仕事や日常で全くストレスを感じないという人はいませんが、だからといって我慢しすぎていると生活に支障が出てしまいます。

ここでは、ストレスのサインに気付くためのチェックリストストレスが限界の人に出る症状などを紹介します。

ストレスと端的に言っても、仕事を休む必要があったり辞めなければいけなくなったりしなければならないほどの症状が出ることもあるので、そうなる前にしっかりと改善していきましょう。

仕事のストレスが限界を迎えているときのサインや症状は?

ストレスに気づくためのセルフチェックリスト

以下に挙げる質問項目について、ここ2~3日の気持ちや行動にどのくらい当てはまるか、チェックしてみましょう。

ストレスチェックリスト
  • 怒りっぽくなった
  • 悲しい気分だ
  • なんとなく心配な気持ちになる
  • 泣きたい気持ちだ
  • 感情を抑えるのが難しい
  • 悔しい思いがする
  • 不愉快な気持ちだ
  • 気持ちが沈んでいる
  • イライラすることが多くなった
  • 仕事以外のことでも自信がない
  • 何もかもイヤだと思う
  • 自分がいなくなったら…など、よくないことを考える
  • 話や行動がまとまらない
  • 誰かになぐさめてほしい
  • 何かを意欲的に続けるような根気がない
  • 誰かと一緒にいるのが苦痛で、一人でいたい気分だ
  • 何かに集中することが難しい

参考書籍:坂野雄二監修 学校,職場,地域におけるストレスマネジメント実践マニュアル2004年 北大路書房

このチェックリストは、本来上記項目について0~3点で評価されるものです。当てはまるものが5つ以上ある場合は、ストレスについて何らかの対策が必要だといえます。

軽度なストレス症候群は「サザエさん症候群」

日曜日の18:30~放送されているテレビアニメ「サザエさん」ですが、この番組を楽しんで見られるうちは仕事のストレスがほとんどないか、もしくは休日が土日ではない職業の人でしょう。

「サザエさん症候群」とは、実際に「サザエさん」を視聴してもしなくても、日曜の夕方から夜にかけて、翌日から始まる仕事のことを考えると憂鬱な気分になり、体調不良になることを指します。

別名「ブルーマンデー症候群」とも呼ばれており、それほど月曜から始まる仕事に行きたくないという強い気持ちがあることを裏付けるものでもあるのです。

ただし、「行きたくないな」くらいの軽い憂鬱であれば、働いている人の誰しもが持っている感情であり、仕事でのストレスもそれほど高いとは言い切れません

しかし、重度なものは病気に発展しかねないので注意が必要です。

朝刊シンドローム

朝刊を読むこともできないほど、日常生活に仕事のストレスが影響を与えており、強い倦怠感、やる気が出ないなどの症状が現れるのが朝刊シンドロームです。

電車の中で決まってスポーツ新聞や本を読むという人が、「そんな気も起きない…」といつもの習慣ができないことも含まれます。

朝刊シンドロームの場合、仕事が終わった直後や休みの日には上記のような症状が現れないため、出勤日に決まって症状が出る場合はその可能性があります。

また、出勤時を過ぎると症状がおさまるため放置していると、本格的なうつ病に発展する恐れもあるため、注意が必要です。

セルフナーバス症候群

他人から自分の仕事ぶりがどう評価されているのか、過剰に気にしてしまうことをセルフナーバス症候群といいます。

ストレスや、本来の性格によって自意識過剰な人は、職場で社員が立ち話をしているだけでも「自分のことを話しているのではないか」と考え、上司が内線で話している時にも「自分の仕事ぶりが悪かったと報告しているのではないか」などと思いこみ、一人で疲れてしまう人もいます。

完璧でなければいけない、すべての人によい評価をされなければいけないなどの完璧主義者がこの症候群になりやすく幻聴が聞こえるまでになればかなりのストレスがたまっているというサインでもあるのです。

サンドイッチ症候群

食べ物のサンドイッチではなく、職場において中間管理職が上司と部下の間に挟まれて身動きがとれなくなることを総称してサンドイッチ症候群と呼ばれています。

中間管理職では、上司からのトップダウンで自分も部下も納得しがたい仕事を部下におろさなければいけません。

一方部下からは「上は現場のことを何も分かってない」などの反発を食らい、上司からの命令と部下からの反発の間で悩むことが多くなります。

サンドイッチ症候群では、強い不安や焦燥感、そして抑うつ症状が表れます。ストレスは会社に対するものであるため、出社拒否症のように会社に行こうとすると症状が強まることが多いのです。

