退社」や「育児と両立」など、既婚女性がのぞむ条件で絞り込んで求人検索ができるようになっています。

また、未経験の仕事にチャレンジしたい人のために、女性向けのインターンシップやセミナーなどキャリアアップのための制度を用意しているのも特徴です。転職に必要な情報について書かれたコラムなどのコンテンツも充実しています。

⑥転職エージェントに登録をしてみる

転職エージェントは登録、利用共に無料でできるだけでなく、応募書類の添削や面接指導、年収の代行までプロのキャリアコンサルタントが行ってくれます

また、一般向けに公開されている求人だけでなく、エージェントが独自に保有している非公開求人も紹介してくれます。非公開求人には大手企業や優良求人が多く含まれているため、転職サイトのように求人条件と違うというミスマッチを未然に防ぐことができます。
多くの求人の中から、自分の希望の条件にあった求人だけを精査して紹介してくれるので効率よく転職活動を行うことも可能です。

ブランクが長い主婦や、転職先が前職とは違う異業種の場合でも、転職先に必要なスキルが何なのか、そしてそれをどのように身に付ければよいのかということもアドバイスしてくれるため、転職の成功率も高いです。

主婦におすすめの転職エージェント・転職サイト16選

再就職したい主婦におすすめの転職エージェント・転職サイトBest3

  1. 求人数が多い業界最大手のリクルートエージェント

    リクルートエージェント

    業界最大手のエージェントで、転職実績NO.1のエージェントです。一般に公開されている求人に加えて、求人サイトには出回らない非公開求人を20万件以上持っています。非公開求人には大手企業の求人や優良求人が多数含まれているため、働きやすい転職先を見つけることができます。

    また、エージェントを利用すれば、キャリアアドバイザーとの面談などを通して、豊富な求人から、求める条件にマッチした求人の紹介も行ってくれます。応募書類の添削から、面接の練習、内定後の年収交渉など、一人で転職活動をしていたら、やりにくいことをしっかりとサポートしてくれます。

    リクルートエージェント公式サイト

  2. 女性の転職に強いマイナビエージェント

    マイナビエージェント

    マイナビエージェントでは、女性ならではの転職の悩みに向きあい、転職のアドバイスをしてくれます。女性の転職を得意分野としているエージェントのため、女性の転職についての情報も豊富に持っています。

    ベストな転職のタイミングや、キャリアアップの秘訣、女性が面接で聞かれやすい質問などについて、きめ細やかなアドバイスを期待できるでしょう。

    産休や育児休暇などの支援制度が有るか無いか、女性が働きやすい環境かどうか、などの女性ならではの悩みや職場環境についても、相談することができます

    また、女性を積極的に採用する会社や結婚、育児経験の有る女性を求めている会社などの情報を知ることができるのも、大きなメリットです。

    マイナビエージェント公式サイト

  3. 女性専門の転職サイトなら女の転職@type

    女の転職@type

    女の転職@typeは、「typeの人材紹介」のキャリアデザインセンターが運営する、女性に特化した転職サイトです。「正社員で長く働きたい女性のための転職サイト」と銘打っているだけあり、女性が働きやすい企業の求人が多いのが特徴です。

