プロの漫画家や小説家を目指して執筆活動を頑張っている人も少なくありません。もちろん、プロとして食べていけるのは一部のみで、多くは挫折して定職に就くようになっています。そのタイミングは30歳前といわれています。ここでは、漫画家をいつまで頑張るか、漫画家の辞め時完全に筆を置いても食べていけるおすすめの就職先を紹介します。

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職種
オールマイティー
公開求人数
200,034件
対応地域
全国
おすすめ年代
20代~

いつまでがんばる?みんなが漫画家や小説家を諦めて就職活動を始めたタイミングは?

みんなが限界を感じ始めるのは20代後半

子どものころから夢みていた作家の道。なかなか諦めるのは辛いものです。売れていく才能を間近に見てしまい、自身のセンスと見比べて悩むこともあるでしょうし、何よりも生活の限界を感じてしまうことがあります。

応募を続けても入選することもなく、どんどんデビューが遠のくと次第に将来への不安が生じていきます。多くのかたは20代後半くらいから就職を意識し始めています。

20代後半ともなれば、周囲は結婚して家庭を持ち、地に足をつけて頑張っているものです。その光景を見ると、漫画家をいつまでも夢見てフリーターを続けている自分と重ね合わせ、つい焦りを覚えてしまいます。20代後半というのは、精神的にもギリギリの年齢というのがわかります。

あきらめない男・蛭子能収

漫画家でタレント業も営む蛭子能収氏は、遅咲きの漫画家として知られています。デビューは26歳で、一向に漫画が売れず、一時はサラリーマンとして家族を養っていました。しかも営業成績も良かったというから驚きです。

蛭子氏はその後、34歳まで働きつづけ、自分の昔の漫画がファンだったという若い編集者から連絡をもらうと会社を辞め、漫画一本に絞ってこのチャンスを逃さないと決心します。諦めないで辛抱した結果、漫画家として成功を収めました。

蛭子氏は「自分で無理と決め込まないで、諦めてしまうほど愚かなことはない」といいます。ここまで諦めないできたからには、とことん頑張ってみるのも一つの道といえます。

漫画家や小説家を挫折した人の就職活動、おすすめの就職先は?

元漫画家志望の人は専属のプロアシスタントになる道も

元漫画家志望だとその経験を活かし、プロアシスタントとして、漫画に携わっていく道もあります。アルバイトとしてではなく、漫画家のアシスタントで生計を立てるのですから、売れっ子の漫画家に就いたほうが安定しているといえます。しかし、募集が常にあるわけではありません。よほど幸運でもない限りは人気漫画家につくのは困難といえるでしょう。

万が一人気漫画家のプロアシスタントになったとしても、いつまで連載を続けるかは分かりません。どれだけ国民的人気漫画だったとしても、いつかは終わりがきてしまいます。特に売れている漫画家は、自身よりも年齢が高く、連載もすでに始まっていることから、5年以内に中止や休止になることも考えられます。また、続編や別の連載が同じように人気が出るとは限りませんし、浮き沈むが多いので生活は不安定が続くことになるでしょう。

すっぱりと諦めきれない人におすすめの出版業界

芸能界では俳優やミュージシャンを目指していた人も、芽が出なかったりしてマネージャーや裏方として芸能界で仕事をしている人も多くいます。漫画家を担当する編集者もかつては漫画家を志望した人もいることでしょう。そのため、出版業界で活躍することも視野にいれておきます。

漫画家として夢を諦めきれなくても、画力や構成力、その経験をアピールすることは可能です。とはいえ、大手出版社は有名大学の新卒で入社するのが一般的なので難しいと言わざるを得ません。

狙い目は大手と関わりのある会社

大手出版社がダメだったとしても、大手と関わりのある編集プロダクションや印刷、写植(組版)、デザイン会社を狙うのが定石といえるでしょう。もともと、学歴に関係なく実力主義で募集している場合が多いので、元漫画家志望、元小説家志望といったことがアピール力になっていきます。

デザイン会社はアシスタントからスタートになる場合が多くなっています。編集プロダクションでは大きな規模でなければ自社HPすらないこともあります。自身が読んでいる雑誌に掲載されている編集プロダクションに直接問い合わせてみるのもアリでしょう。

