ビジネスマンなら、一度は外資系企業で働くことを夢見ている人は多いのではないでしょうか。最初の就職では無難に日系企業に入ったものの、社会人としての経験ができた頃に、キャリアアップとして外資系に転職して成功するケースもあります。

外資系企業への転職を成功させるにはキャリアプランの立て方が大切と言えますが、キャリアプランが必要な理由からキャリアプランの作成の仕方まで、転職活動を始める前に役立つノウハウを完全ガイドでお届けします。

コロナ禍でも外資系企業に転職するには

2019年末から始まったコロナウイルスの感染拡大によって、世界は大きく変わりました。もちろん、就職や転職市場においても状況は一変しております。こうした世の中が不安定な時期に転職を考えることは、多くの人にとって再考したほうがいいと捉えられることでしょう。

ましてや、ただでさえ日本企業と比較した際にその解雇のリスクが大きい外資系企業への転職は、絶対に思いとどまった方が良いと誰もが思うはずです。しかし、状況がコロナ禍であろうがなかろうが、転職市場は動き続けていますし、外資系企業も含めて転職することは可能です。

そして実際に、多くの人がこの機械を逆にチャンスと捉え、実際に行動を起こした結果、コロナ禍以前よりも楽に行えたという体験談も見かけるほどです。この未曽有の事態と呼ばれる状況の中でも、外資系への転職成功事例があること、そのためのおすすめ業種はあるのかなど、最新の情報収集が必要ですね。

コロナ禍における外資系企業への転職事情について

2020年の3月に政府から緊急事態宣言が出され、人々がリモートワークに切り替えて外出を自粛した結果、飲食店や旅行・宿泊業などのこれまでの顧客の導線が切れてしまった事業は軒並み大ダメージを被ることになりました。報道でも、売上高前年比90%以上減という衝撃的なニュースが流され、多くの人々が日本経済の行く末を心配するマインドになったことでしょう。

企業の人員削減施策が次々に発表され、人件費を抑えようとする動きこそあれ、積極的に新規や中途で人材を採用しようとしている企業のことなど思いも及ばないかもしれません。実際に、採用活動を中断している企業も多くありますし、外資系企業はよりその傾向が高く慎重な姿勢であると分析されています。

しかしマスコミによって不安を煽られたその感情を排し、ただ数字だけを見ると継続して採用活動を一部、または通年通り行っている企業は、日本企業では85%、外資系企業でも60%にのぼることが分かっています。外資系企業であっても、本社所在地がアジア諸国である企業では約80%が採用活動を継続しており、日本企業の状況とさほど変わりません。

ただもちろん、コロナ禍における悪影響を全く受けていないということではなく、従業員が100名以下の企業では採用を見合わせている割合は過半数を超えるという事実もありますし、旅行業や宿泊業を中心に人件費を圧縮せざるを得ない業界も多く、楽観視はできません。

以上の現状から、外資系企業への転職は、可能である業種がかなり搾られるが不可能ではないという感じですが、求人数は例年よりも少なく、契約を終了された派遣社員などの仕事を失った人々が転職市場に多く流入していることを考慮すれば、転職希望者にとっては難しい状況が続く可能性が高いと言わざるを得ません。

外資系企業へ転職するのにおすすめの業種とは

しかし、いくら厳しいと言われる状況の中でも、取り得る行動はあるはずです。外資系企業の3割ほどは採用活動に依然として積極的であるというデータもあります。では、そうした企業はどうして採用に積極的なのか、その理由を知ることは成功する転職活動につながりそうですね。

主な理由は、もともとの計画に基づいた採用活動であるということです。コロナ禍に至る前から継続的に人員が不足していたという業界もあります。そうした企業においては特に、よい人材に出会えれば採用したいという意欲的な姿勢を見て取ることが可能です。

もちろん、コロナ禍の状況が今後どのように推移していくのかを慎重に様子を見ている企業が多いでしょうが、そうではない業種もあるという事ですね。そこでおすすめ業種をいくつか挙げてみると、まず筆頭にくるのは営業職です。これは企業にとって必須のポジションであることから、外資系企業でも日本企業でも最も高い需要があります。

そして外資系では特に、マーケティング、商品企画、広報と続きます。日本企業でも多かったIT業界、ゲーム業界、通信業界におけるエンジニアや技術職は、外資系企業でもはやり採用を続けている業界です。また、人々の在宅時間が長くなったことによりECサイトの活用が増加し、物流やネット通販業界でも人材の採用は続いています。

一方、採用が増えたポジション別にみてみると、スペシャリストやシニアスペシャリスト、マネージャという上級職への転職が多く見られるのも特徴です。やはりこれからますます厳しい状況を乗り切る、または新しいことにチャレンジしていくことが求められる世相を反映し、そのかじ取りを行える優秀なリーダーに対する企業のニーズの高さを伺えます。