    正社員・契約社員の求人を週2回更新しており、ワーキングマザーのこだわり条件である「18時までに退社」「育児と両立できる」などから求人を探すことが可能です。

    ワーママにうれしいお役立ちコンテンツも多々あり、コラム読むだけで楽しいですし、働く女性のWebマガジンなども人気です。

    女の転職@type公式サイト

再就職したい主婦むけ転職サイト・転職エージェント16選

転職サイト・転職エージェント レビュー
リクルートエージェント リクルートブランドの大手総合型転職エージェントです。老舗の大企業、優良なIT企業など、大量の求人案件の中から、マッチする求人案件をピックアップ紹介して貰えます。優良企業に転職希望なら登録必須
女の転職@type 正社員転職を目指す女性のために特化した転職サイトです。女性の事情に配慮した求人案件が揃っていて、仕事と家事育児の両立のためのこだわり条件での検索も便利です。スカウトメール機能もあります。
doda Woman Career 人材紹介の老舗「doda」運営の女性のための転職サイトです。希望すればキャリアアドバイザーによるキャリアカウンセリングやアドバイスも可能。お役立ちコンテンツも充実、年収査定サービスも人気です。
Womanwill(マイナビエージェント) マイナビが運営する大手転職エージェントで、女性向けの転職支援を得意としています。女性のための親身な転職サポートには定評があり、優良企業へ再就職を成功させた主婦も少なくありません。
Spring転職エージェント 人材大手の「アデコ」が運営している転職エージェントです。派遣のイメージの強いアデコが転職支援にパワーシフトさせています。他社エージェントで登録不可でも大丈夫という口コミも多く、おすすめです。
マイナビ転職 女性のお仕事 大手人材企業のマイナビ運営の、女性のための転職サイトです。幅広い雇用形態の女性向け求人があり、登録しておくと週2回、希望条件にマッチする求人がメールで届くサービスやスカウトサービスも人気です。
LiBzCAREER 2014年に創業のハイキャリアな女性のための、会員制の新しい転職サイトです。年収400万以上の求人案件を揃え、上場企業や管理職の求人、キャリア女性に特化した転職支援をしています。活躍できる場を探しているハイスペック女性におすすめです。
エン転職 WOMAN 女性のための転職サイトで、女性が活躍できる、女性人気の働きやすい職場などの求人情報が揃っています。子育てママ在籍中の求人もあり、役立つ転職情報などコラムも充実していますので、必見です。
リクナビNEXT リクルート運営の最大手の転職サイトで、求人件数もトップクラスで国内では圧倒的No.1です。
「育児支援制度あり」「年間休日120日以上」「女性が活躍中」などの、こだわり条件検索が便利です。
とらばーゆ リクルートが運営の女性のための老舗転職サイトです。女性の転職と言えば「とらばーゆする」という時代もありました。正社員・契約社員・アルバイトなど幅広い求人があり、ワーママにもぴったりです。
時短エグゼ 子育て中でもキャリアを活かして 時短勤務で働きたい、長期的なキャリアプランをもつ女性のための転職エージェントです。フルタイム正社員でなくて、時短であっても、自分のキャリアを有効に継続させたい女性に厳選した求人を紹介します。
ウィメンズワーク 人材ビジネス大手の「エンジャパン」運営の、正社員・正社員登用求人に特化した転職サイトです。正社員限定で高条件の求人多数ですが、人気も高く応募倍率は高くなりますので、新着情報は要チェックです。
RUN-WAY 社会人経験がなくても、未経験でも歓迎の求人ばかりを集めたノンキャリア専門の転職サイトです。幅広い職種の求人があり、正社員募集も多々あります。フリーター経験だけの若年層ママでも安心です。
ベティ 女性に特化したIT系求人がメインの転職サイトです。他の業界経験や知識からIT業界へ転職する、IT未経験OKの求人が多数あります。IT系のスキルを身に着けて長く働きたい女性におすすめです。
はたらこねっと 人材派遣の求人がメインの転職サイトです。主婦パートより時給がよく、正社員より時間や出勤日などの融通も利くので、まずは派遣社員から社会復帰したいママにおすすめです。
マザーズハローワーク ハローワークのママ向けバージョンで、子育て中の主婦を対象にした国の就職支援施設です。子ども連れ前提の施設なので、オムツ交換や授乳スペースが完備されているので安心です。求人案件はイマイチですが、職業訓練の講座はおすすめです。

主婦が転職エージェント・転職サイトを選ぶポイント

大手エージェントは数多くの求人を紹介してくれる

総合型の大手転職サイトや転職エージェントでは、取り扱いの求人数が非常に多く多種多様な求人案件があります。また、登録者しか閲覧できない非公開求人の量も多いため、より優良な求人案件に出会う確率が高くなります。

充実したスカウトサービスがある場合も多く、履歴書や職務経歴書の情報を入力しておくと、企業側からアプローチしてきてくれることもあります。

転職エージェントならキャリアカウンセリングも受けられ、大量な案件から希望にマッチする求人案件を紹介して貰えます。応募書類の添削や面接指導もしてもらえるため、効率的に転職活動することができます。

