歯科技工士は、歯の矯正器具や義歯などを作成する技術的専門職ですが、離職率が高い職業としても有名です。日本歯科技工士会の調査では、20歳代の歯科技工士の「離職率」が75%を超えていると発表されていますし、歯科技工士の専門学校も「定員割れ」や「募集停止」しているという実態もあり、歯科医療界では深刻な問題となっています。

専門職・技術職である歯科技工士の離職理由はなんでしょうか? 歯科技工士の直面している職場の問題点をあぶりだして、優良な転職先を探すための情報をまとめてみましょう。

歯科技工士の転職理由は過酷な労働環境

離職率の非常に高い歯科技工士ですが、主な理由は「仕事がキツイ」「給料が少ない」です。残業も多く毎日深夜まで働いても、残業代が支払われないようなケースも多々あり、長時間労働を強いられる割に低賃金という過酷な労働環境が一番の問題とされています。

新卒の歯科技工士の月収17万円程度で、40歳代でも平均年収350〜400万円程度となっていて、決して高給が保証された職種ではありません。単価の安い海外などへの歯科技工物の発注が増加しているのも、歯科技工士の労働環境が悪化している要因でもあります。

従来は、歯科医院には必ず歯科技工士が1人は勤務していて、院内で医師の指示によって入れ歯・さし歯、金冠や歯の矯正装置などを作成し修理したりしていました。歯科医院での患者さんの口の中で使用される人工物全般の技工を担当していて、歯科技工士の腕(技術力)によって歯医者の評判が左右されたりしたものです。

現在では、歯科技工士を常駐させている町の歯科医院はほとんど見られず、院内技工ではなく院外の歯科技工所へ外注しているケースが多いです。大規模な歯科医院や大病院、大学病院などでは歯科技工士の労働環境や待遇が整っている職場が多いのですが、歯科技工所にはブラックもどきの劣悪な職場も少なくありません。

歯科技工士を離職するのか、独立開業を目指すのか

歯科医院の開業数は、ここ数年で急増していて、患者の取り合い競争が激化している現状があります。そのために少しでもコストを下げようとしている歯科医院は、歯科技工士を雇用せず歯科技工所へ入れ歯や差し歯などを外注していますし、安い歯科技工所へ発注する傾向も多々あります。歯科技工所によって労働環境は大きく異なりますし、経営者の考え方や経営方針だけでなく、経営状況や抱えるクライアントである歯科医院によっても違います。

ブラックもどきの歯科技工所ばかりではありませんし、良心的な歯科技工所も存在しますので、すぐに歯科技工士を辞めて別の職種へ転職というのは早計です。シルバーアクセサリー制作で転職と考える歯科技工士も少なくありませんが、デザインセンスも必要ですし、さほど甘くないのが現実です。

口腔内は非常に敏感で、些細な加工の差で使用感が大きく異なり、快適さが大きく変わってきますので、本来なら歯科技工士の技術力は歯科医院の差別化には重要なポイントです。繊細な技術と専門知識を持つ歯科技工士は、自らの腕を信じて歯科技工所を独立開業するケースもあります。

歯科技工士におすすめの転職先は

歯科技工士の転職先は、歯科技工士を続けるのか・離職するのかで大きく変わってきます。歯科技工所を開業するならば、単なる職人的な腕一本だけでは厳しい側面もあり、経営面や営業面の知識や能力も必要になります。
将来的な独立開業を目標として、腕を磨いたり、人脈を広げたり、開業の基盤を固めるための転職もひとつの目的になります。万全の準備を整えてから独立することが望ましいでしょう。

歯科技工の技術を大切に考えている歯科医や、大きな歯科医院、大病院などは、歯科技工士の重要性を理解しているので、待遇も良いケースが多いです。歯科は自由診療の範囲も広く、歯科技工物のレベルが問われる場面も少なくありません。高くても自分に合った質の良い治療をと考える人も増えてきましたし、庶民派の歯科医院から、高級路線の歯科医院まで幅広くなってきています。

腕の良い歯科技工士であれば、相性の良い歯科医師や優良な転職先に巡り合える可能性もあります。

歯科材料メーカーや歯科技工物を扱う企業での営業職、開発職、展示会のデモスタッフなどの求人もあります。日本の歯科技工技術は世界のトップレベルであり、歯科医療で使用される歯科材料メーカーでは最先端の歯科技工材料を研究開発していて、プロとしての専門知識や経験からの意見が重要になっています。

加工する立場の歯科技工士でなければ分からない部分や、微妙な使い心地などの改良点アドバイスから新商品が生み出されたケースもあります。

手先が器用で細かい技工が可能という部分から、補聴器メーカーに転職する歯科技工士も存在します。補聴器の耳に入れる部分のパーツ類は、歯科技工で使用される材料とほぼ同じで、製作方法もよく似ているのです。

まとめ

歯科技工士の転職では、歯科技工所だけでなく、スキルやキャリアによってさまざまな方向性があります。転職理由によっても、将来の展望によっても、転職先は異なってきますので、まずは転職エージェントで情報収集から始めるのがおすすめです。

技工所や歯科医院の内情や、企業の未公開求人なども転職エージェントなら情報を得ることが可能です。まずは、情報収集とキャリアカウンセリングから転職活動を初めることが一番です。

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