激務となる出版業界では相当の覚悟が必要となる

出版業界は昼夜逆転するケースも多くなり、締め切りに間に合わせることが最優先されますから激務になりがちです。これは作家や版元の都合が影響しています。

大手出版社の下請けの場合、元請けの都合に振り回されることが多くなりますが、その反面、休日がカレンダー通りになり、お盆や正月休みがしっかり取れるというメリットがあります。

しかし、これらの求人を探すのは自分だけの力では限界があります。そこで、非公開求人を多数扱っている転職エージェントに相談しましょう。

転職エージェントを利用する

自分で探すのは難しいものですが、転職エージェントでは専任のキャリアコンサルタントが自分にマッチした求人をさがしてくれます。20代であれば未経験OKの求人も多いので、出版業界に強い転職エージェントを利用するのも考えておきましょう。

マスメディアン

マスメディアン

マスメディアンは東京(関東)や大阪(関西)を中心に、名古屋(中部)、金沢(北陸)、福岡(九州)に拠点を持っている広告・Web・マスコミ職種専門の転職エージェントです。マスメディアンは4万人を超える転職実績を持ち、創刊61年の老舗専門誌「宣伝会議」グループのノウハウを活かしています。

マスメディアンは宣伝会議グループの人脈を駆使して広告・Web・マスコミ職種の中では求人トップクラスを誇っています。また、宣伝・広報・マーケティング・デジタル部門といった一般企業からの求人も増加傾向にあります。

完全に筆を置く派におすすめなのはそこそこ忙しい職種

作家業をすっぱりと諦める人は、出版などに関係のない業界で働くことがおすすめです。忙しくて執筆を忘れるような職業を選択するようにしましょう。工場のライン作業といった単調作業は避けたほうが無難です。

仕事以外のことを考えてしまい、作家業に再チャレンジしそうになったり、アイデアなどを考えてしまって、ライン作業の手を止めてしまうことに成りかねません。せっかく入社したのに、生産性を低下させてしまっては、評価も急降下してしまいます。

漫画家・小説家の夢と決別するための職の探し方

これまでフリーターを続けながら漫画家や小説家を目指していた場合は、つい自己評価を低く見積もりがちです。そうなると、採用してくれる企業をありがたく感じて即入社に動いてしまう可能性があります。

ブラック企業の甘い罠に気を付ける

無料で求人募集できるハローワークや、広告掲載料が安い転職サイトなどでは、未経験OKで宣伝している企業の多くで慢性的に人材不足に落ちっている可能性が高くなっています。

このような会社は離職率が高く、ブラック企業の可能性があります。全くの未経験者を歓迎しているのは、だれでもできそうな仕事を安い給与で長時間拘束するからといえます。「未経験者大歓迎」「だれでもできる」「超簡単」「大量募集」などのキーワードは特に注意を払ってください。

信頼できる企業情報を入手する

ブラック企業への入社を避けるためには、信頼できる企業情報を入手することが大事です。一般的な就職活動ではこのような入手は困難です。インターネットで調べても、どの情報が信頼できるかを判断するのは結局自分自身にかかります。

そこで、フリーターの雇用に積極的な企業情報を扱っている、専門の転職エージェントを利用すれば、優良企業の情報を手に入れることができます。このような転職エージェントでは面接や書類作成のサポートも充実しており、元漫画家・小説家志望という経歴をうまく生かすことができます。

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まとめ

漫画家を志望している人も20代後半が就活の瀬戸際となります。20代後半だと、未経験者として就活できるギリギリの年齢であり、筆をおくか、まだ続けるかの決断を迫られます。

元漫画家志望という軽歴を活かして、専属のプロアシスタントになる道もありますし、大手につながりのある出版業界に就職することも可能です。出版業界に強い転職エージェントに相談することをおすすめします。

また、完全に諦める人はフリーターとして単純作業は避けた上で、出版業界以外への就職がおすすめです。フリーターに強い転職エージェントを利用して、元漫画家志望の経歴をアピールしましょう。