女性専門エージェントは女性ならではの悩みや不安を解消してくれる

女性の転職に特化した転職サイトや転職エージェントを利用すれば、女性ならではの悩みにも対処できるようなサービスが充実しています。

女性に特化した転職サイトであれば、検索条件に、産休実績や育休実績がある、短時間勤務が可能、子育てとの両立可能などがあり、女性ならではの視点から企業を検索することができます。

また、女性に特化した転職サイトや転職エージェントは、女性を積極的に採用したい・採用している企業を多く取り扱っているということなどで、家庭への理解がある企業が多いです。

女性に特化した転職エージェントを活用すれば、自分の今までのキャリアやこれからのキャリアプランについても相談でき、女性の転職を成功に導いている専門のコンサルタントから客観的なアドバイスをもらうことも可能です。

転職サイトより転職エージェントがおすすめ

転職の際は、求人票の記載と実際の働き方に差異がないか、企業の実情や内情をくわしく調べることも大切です。なぜなら事前調査することで、ブラック企業への入社を防ぐことができるからです。

しかし、1人で応募したいと思うすべての企業の内情を探るのは大変時間と労力がかかります。転職の準備と並行して行うのは困難です。

よって、効率的に転職活動を行うためにも、転職のプロである転職エージェントを活用するのがおすすめです。

主婦の再就職・転職、履歴書・職務経歴書の書き方と注意事項

応募書類は丁寧に、一目で見て分かるように記載するべき

応募書類は、見る人にとってのわかりやすさや、見やすさが重要なので、丁寧に記載しましょう。

記載されている内容がどのような内容であるのか、企業の採用担当者が一目見て分かるように工夫して記載するようにしてください。

手書きで書く場合は、インクが消えるボールペンで書くのではなく一般的なボールペンで書くようにして、修正液は使用しないようにしてください。

PCなどで作成する場合は、文字フォントのサイズや段落、装飾など含め資料のつもりで作成すると見やすい工夫ができるでしょう。表のような形式にすることも可能です。

履歴書は意外と落とし穴が多いので注意

履歴書などの書類選考は足切りに使われる

人気企業や主婦にとって条件のいい求人には、応募が殺到します。倍率の高い企業では、履歴書や応募書類は「落とす」ためのツールです。書類だけでほとんどの応募者をふるいにかけて落とす、面接に進める少数だけをピックアップする、という大切な目的があります。

履歴書は、採用する企業側が応募者とファーストコンタクトする重要な書類です。写真もビジネスモードで、メイクとスーツ着用できちんと撮影しましょう。

履歴書の「使い回し」は絶対厳禁!

履歴書は不採用になると返却されるケースが一般的なので、つい次の応募にも再利用したくなりますが、絶対止めましょう。一度使った履歴書はバレます。印象最悪です。

履歴書には記載した日付を入れますし、人事担当者にはリサイクル書類は分かりますので、エコ精神は発揮しないでください。再利用可能なのは、キレイにはがせた場合に限っての履歴書用写真くらいかもしれませんね。

ブランクがあっても経歴を詐称してはいけない

専業主婦歴が長いと、何年も職に就いていない無職期間があります。そのため、ブランクが長くなるとついごまかしたくなる人もいますが、嘘の記載はNGです。面接で突っ込まれると辻褄が合わなくなり、自爆するケースも多々あります。

また、調べられるとすぐバレてしまいますので、入社後に経歴詐称が発覚し退職を余儀なくされるだけでなく、企業にとって人材採用経費をムダに使わせたことになり、訴えられる可能性もあります。

職務経歴書はプレゼンだと思って書くと良い

職務経歴書にはアルバイト・パート、派遣も含めて、勤務経験をすべて記入します。職務経歴書は自分の職務能力のプレゼン資料となるため、どこに勤めていたかだけでなく、どのような業務を請け負っていたのか、仕事の内容を詳細に書くことも大切です。

