動物園バイトの評判まとめ！動物園で働くメリットとデメリットは？

動物好きな人にとってたくさんの動物と触れ合える動物園の仕事は魅力的なものです。実際「毎日動物に囲まれて仕事がしたい！」などと考えている方もたくさんいます。

しかし、どんなに動物が好きでもそれが仕事になると、様々な問題や課題が生じるものです。

そこで今回は動物園のバイトについて、時給や仕事内容、作用されるコツなどをまとめてみましたので、動物園でバイトを考えている方は参考にして下さい。

動物園バイトのよい評判まとめ！メリット・楽な点は？

動物に囲まれて働ける

動物園でバイトする一番のメリットは、動物に囲まれて働けることです。自分で飼ったことがない動物に触れる機会に恵まれる可能性もあります。また、普段関わることのない野生の大きな動物と触れ合うことが何よりもうれしく、仕事へのやる気につながるといいます。

可愛い動物たちの命を預かり、彼らの幸せを左右する仕事なので、やりがいも感じられるでしょう。その動物を来園したお客様が見て喜ぶ姿を見る時が1番嬉しい瞬間です。動物園に来るお客は子どもが多いので、子どもが好きな人にもおすすめのバイトです。

動物に詳しくなれる

飼育のバイトに就ければ、担当する動物に詳しくなれます。1人のバイトが扱わせてもらえる動物の種類は限られますが、動物好きにはよい経験になります。

動物園への就職を考えている人は実務経験が積めるので、就職にも有利になるでしょう。動物の種類によっては、ショーやアトラクションに向けて動物のトレーニングなどもできるので、就職の際に経験として話すこともできます。

売店の売り子は楽

グッズや動物のおやつを売る売店の売り子は楽です。普段はそれほど混みませんし、業務内容も簡単です。

グッズが充実している売店の場合は、商品の種類が多くて在庫管理が大変なこともありますが、生き物を扱う業務に比べれば随分と気楽です。

動物園バイトの悪い評判まとめ！デメリット・きつい点は？

動物の世話は意外に気を遣う

動物たちの心身を健康に保つには、しなければならないこと・覚えなければならないことがたくさんあります。

動物の種類や年齢、健康状態によっても、適応できる環境や必要な世話が異なるからです。

それほど神経質にならなくてもよい動物もいますが、暑さに弱い動物、寒さに弱い動物、適応できる温度・湿度が非常に限られる動物など、動物によって世話の仕方や注意点もさまざまです。

性格面も大らかであまり物事を気にしない種類もいれば、極端に神経質で臆病なものまで、種類ごとに違います。

自分が担当する動物のことをよく知り、適切に世話をしなければならないため、意外に気を遣います。知識だけあってもダメで、最終的にはセンスも必要です。

汚れ仕事が多くて接客もある

当然ですが、動物の世話は餌やりだけでなく、糞の掃除などの汚れ仕事も多いです。むしろ、ケージや檻を掃除している時間の方が長いといってよいので、体力も必要です。

手や衣類に動物の臭いもつきます。自宅にペットを飼っている人の場合は、ペットにストレスを与えないために臭い対策も必須です。

担当する動物の種類によっては、餌の鶏を捌いたり、冷凍マウスや昆虫を扱ったりすることもあるので、慣れていない人だときついです。

作業内容的には1人でコツコツやる仕事が多いですが、スムーズに業務を進めるためには他のスタッフとの連携が必要なので、チームワークも必須です。

お客に動物やイベントの説明をするので、接客もあります。

動物に触れられるバイトの募集が少ない

アルバイトの場合は、園内の売店や飲食店、着ぐるみ、写真撮影スタッフといった求人がほとんどで、飼育の求人は少ないです。直接動物を扱う業務は、経験者でないと難しい場合が多いからです。飼育のバイトに就けたとしても、希望する種類の動物に配属されるとは限りませんし、自分が苦手な種類の動物に当たってしまう場合もあります。

また、動物は言葉を話せないので、体調が悪そうでも原因が分からず戸惑ってしまうこともあります。最悪の場合死に直面することもあり、その時は本当に切なくなります。

土日祝日や連休は休めない

動物園は土日祝日や連休に混雑するので、世間がお休みのときはアルバイトも休めません。友達や家族と予定が合いにくくなることは覚悟しておいた方がよいでしょう。

売店など接客の仕事の場合は、繁忙期は業務も忙しいです。

動物園のバイトの仕事内容

バイトの仕事とはいえ、動物を飼育するスタッフに変わりはありません。では実際の仕事内容を見てみます。

動物の健康管理に気をつける

毎日動物園で働くスタッフとして、動物達の健康管理は一番気を使わなければならない仕事の１つです。

動物園には様々な種類の動物がいますが、それぞれ特徴も違います。

園内にいる動物によって担当するスタッフが違うので、すべての動物を健康管理するわけではありませんが、人間のように話すことのできない動物たちは、飼育員が常に健康状態をチェックします。