三大欲求(睡眠・性欲・食欲)の減退または異常な増加は超危険

うつ病の症状にも含まれている「睡眠・性欲・食欲」の著しい減退もしくは増幅といった症状がある場合は、精神的にかなり追い詰められていると考えられます。

睡眠の場合は、寝つきが悪くてベッドに入ってからもしばらく眠れない、あるいは眠っても数時間で目が覚めてそこから眠れないことや、反対に1日に12時間以上寝てしまうなどの症状があります。

性欲の場合は、通常時にあったものがまったくなくなったり、反対に異常に強い性欲を感じて衝動を抑えられないなどの症状があります。

食欲の場合は、食べること自体に意味を感じられず食事量が減少する、あるいは暴飲暴食で体重が短期間に増加するなどの症状があります。

いずれも精神的にかなり追い込まれているサインですから、ストレスに対する対処が必要です。

仕事のストレスが限界のサインや症状が出てる人がすべき改善策

上記チェックリストに5つ以上あてはまる人や、三大欲求が急激に変化した人が今すぐできる改善策を紹介します。

紹介してきたような症状が出ている場合は、放置するのは危険です。日本人の美徳である「忍耐」が、あなたを取り返しのつかない状態に追い込むこともあるからです。

上記のチェックリストで5つ以上当てはまる人は、すぐにでも信頼できる人に相談し、できれば休養をとることをおすすめします。

勇気を出して人に相談する

ストレスを限界までため込んでしまう人は、人に頼ったり甘えたりすることを嫌う人であったり、プライドが高くて人に相談することができない人であることが多いものです。

しかし、プライドや強がりを優先してしまえば後々症状が悪化する可能性が高く、すぐにでも自分の本当の気持ちを吐き出す必要があります。

そのため、相談相手には職場以外の人を選ぶようにしましょう。仕事へのグチ、同僚や先輩・上司へのグチなども含めてため込んでいることが多いため、社内の人間に相談すれば噂になって広まってしまう可能性があるからです。

家族や仕事と関係のない友人に話すことで、少し気が楽になるでしょう。

休暇を取る

心身から限界のサインが出るほど疲れている場合は、身体と心を休めるのに公休日だけでは足りないのかもしれません。

そのような場合は、有給を取得するなどして、いつもより少し長めに休みを取ることも必要です。

しかし、会社によっては「今は忙しいから」などと理由をつけて有給を取らせないところもあるでしょう。このような場合は産業医に診断書を作成してもらい、休職するという手段もあります。

休んでいる間はなるべく仕事のことは考えず、心も体もゆっくりと休ませましょう。どうしても仕事のことを考えてしまう場合は、本当にその仕事を続けることが自分のためになるのか、改めて考えてみるのもいいかもしれません。

他部署や支店に異動願を出す

休みを取るのは気が引ける、負けたような気がする…など、休暇を取ることが難しい人は、今の部署以外の他部署や、他の支店に異動願を出すという選択肢もあります。働く環境を変えるという行動に出た結果、気持ちや体調がよくなることもあります。

また、ストレスの原因が職場の人間関係にある場合は、直接の原因である社員から離れることで症状が軽減する可能性もあります。

しかし、この方法は自分の限界値を把握しておくことが大切です。他の部署に異動したとしても、自分の限界値を知らなければ、また働きすぎて同様の症状で悩むことになってしまいます。

「キャパシティオーバー」という言葉がありますが、自分がストレスなく働けるキャパシティを把握しておくことで、ワークライフバランスのとれた低ストレスな働き方が可能になるのです。

いつでも転職できるように準備しておく

今すぐに転職したいという人でなくても、転職サイトへの登録はしておいたほうが良いです。ストレスや疲労が限界まで達すると、転職サイトに登録するという行動すら起こせなくなってしまいます。

「いつでも転職できる」という状況にしておくことで気持ちが楽になる場合もありますし、良い求人に出会えるかどうかはタイミングに掛かっています。常に求人をチェックして、気になった求人をピックアップしておきましょう。

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まとめ

ストレスが限界まで達すると心身に影響が出てしまうので、そうなる前にチェックリストで自分のストレス状態を把握しておきましょう。

ストレスのサインとしては、サザエさん症候群や朝刊シンドローム、セルフナーバス症候群などがあります。

重度のストレスを感じていると思ったら、会社以外の人に相談したり休暇を取ったりして、心を休ませてください。場合によっては、異動を申し出てみたり、転職サイトで優良求人をチェックしておくのも良いです。