また、離職期間が長い場合や出産や子育てなどでブランクがある場合も、その理由も記載するようにしましょう。その間に、自己啓発などを行っていた場合は併せて記載した方が良いです。

職務経歴書には入社して退職に至るまでの記載が必要

職務経歴書は、学校卒業後の新卒入社から最後の退職まで転職を含めてすべて記載が必要です。職歴が1社だけなら、入社から退職まで部署移動も含めて詳しく書きます。

転職歴があれば、時系列で入社・退社まで記載してください。短期間で離職した会社があっても無かったことにできませんので、漏らさず記載しましょう。

職務経歴書は就業中に何をして、何を得られたかが判るように書く

採用担当者は職務経歴書から、これまでの経験から応募者が何ができて、採用後はどのようなメリットがあるのかをチェックしています。

よって、職務経歴書には、どのような職務をしてきたのか、どのようなキャリアがあるのかを、明確な表現で的確に表すのがポイントです。応募先に合わせて、アピールしたい職歴にはボリュームを出して記載するという技もあります。

主婦業の間に、アルバイトやパートなど経験している場合は、それらも職歴として記載しましょう。また、専業主婦だった場合に、自己啓発セミナーなどに参加していた場合は取得した資格やスキルなども併せて記載するとアピールに繋がります。

主婦の再就職・転職、志望動機と自己PRのポイントは?

志望動機は意欲と貢献できるスキルをPR

志望動機は応募者の意欲を図る目的や、ミスマッチを防ぐために希望の職種と応募者がどれくらいマッチしているのかを図るために聞かれます。

そのため、志望動機では「どうしてその応募企業(職種)でないとダメなのか」を明確に伝えることで自分の意力をアピールすることができます。

また、「その応募企業のどんなところに魅力を感じているのか」、商品を取り扱っているのであれば「その商品に対してどのような印象を持っているのか」を具体的に伝えることで、自分がこの仕事に合っていることをPRすることができます。

これらの点を踏まえて、「過去の経験からそのようなスキル得て、入社した場合にはどのようにそのスキルを活かして貢献できるのか」を伝えると良いでしょう。

どれだけこの人と一緒に働きたいとを面接官に思わせることができるかが重要です。

志望動機に書かない方がいいこと

職場は勉強をしに行くところではなく、これまでに培った能力を発揮することで貢献する場所です。志望動機に「御社の仕事を通して学びたい」と書く人も多いですが、これでは「働く気がない」「役に立たなさそう」と受け取られてしまいます。

また、「時間や休日の都合がよい」という志望動機も、企業に貢献しようという姿勢が見られないので好ましくありません。

自己PRは応募企業に採用するメリットをアピール

自己PRは、実務に沿った具体的なPRを行った方が、採用担当者が入社後そのように活躍してもらえるかを想像しやすくなります。

自分が応募する職種に活かせる経験や実績を盛り込むことで、他の応募者との差別化も図れます。

ブランクが長い主婦であれば、前職での経験以外にもブランク中に何をしていたかをアピールすることもできるでしょう。子育てや家事の中で得たものや、PTAでの活動、町内会などの地域活動、在宅ワークや資格取得で得たスキルなどを実務に結び付けてアピールする方法もあります。

前職の実績をアピールする場合は、より具体的なエピソードになるように、それを成功に導くために行った工夫や、実績を数字で表すようにすると伝わりやすくなります。

応募書類はポジティブに記載する

自己PR・志望動機は気持ちがポジティブなときに書くと、より前向きな意思が伝わりやすいためおすすめです。

また、希望する条件などの部分もポジティブな表現で記載するようにしてください。

例えば、「週3日しか勤務できません」より「週3日勤務が可能です」、「残業不可」より「事前に分かれば1時間以内の残業可能」など、前向きな表現がよいでしょう。

同じ条件であっても、ネガティブに不可条件を書くよりも、少しでもポジティブで前向きな姿勢が伝わるように、書き方に工夫する方が印象良いです。

主婦の再就職・転職、面接を突破するコツは?