また企業によっては、人員削減を行った企業からの本来は転職市場に出てこなかったであろう優秀な人材を獲得するチャンスであると捉えている企業もあります。さらに、外資系企業の特徴としてあげられるのがコンサルティングファームですが、これまでの業界に特化したサービスを提供するスタイルから徐々に各業界を横断した新たなビジネスの立ち上げも支援可能な組織に体制を移行させつつあります。

その結果、これまでの即戦力としてのコンサルタントだけではなく、プロフェッショナルのコンサルタント経験を有していなくとも、業務改善経験が豊富で案件の業界に詳しければシニアコンサルタントとしての採用需要も高まっています。

外資系企業と日系企業の違い

漠然と外資系企業で働いてみたいと思っても、行動に移すにはそれなりの知識が必要です。外資系企業への転職活動をする前に理解しておくべき知識の1つとして、外資系企業と日系企業の違いが挙げられます。たとえば、外資系企業の資本に関してですが、100パーセント外資系企業もあれば、日本企業との合併会社もあります。また、少しでも資本に外資が入っている会社なら、外資系企業として扱われることが多いです。

キャリアアップに関しても外資系と日系では大きな違いがあります。日系企業でのキャリアはゼネラリストなのに対し、外資系ではスペシャリストがメインとなる点です。そのため、外資系企業では転職が比較的一般的で、スペシャリストとしてのキャリアの幅を広げて充実させるために転職をすることがあります。

同じ業界内で他の企業や会社に転職することで、同じキャリアでもまた違う経験を積むことができるので、スペシャリストとしての価値を高めることができるという訳です。

さらに、外資系企業では本社が海外にあるという事情から、英語力が求められることが多いです。しかも、本社とやり取りをするマネジャークラスの役職になると、スムーズにコミュニケーションが取れるだけのビジネス英会話力が必要です。

もちろん、部署や仕事内容によっても違いがあるものの、外資系に入るなら、当然、英語力を高める努力は必要となります。それ以外にも、給与体系や昇進、退職など、外資系と日系ではシステムに違いがあります。

転職でキャリアプランが大切な理由

外資系への転職を成功させるには、キャリアプランが大切です。ひと昔前は終身雇用が当然のことで、学校を出て入社してから定年まで同じ会社で働き、年数の経過やスキルの向上に伴って順番に出世していくというのが普通でした。

ですが、今は時代が変わり、有名大企業であったとしても簡単には生き残れず、終身雇用や年功序列といったシステムは過去のものになりつつあります。そのため、ビジネスにおいて成功するためには、転職やキャリアアップの機会を生かして、自分の力でキャリアを切り開いていくことが求められます。

つまり、職業やキャリアの面で、自分の将来を計画するキャリアプランが大切だというわけです。自分のキャリアをどのように築いていくのかという戦略を持ち、そのためにどのような行動をとるのかを明確にしておく必要があります。

キャリアプランを立てることには多くのメリットがありますが、その一つが転職や仕事へのモチベーションを上げることができるということです。プランがあれば、達成のために不足している知識やスキルを補充することに努力を傾けられますし、自分に合った企業にターゲットを絞って選ぶようになるので、無意味な転職活動に時間や体力を奪われることも少なくなるでしょう。

キャリアプランはどうやって作成するのか?

では、外資系企業でのキャリアプランはどのように作ればいいのでしょうか?キャリアプランを立てる上で最も大切なのは、自分が何をしたいのかということです。でも、自分が何をしたいのかよく分からない、という意見もよく耳にします。そのような場合に役立つのが、自己分析です。

自己分析の方法

自己分析にはさまざまな方法がありますが、次の2つの方法は一般的な自己分析の方法なので、まずは試してみることができます。

1つ目は「過去を振り返る」ことです。

自分が今までの人生の中で、たとえばどういう瞬間に喜びを感じたか、またはやる気が出たか、どんな点を褒められることが多かったか、歴史や出来事を振り返ります。そのように、人生の出来事の中で自分がどのような感情を持ったか振り返ることで、自分の特性や人格についての理解を深めるようにします。

2つ目の方法は、「今の自分を知る」ことです。

今の自分について理解を深めるにも、先ほどのように自問自答が役立ちます。たとえば、どんな時に幸せあるいは不幸を感じるか、何をしている時に楽しいと感じるか、今自分が持っているスキルは何か、あるいは今後取り組んでみたいスキルは何かなど、時間を取って考えてみることで、実際に自分が感じていることや可能性についても知るチャンスになります。

やりたいことを考える

とは言え、自己分析だけで終えてしまえば、キャリアプランにはつながりません。自分について理解を深めた後は、自分が将来やりたいことも考えてみましょう。自分が仕事を通して達成したいことは何か、仕事を通じてどのように社会に役立ちたいのかなど、転職することで成し遂げたいと思っていることを明確にすることが大切です。