動物への給餌（餌やり）

給餌は動物の健康状態を知るうえでとても重要です。きちんと決められた量を食べているか？食欲が落ちていないか？などを細かくチェックします。

いつもより食欲がない、元気がないなど、少しでも異変を感じたらすぐに先輩スタッフに報告します。

園舎の清掃

園舎をキレイに清掃することは、たくさんの人が訪れる動物園でお客様に気分よく楽しんでもらうためにも大切な仕事です。

また、動物たちにとっても園舎を清潔にすることは健康管理につながります。通常飼育員は１人で数種類の動物を担当するので、園舎の清掃だけでもかなりの時間を要します。

アトラクション業務や来園者の接客

イルカショーなどのショーを開催している動物園は多いですが、このようなショーに関わる仕事も飼育員の仕事です。

アトラクションの企画や広報活動、動物へのトレーニングを行う場合もあります。他には来園者の接客業務もあります。

動物の生態管理

動物の生殖活動や行動など、日々の生態を記録するのも今後の飼育をするための重要な資料になりますので大切な仕事です。

このように動物園の仕事内容は、非常に多くの業務がありますが、どれも生き物の命を扱う大切な仕事だということを考えて業務にあたらなければいけません。

動物園のバイトの給料（平均時給・月収）

動物園に就職した場合の給与は？

動物園の給料は公立の動物園か私立の動物園かによって違います。

仮に大卒で公立の動物園に就職した場合、初任給は20万円程で賞与と諸手当が付きます。

しかしあくまで１つの例なので、一概とは言えません。民間や私立の動物園ですと、運営状態によって給与の違いがあり、こちらも一概に言えませんが、公立に比べるとかなり給与は低くなります。

動物園のバイトの給料（時給・月給）は？

バイトの場合、地方の民間の動物園で１ヶ月12万円から15万円程で、時給にすると800円から1000円程が一般的です。

東京の公立動物園で17万円程なので、年収にすると200万円から300万円程になります。

バイトで給料（時給）を上げるには？

公立の動物園の場合はバイトでも時給や賞与など、経験や勤続年数によって優遇される場合もありますが、運営する動物園によって違いがあり一概に言えません。

民間の動物園の場合もやはり運営状態によって異なりますが、公立に比べると時給の昇給率や諸手当などは少なくなります。

動物園のバイトの年齢層

高校生でも動物園でバイトはできるか？

動物園のバイトは高校生ではできません。但し、飼育員は無理ですが、園内にある売店などは高校生でもバイト可能な場合もあります。

また、園舎の清掃も高校生でも可能なところがありますが、各園によって違うので動物園でバイトをしたい場合は問い合わせてみることです。

年齢制限はあるのか？また、何歳位のどんな人が働いているのか？

年齢層は動物園によって違いますが、一番多い年齢層は20代から40代です。

動物園で働く人の特徴はやはり動物が好きで、一時的にバイトをしている人もいますし、バイトから社員になる人もいます。また、最初から新卒で動物園に就職する人もいます。

動物園のバイトに採用されるコツ

動物園の仕事はただ動物が好きというだけでは務まらないものです。そこでどんな人が向いているのか、また、動物園に採用されるコツなどをまとめてみます。

飼育員はどんな人が向いているのか？

動物と良好な関係性を築くには忍耐力と体力が必要です。最初は動物とうまくコミュニケーションがとれないとしても、諦めずに接していける人で、尚且飼育員は給餌や園舎の掃除など、何かと体力が必要ですので、体力に自信がある人が向いています。

また、毎日動物たちの生態を記録し、動物を常に理解しようとする探究心がある人は飼育員に向いているといえます。

動物園のバイトに採用されるコツは？

動物園のバイトに採用されるには面接でただ動物が好きという理由だけでは難しくなります。

先程述べたように、動物との関係性を諦めずに続ける忍耐力や体力、そして動物に対する探究心と、仕事に対する向上心を持ち、それをアピールできる人が採用されるコツです。

飼育員に向いていない人は？

動物が好きで飼育員のバイトに応募したいという動機は分かりますが、動物園の仕事は実際とてもハードですし、決してキレイな仕事とも言えません。仕事も裏方がメインの仕事になり、掃除や重い給餌のバケツ運びなどつらいことのほうが多いものです。

アトラクションやショーの司会などもありますが、それも飼育員という仕事の中のほんの一部分です。

このようなことを理解せずに、ただ動物が好きで、触れ合いたいだけという人は向いていないといえます。

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まとめ

動物園のバイトの仕事はただ”動物が好きで触れ合いたいから”という動機だけでは難しいものです。

動物園で飼育員の仕事をするのであれば、動物との関係性を築きながら、上手くいかなくても諦めずに前向きに仕事に取り組む姿勢が大切です。

これから動物園のバイトを考えている方は、大切な動物の命を預っているという意識を持ち、お客様にもっとたくさん動物のことを知って楽しんでもらえるようにぜひ頑張って下さい。