企業が主婦に対して心配に思っていること

能力のある女性を採用したいと思っている企業は多いのですが、女性は結婚や妊娠、出産を機に辞めてしまったり、長期の休職を取ってしまう可能性があります。しかし、主婦であれば独身女性と比較して休職されたり、退職されたりするリスクが少ないと考えます。
企業は、転勤ができない、時短勤務や子どもの病気が理由の欠勤などのリスクがあっても、経験やスキルをもった勤め続けてくれる可能性が高い主婦の方がメリットがあると考えているのです。

企業は、主婦に対して、ブランクやハンデがあってもそれでも働きたいという意欲と、プロとして本人の準備がある姿勢を持つことを期待しています。

具体的には、残業ができない場合は効率よく任された仕事をきっちりこなすことや、企業の繁忙期やトラブルが発生した時は、プロ意識を持って、柔軟に対応することなどが求められます。

主婦の転職面接でよく聞かれることをあらかじめ想定しておく

既に就業中のワーキングマザーからの転職の場合は別として、専業主婦からの再就職・就業希望の場合は、企業側にとってはどうしても家族や子どものことが気になります。
働くにあたって家族の理解や協力体制があるのかどうかを事前に知っておきたいために質問してきます。

例えば子どもが小さい場合、体調不良の時のお休みや早退にはどのような対策を考えているのか、預け先はあるのかなど、具体的な返答ができるように準備しておくと良いです。質問の裏の意図を把握して的確に返答できるようにしておきましょう。

主婦が面接でよく聞かれること

①お子さんの年齢は?

この質問はお子さんを抱えている方によく質問されます。特に子どもがまだ小さい場合、働ける環境にあるのかを確認するためです。

「両親に預けられる」「保育園に入所が決まっている」「幼稚園の預かりを利用する」「学童保育を利用するつもりである」、「○年生なので、母親が留守でも身の回りのことは自分でできる」など、仕事と子育てを両立できる具体的な根拠を伝えるのがベストです。

②前職はなぜ辞めた?

前職の退職理由次第では不採用になることもあります。この質問で不採用になるのは、「前職の退職理由が今も継続しているとき」と、「職場の雰囲気が合わなかった」などネガティブな理由のときです。

「子供が小さかったので子育てに専念するために退職したが、子育てがひと段落したのでまた仕事を頑張りたい」など、ライフステージ上のやむを得ない理由で退職したことを伝えた上で、退職しなければならなかった理由は解決していることを伝えるのがベストです。

③志望動機は?

志望動機については、主婦に限らずどの年代のどの採用でも聞かれる質問ではありますが、その場で急には説得力のある回答ができない人も多いです。あらかじめ、その会社で働きたい理由を明確にしておくことが大切です。

「子供の教育費が掛かるようになって生活費が必要」などの経済的な理由も、長く続けてもらえそうなので意外に好印象です。

さらに、「御社の製品が使いやすくて好きで、我が家でも○○(商品・サービス名)をよく利用しているので」など、その応募先を選んだ理由も付け加えられればベストです。

面接での受け答えもポイント

面接の返答は具体的な内容であることだけでなく、質問に対する対応の仕方や態度が大切です。

質問の意図が掴めず的はずれな返答ではNGですし、嫌な顔・困った顔をする、緊張してアタフタして慌ててしまうのも印象が悪いです。

家庭の事情はそれぞれで、企業にとってNGの回答はありますが、正解の回答はありません。事前に大体の答えを準備することで言葉に詰まることも無くなります。意地悪な質問にもニッコリした笑顔でこなせるくらいの気持ちで挑みましょう。

自分の都合ばかりを確認すると不利な状況に

面接のときに条件や福利厚生について熱心に確認すると、仕事の内容よりも会社の福利厚生が目当てで志望している、という印象を面接官に与えてしまい、採用に不利に働いてしまうことがあります。

働きやすい環境を求めることは悪いことではありませんが、その企業で「女性が実際にどのように活躍していますか」などの質問を工夫すると、働く意欲がうまくアピールでき、よい印象を面接官に与えることができます。