たとえば、IT業界の仕事に携わることで、自分のスキルを生かして世の中をより便利にしたいと思っている、今まで培ってきたプログラミングの知識やスキルを生かして貢献したいなど、具体的に自分がやりたいと思っていることを考えてみてください。

未来像を描く

やりたいことが考えられたら、次のステップは自分の未来像を思い描くことです。自分が掲げる目標を達成するために、周りの人を引っ張ってプロジェクトを成功に導いているでしょうか、それとも裏方として誰かをサポートする形で仕事する方が合っているでしょうか。

そんな感じで、理想の自分はどんな風に働いているのかを想像してみてください。同時に、プライベートの様子も想像できると、より現実的な未来像になります。今は仕事ばかりではなく、家庭や自分の時間も同時に充実させる「ワークバランス」が強調されていますから、仕事と私生活の両方の面で未来像を描くのがおすすめです。

短期・長期目標を設定

年功序列の日本企業とは違って、外資系企業は一般的に実力主義です。そのため、外資系企業ではスピード感のあるキャリアパスを提供しています。例として、営業職で働いていた人がアカウントマネージャーに昇進することで、顧客をより全体的に見渡せる能力が身につきます。

そうすると、その後セールスマネージャーに昇進して営業部門全体を任せられるようになるかもしれませんし、マネジメントや経営企画の仕事に移るという選択肢もあります。もしエンジニアなら、特定のシステムを担当するだけでなく、ITコンサルタントとして活動するキャリアを積ませることで、プロジェクトマネージャーになることもできますし、事業会社に転職することも可能です。

しかし、こういう形でのキャリアアップは最初から用意されているものではなく、本人が何をしたいのか、どんな仕事をしたいのか、強い意志とチャレンジする意欲、また苦しみながらも仕事をこなす能力が必要です。外資系企業への転職を成功させるには、明確なビジョンを持つことが大切です。

そのためには、10年後どんな自分になっていたいか、そのためには5年後、3年後にどのような目標を達成しているべきか、大きな目標から逆算的に人生計画を立てることが大切と言えます。

外資系企業への転職成功事例

最後に1つ、外資系企業への転職を成功させた事例ですが、外部から経営に直接関与できる仕事だからという理由で外資系の戦略コンサルティングファームへの転職を成功させた30代の男性の礼を取り上げます。

日本企業の弱点は、その組織が持つ慣習にとらわれ過ぎていることに内部からは気が付きにくいという点と、慣性で動いている組織を内部から変えるのは難しいという点にあると感じていた男性は、戦略コンサルこそがそうした日本企業を救い、日本経済を復興させられる方法の一つであるという高い志を持って国内でMBAを取得しました。

日本のIT企業に勤めながら、まず転職を成功させるために始めたのが、何を書いたらいいのか分からないという状態であった書類の書き方からでした。ここでのポイントは1人で悩まずに、コンサルファームへの転職に実績を持つ転職エージェントに依頼して、指導をしてもらったことです。

その理由は、1人で作成する志望動機には客観性が損なわれていくと気が付いたこと、また書類のフォーマットなどの細かい部分の比較についてのアドバイスも得られることで、内容も体裁もベストなものを準備できることでした。もう1つは面接の対策として、自分だけでは用意できなかったであろうケーススタディを経験できたり、推薦図書まで紹介してもらえたことにありました。

複数の企業を受けることもポイントです。第一希望の企業が一番後になるようにスケジュールを調整し、第二希望以下の企業で実際の面接を経験することで必要な準備を追加し、かつ最も重要な要点もまとまってきます。転職の成功がゴールではなく、むしろ新たなスタートであることから、入社までのスケジュール管理も重要です。

内定してから入社までの期間に準備することを確認することで、それまでの時間を有効に使い、スムースに担当業務を開始できるようになれます。例えば担当するチームでは顧客のほとんどが海外の企業なので、英語を本気で勉強してきてほしいという指導があれば、何をすべきかもより具体的になりますね。

外資系の転職に強い味方 おすすめ転職エージェント

  1. リクルートエージェント

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  2. キャリアカーバー

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    キャリアカーバーは、リクルートが運営しているハイクラス・エグゼクティブ限定の会員制転職サイトです。登録されているコンサルタントのベータベースから担当者を指名することができるので、コンサルタントとのミスマッチを防ぐことができます。
    また、各コンサルタントからのヘッドハンティングを待つだけで良いので、在職しながらでも求人探しを効率的に行うことができます。
    ※年収800万円以上の求人情報を89,000件以上保有しています。(2021年6月時点)

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  3. JACリクルートメント

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    外資系求人数では国内2位で、ハイスペックでハイキャリアな人材向けの転職エージェントです。イギリスやシンガポール、中国など世界8拠点を持ち、国内での外資系企業の転職や、グローバルポジション転職に関してはNo.1の実績を持っています。
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  5. ビズリーチ

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    一部有料サービスもありますが、ヘッドハンティングをじっくり待って、高条件の外資系転職をしたい人におすすめです。

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