社会問題となっている引きこもりについて、厚労省では平成21年度からひきこもり対策推進事業を創設しています。引きこもりから脱却するために、支援センターに相談しに行って就職支援を受けることを考えている人も少なくありません。

就職支援には民間企業の就職支援サービスやNPO法人が就職支援しているケースがあります。ここでは、それぞれの就職支援サービスの違いや利点を紹介していきます。

引きこもりを脱出すべき理由と元引きこもりでもできる仕事は?

いつまでも親に迷惑をかけていられない

引きこもりになると、頼れる存在は親となります。親がいつまでも甘えさせてくれるとは限りませんし、病気になって介護が必要になることもあります。また、親のほうが先に亡くなると、残されるのは自分だけになってしまいます。

世の中はお金で回っています。引きこもりは親がいなければ何もできない存在ですので、自分で生きていくためには親の助けを借りず、自分でお金を稼いでいかないといけません

まずは身近なことから始めて、就職に繋げる

どうしても人と会うことが苦痛だという場合には、まずは在宅ワークからでも挑戦してみましょう。最近では、ネットで稼げる仕事も多く存在しています。引きこもりながらでも仕事をすると、自分で稼いでいるという達成感に繋がります。

その際は、仕事をしていることを親に伝えてあげると、親も多少安心することができます。しかし、ある程度のお金は稼げても、そこから脱出することにはつながりません。在宅ワークだけで今後一生稼いで行ける人はほんの一握りなので、まずは病院やカウンセリングからでもいいので、外に出ることを挑戦していきましょう。

外の社会に飛び出す1歩が大事!

引きこもりが突然社会に出て働きだしても、長続きしないことも考えられます。最初は短時間のアルバイトでもいいので、まずは外の社会へ飛び出しましょう。

体が慣れてくれば、時間を増やして正社員登用を目指していきます。人間関係に自信がなかったとしても、近所のコンビニや駅前のスーパーなど、短時間で人と多く接する仕事も引きこもり改善に効果的といえます。

1人で家にいるとネガティブな思考になって、どんどん外に出るのが苦痛になっていきます。まずは外に出て他者とコミュニケーションをとって慣れていくことで、自分に自信もつきます。

聞かれても答えたくない!引きこもり理由を聞かれない仕事の探し方

引きこもりになったことを人に知られたくないと考えてしまい、引きこもりの理由を説明したくないので、就職活動に奥手になってしまうことがあります。

そもそも、引きこもりはネガティブなイメージがあることは重々承知といえ、後ろめたい気持ちがあるからこそ、親に迷惑をかけたくないと考えるのです。

しかし、いざ働くとなると書類選考や面接で引きこもりについて述べないといけません。恥ずかしい部分をさらけ出しているようで、せっかく前向きになった気持ちが冷めてしまう恐れがあります。そこで、引きこもりやニートを支援してくれる就職サポート事業を利用するようにしましょう。

引きこもりの人が利用できる就職支援は?

NPO法人

NPO法人の就職支援サービスでは、引きこもりの生活・心理面をサポートしながら相談を受けてくれます。きちんとケアを行い、働こうとする力を引き出すことを心がけていますので、時間がかかる傾向になっています。

引きこもりによっては家から出ようともしないこともあり、居宅訪問もしてくれます。また、無理のない訓練ながらも、ビジネスマナーを学ぶことができます。

厚労省が取り組んでいる引きこもり対策推進事業において、支援センターが窓口となってNPO法人を紹介しているケースもあります。民間企業と違って営利目的としていないことから、実際の支援は教育も含めてゆっくりと時間をかけて行うことがコンセプトとしてあります。

サポステ

厚労省が委託している支援機関に、地域若者サポートステーション(サポステ)というものがあります。ここでは本人や家族たちの力だけでは難しい、働く力を導き出すサポートをしているのです。全国に170カ所以上の相談所があり、就職率は60%を超えています

サポステでは不安を声に出すことから始めており、時間をかけて改善していくことを心がけています。

育て上げネット

引きこもりの本人だけでなく、両親に向けた勉強会を施し、教育プログラムを提供しています。認定NPO法人として全国に普及しており、ジョブトレというプログラムで若者の不安を自信に変えるようにサポートしています。

民間企業の就職支援サービス

民間企業には転職エージェントや就職エージェント、就職サポート事業などがあります。社会人経験がある人しか使えないというエージェントも多いですが、フリーターやニートに向けたサービスを展開しているところもあります。

それぞれ人材業界に精通したプロのコンサルタントを擁しているので、未経験者でも正社員になれるようにサポートしています。研修の場を企業側が儲けていたりするので、どちらかというと実践式といえます。引きこもりが社会に出ても通用するように、時間をかけずに実践的な訓練を受けられます。

無料でサービスを活用出来て、履歴書の書き方指導や面接対策などを行ってくれるところも多いです。

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まとめ

引きこもりが続くと親に迷惑がかかってしまうという思いから、働きに出ようとする人も少なくありません。しかし、引きこもりは空白期間があるので、すぐに正社員として就職するのをためらう人もいるでしょう。まずはアルバイトからでも、外にでて一歩を踏み出したほうが良いです。

正社員として採用を目指すなら、民間企業やNPO法人の就職支援サービスを受けたほうが内定率は高くなります。

自分で応募する際には、応募書類に引きこもり理由を述べないといけません。そこで就職支援サービスを利用し、書類をパスしてもらったり、書類の書き方でアドバイスをもらったりすることで、正社員への道を進みましょう。