正社員への再就職を目指す主婦の仕事の選び方

専業主婦の転職でいきなり正社員は難しい

転職市場では30代以降の中途採用は即戦力として働ける人材が求められるため、ブランクがあって年齢も高い女性がいきなり正社員として雇用してもらうのは、非常に難しいです。

ですが、正社員以外の雇用形態なら専業主婦でも採用されやすくなるので、まずはパートや紹介予定派遣などから始めて、実績を作ってから正社員を目指す形の方が現実的です。

いきなり正社員は難しいですが、段階を踏めば正社員への道も開けやすくなりますし、福利厚生や安定した雇用契約など正社員の方がメリットが多いので、最終的には正社員を目指すのが正解です。

希望条件には優先順位をつける

家庭にはさまざまな事情がありますので、主婦の再就活でも希望条件は人それぞれ多種多様です。ただし、希望条件を上げ連ねればキリが無く、応募できる求人が無くなってしまいます。

希望条件には明確な優先順位をつけ、絶対に譲れない条件を絞っておくのもポイントです。

子持ち主婦・子なし主婦で仕事の選び方は違う

仕事の選ぶポイント 転職前に出来ること
子あり主婦 時短勤務
自宅近辺で働く
育児に理解あり休みやすい
同じ境遇のママが居る
出張や残業が無い
ブランクは無い方が良い
ブランク中に何をしていたかが鍵になるので就業するなら考えておく
子なし主婦 出産育児に理解有る企業
子ありなし問わず主婦層が多い
女性上司がいる
資格取得制度がある
家庭に支障が無い程度に働いておく
知識スキルアップは必要

専業主婦といっても、子どもの有無によって働く理由や目的だけでなく、仕事選びにも違いがあります。優先したい希望条件が異なるため、気になるポイントも異なってくるのでしょう。

子どものいる主婦の仕事の選び方

小さい子どもがいる場合は、預け先の見当をつけておくのが先決です。子どもの急な病気で休まなければならない場合や、早退しなければならない場合が出てくる可能性もあるので、自分が休んだときのオペレーションについても確認しておきましょう。

また、残業が多く帰りが遅くなる・勤務地が遠い・出張がある仕事は避けた方が無難です。

子どもがいない主婦の仕事の選び方

将来的に子どもを持つ予定がある場合は、育児休業取得の実績がある企業を選ぶと安心です。また、時短勤務がある企業であれば、保育園に預けながら働くことも可能でしょう。

子どもを持つ予定が無い人は、将来を見据えて介護休暇・退職に関する福利厚生を重視して選ぶことをおすすめします。子どもがいない人ほど、夫に介護が必要になったときのことや、退職後の夫婦の生活のことを考えておかなければならないからです。老後も含めて自分の将来をしっかり考えて再就職先を選びましょう。

男性・独身女性ばかりの職場は避ける

ワーママなら、どうしても突然の休みや早退せざるを得ないケースもあるでしょう。男性社員ばかりの職場や、女性が多くても独身ばかりで、家庭を持つ女性やワーキングママがいない職場では、理解を得られないことも多々あります。

ワーキングマザーのロールモデルがいない企業、主婦層が少ない職場は、周囲と摩擦になりトラブルになりがちで辛いため、避けた方が無難でしょう。

長く働ける業界や職種

将来的に長く働くためには、企業に頼るよりも自分のスキルを磨くことが一番です。将来のキャリアプランも熟考の上、専門的な知識やスキルが身につき転職もできるような、業界や職種を選びましょう。

医療系業界であれば、「看護助手」「歯科助手」「医療事務」、美容系業界であれば「エステシシャン」や「ネイリスト」がおすすめです。

その他にも、人材業界の「キャリアカウンセラー」「派遣コーディネーター」、保険業界の「保険プランナー」なども、子育てや家庭との両立がしやすくおすすめの職種です。また、さまざまな業界の「カスタマーサポート職」も、専業主婦からの再就職先として人気です。

人気の一般事務より専門系事務職がおすすめ

主婦の再就職先として人気なのは事務職ですが、正社員での一般事務系の求人は少ないです。派遣やパートなど非正規雇用や外注で賄う企業が増えていて、主婦の再就職先としては競争率が高いのが現状です。

