英語ができれば高収入の仕事ができる、ということはよく言われます。年収を上げるために仕事の合間を縫って英語力を磨いている人は多いのではないでしょうか。

しかし英語を使う仕事であれば何でも高収入というわけではありません。英語力を活かす仕事でも、収入は一般的な派遣社員と変わらないということも珍しくありません。本当に高収入な、英語を活かす仕事をランキングにしました。

英語を活かす高収入仕事ランキング

外資系コンサルタント

1位は、平均年収1000万から2000万円の外資系コンサルタントです。外資系コンサルタントとは、外資系企業のアドバイザーとなり、経営課題を発見し、解決策を提案する会社のことを言います。外資系企業に明確な定義はありませんが、外国法人や外国人が出資をしていれば、外資系企業と呼ばれます。

当然、外資系と名乗る企業は海外からも注目されるだけの技術や評判を持った大きな企業ですし、市場も国内向け企業よりも大きいです。そのため外資系企業のコンサルは、通常のコンサルよりも儲かるのです。一般的に、アナリスト、コンサルタント、マネージャー、パートナーの4段階に分かれており、最上位のパートナーになれば、年収2000万以上を狙うことも可能です。

外交官

2位は平均年収700万から2000万円の外交官です。外交官は日本と世界の国々が何かしらの交渉をする際に、2国間の橋渡しをする職業です。時には首脳会議やG20などの国際会議に参加し、交渉役を任されることもあります。国際社会に置ける日本の立ち位置を左右することになる、重要な仕事です。

海外勤務と国内勤務があり、海外勤務になると多くの手当てが加わり、年収がアップします。少数ですが、中には年収3000万円に届く人もいます。

外資系金融

3位は平均年収700万から1000万円の外資系金融企業です。金融企業とは、銀行、証券会社、保険会社などの金融に関係する業務を行う企業です。その中でも資本の30%以上を外国法人や外国人に保有されている企業を外資系金融企業と呼びます。

外資系金融企業では、年収がベース給とインセンティブ給に分かれていることが多く、自分が出した成果が年収に直結します。実力があれば年収1000万円以上を狙うことも可能です。また高いレベルの英語力があれば、海外勤務を任され、その経験をもとにさらに収入の高い役職へとステップアップできます。

米国公認会計士

4位は平均年収500万から800万円の米国公認会計士です。U.S. Certified Public Accountantを略してUSCPAとも呼ばれます。米国公認会計士は日本の公認会計士と同様、会計、税務、財務などの知識をもって、企業や法人の監査、税務、コンサルティング業務を行います。

米国公認会計士はその名のとおり、アメリカの組織によって認定されている会計士の資格で、アメリカと日本だけでなく世界中で通用する資格です。企業の規模によって年収は異なり、大手企業、大手法人で仕事をするとなると年収1000万円を超えるケースもあります。また米国公認会計士の資格は信用性があり、未経験でも年収500万円を超えることが可能です。

通訳者

5位は平均年収400万から800万円の通訳者です。仕事内容は会話のサポートなのですが、その種類は多岐にわたります。まず難易度が1番高いのが同時通訳です。話し手が喋っていることを、後を追うようにリアルタイムで通訳していきます。国際会議などの重要な会議で行われることが多く、経験豊富なベテラン通訳士に任されることがほとんどです。

1つレベルが下がるのが逐次通訳です。逐次通訳は話し手がある程度話したら、話し手にストップしてもらい、その間に通訳がまとめて訳す、という方法です。インタビューや講演会などでは逐次通訳を使うことが多いです。仕事現場も色々あり、ビジネス通訳、医療通訳、学校通訳、司法通訳などが一般的です。通訳する内容の重要度が上がれば上がるほど、支払われる額は上がります。

航空管制官

6位は平均年収600万から700万円の航空管制官です。航空管制官とは、いわば空の交通整備です。空港にある管制塔から、無線やレーダーを使ってパイロットに指示を出し、飛行機同士の接触を防いだり、危険な飛行を抑制したりします。パイロットとの会話は、基本的に英語で行います。

共通認識されている言い回しを使うことで誤解を避ける、ということと、外国人パイロットにも正確な情報が与えられるようにということが理由です。そのため航空管制官になるための試験でも、英語がかなりの割合を占めています。

英語教材の編集、校正

7位は平均年収400万から700万円の英語教材の編集、校正業務です。出版社の編集部に勤務することが多く、職務内容は英語教材の作成、執筆、校閲、構成、およびそれを行うチームを取り仕切ることです。当然、チームのメンバーになるには英語力は必須です。

それも英語学習者に教える立場で本を書くとなれば、英検1級程度のレベルでないと厳しいでしょう。しかし限られた人材にしかできない仕事なので、その分与えられる報酬は高いです。求人をみても、初月給が22万円、時給1800円と言った高給の求人が多く見られます。

通関士

8位は平均年収400万から700万円の通関士です。通関士とは、いわば貿易のスペシャリストです。輸出や輸入を行う企業の税関に関する業務をスムーズに行うために、輸出、輸入申告書をはじめとした通関書類の作成や整理を、企業の代わりに行います。

海外との貿易に関するやり取りも任されるため、ビジネスレベルの英語力が必要になります。海外との交易が減っていくことは考えにくいため、今後も需要がある職業だと言えます。また通関士は国家資格であるため、資格さえ持っていれば比較的に早い段階で高収入を得ることが出来ます。

英文速記者

9位は平均年収400万から600万円の英文速記者です。英文速記者の仕事は、会議やインタビューの内容を文字に起こすことです。その場に立ち合い記録する場合と、録音したものを文字起こしする場合があります。聞いて、書くだけの単純な仕事と思われがちですが、そう簡単なものではありません。

まず話し手は、ナレーターやアナウンサーなどの話のプロではありません。とてつもない早口だったり、ボソボソと話す人だったりすることはよくあります。そうなると、良く聞こえない部分を自力で埋める文法力、語彙力が必要になります。また会話の内容が分からなければ書き起こす作業の効率も悪くなるので、あらゆる分野の専門用語を蓄えておかなければ務まりません。

また普通に書いていては、まず会話の速度には付いていけないので、速記文字という文章を速く書くための特殊な技法を習得する必要もあります。

バイヤー

10位は平均年収400万から600万円のバイヤーです。直訳すると「買う人」、つまり自分の店に並べる商品の買い付けを行う職業です。売れる商品を買い付けなければ、買い損になり店の不利益になってしまうので、売り上げに直結する重要ポジションです。どのような商品が流行るかを事前にリサーチし、先回りして商品を調達しなければなりません。

英語力必須の仕事ではありませんが、海外の商品を取り扱う場合は海外企業とのビジネスレベルでのやり取りが必要になりますし、海外トレンドをいち早く取り入れることができるバイヤーは重宝されます。収入は買い付けを任されている企業の規模にもよりますが、大手百貨店や量販店のバイヤーなら、年収1000万の高収入を得ることも十分現実的です。

英語力を活かして高収入転職をサポートする転職エージェント

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