また、事務職の採用では、未経験の人よりも実務経験がある人や、実務経験に匹敵するような資格を持っている人を採用する傾向にありハードルが高いです。

オフィスワークで正社員転職したいなら、「営業アシスタント」「金融事務」など専門的な事務系職種や業界の方がおすすめです。ブランク前の就業での業界経験、専門スキルや知識があれば再就職のハードルも下がります。

主婦力を活かせる仕事に就く

主婦層のお客と同じ目線が持てる人材が必要な企業は多いので、主婦力を活かせる仕事を選ぶのも方法の一つです。

例えばスーパー・服飾・美容・住宅メーカー・家具メーカーといった企業なら、専業主婦経験者としてのスキルが活かせます。また、ウェディング系・子供衣服・子供用品・玩具メーカーなら結婚・育児の経験が役立ちます。

主婦力が活かせる仕事であれば、パートから始めるにしても実績を作りやすく、正社員雇用に繋げやすいです。

主婦の再就職Q&A

正社員経験が無い主婦は正社員になれるのか?

最初から正社員は難しいですが、パートや紹介予定派遣などで経験を積み、段階を踏んで正社員を目指すのであれば可能性はあります

中途採用は即戦力になれる何らかの能力が求められるため、正社員経験がない主婦の場合は、パート勤務での経験や主婦としての経験の中から企業に役立つ知識や経験を持っていないか考えてみましょう。

就労の際に強みになる資格を取っておくのも有効な手段です。ただし、すべての資格が収入に繋がるわけではないので、その資格の就職のしやすさや年収などを事前に調べてから選ぶとムダがありません。

長期のブランクがあるけど正社員雇用してもらえる?

専業主婦の場合は、無職の期間が長かったことをネックに感じている人も多いかと思いますが、ブランクがあっても正社員を目指すことは可能です。実際、20年のブランクがあっても就業できた人もいます。

「しゅふJOBパート」の調べでは、求人数はうなぎのぼりに増加しており、それに伴い、応募者も増加しています。

特に資格を持っていると採用と同時に正社員雇用も可能になりやすく、医師・保育士・看護師など、未経験でも資格があれば復帰をサポートしてもらえる業界も多いです。

正社員にはなるには資格は必要?

無資格でも、最初から正社員も可能ではあります。無資格で正社員として再就職するなら、営業職・サービス業・ルート配送といった人材不足の職種を選ぶようにすると、ブランクあり無資格の主婦でも正社員で雇用されやすいです。

ただし、人材が不足するのは「働きにくい」「条件が悪い」など、それなりに理由があって人材が不足しています。募集要項をよく読み、無理や違法性のない求人内容かどうか慎重に検討しましょう。

40代でも正社員に再就職できるの?

主婦が正社員を目指す年齢のリミットは、実はあまりありません。既婚女性の再就職時の平均年齢は35歳ですが、初産年齢が上昇しているため、子育てが一段落する40代で再就職を考える主婦が増加しています。

また、主婦を雇用した方がメリットが多いと考える企業も増えおり、主婦に合わせて労働時間や勤務形態を工夫し、環境を整える傾向が出てきています。

企業側のこうした姿勢もあるので、資格や経験次第で正社員への壁は壊せますし、年齢よりも企業に貢献できるか否かが重視される社会になってきています。40代でも、やり方次第で正社員として再就職することは可能です。

まとめ

ブランクが長い専業主婦が正社員として再就職する方法は6つあります。
非正規雇用で経験を積んだ後に、自社の正社員登用制度を活用する方法
紹介予定派遣から正社員として転職する方法
再就職支援を受ける方法
リカレント教育を受ける方法
転職サイトに登録する
転職エージェントに登録する     
また、仕事を選ぶ時は、主婦力を活かせる仕事長く働ける業界や職種を選んだ方が良いです。

転職エージェントを利用すると、ブラック企業への入社を未然に防ぐことが可能です。さらに、応募書類の添削や面接の指導なども行ってくれるため、選考通過率も高まります