以前はバリバリ働くのがビジネスマンのイメージでしたが、最近では仕事をほどほどに頑張る、「プライベート重視派」が増えています。

バリバリ働いて得る贅沢な暮らしよりも、仕事をほどほどに頑張って趣味や自分の時間に費やす時間を大切にしたいという人が男女ともに増えています。

この記事では、「ほどほど」派社会人の実態や会社での立ち回り方今の会社で「ほどほど」の働き方ができない場合の対処法について紹介するので、プライベート重視派の人は役立ててください。

ここ数年「仕事はほどほどに頑張る」派の人が増えている

日本でも仕事「ほどほど」派の人が増加している

厚生労働省の「過労死等に係る統計資料」によると、勤務問題を原因とする自殺者は、平成25年の時点で年間2,323名となっています。また、独立行政法人労働政策研究・研修機構の調べによると、平成27年の日本人の一般労働者の年間総実労働時間は1,719時間であり、フランスの1,482時間、ドイツの1,371時間に比べてかなり長時間労働の傾向にあります。

それでも、1990年の年間総実労働時間は2,031時間だったことを考えると、徐々に労働時間自体は減少傾向にあるのがわかります。
この背景には、「バリバリ」よりも「ほどほど」を重視する人が増えてきたことが一因として考えられるのです。

出典:厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11201000-Roudoukijunkyoku-Soumuka/0000069063.pdf)、労働政策研究・研修機構(http://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/databook/2017/06/p203-204_t6-1.pdf)

終身雇用が崩壊しても、生き方を変えられない人もいる

一度入社してしまえば、後は年功序列で社歴とともに給料もグングン上昇して、定年退職すれば当たり前のように多額の退職金をもらえる時代は終わりを迎えました。

一部の保守的な企業には生き残りもまだいますが、ほとんどは終身雇用が当たり前ではなくなってきているのに、昔のように会社に恩義を感じて会社に貢献してナンボ、たくさん働いてナンボという価値観の人もいるのです。

そのような人からすれば、「ほどほど」の働き方は信じられず、「仕事が終わって、そんなにすることある?」という疑問を持つ人がいるくらいです。

「大人になったら趣味を捨てろ」と公言して、若い世代から批判が殺到したという人もいます。終身雇用の名残で、たくさん働くことが善、ほどほどは悪という考え方を捨てられないのでしょう。

楽に生きる人が増加中

「ほどほど」派の人の中には、「いい車に乗らなくてもいい」「将来家を買わなくてもいい」「結婚してもリスクしかないから独身で金をかけずに暮らしたい」と考えている人もいます。

「ほどほど」の範囲が、仕事だけではなく人生全般に及んでいるため、求めるものもほどほどだから、稼ぐお金もほどほどでいいという考え方です。

確かに望むものの水準が低くなればなるほど、お金を稼ぐ必要はなくなります。その代わりに手に入るのが、生活の時間的ゆとりです。

無理をして働かなくても、生活できるお金があればバリバリ稼ぐ必要はなく、ゆとりのある生活が送れる…という理由からも、楽に生きるために「ほどほど」派が増えているのです。

仕事はほどほどで趣味を優先したい人の会社での立ち回り方

いっそのこと振り切る!ゆるふわ社員という生き方

「ゆるふわ社員」とは、特に出世を望むわけでもなく、高い給料を要求するわけでもなく、仕事よりも趣味に打ち込んでいる…という特徴を持っています。

会社としては、年間100件の契約をとってくる年収1,000万円の社員と、年間50件の契約しかとれなくても年収500万円で満足してくれる社員の価値は同じです。

年間1,000万円支払っても、100件の契約をとってくる優秀な人材は引く手あまたであり、ヘッドハンティングまでいかなくとも、今の会社よりも条件のよいところがあれば、すぐに転職してしまうでしょう。

しかし、年間50件しかとれないけれど、年収もエース級の半額でよい後者のゆるふわ社員は、会社にとっては長年役職がなくても安定した成績を残してくれる優良人材でもあるのです。

バリバリ働いて体調を崩すよりも、いっそのことゆるふわ社員になって人生を謳歌した方がよいのかもしれません。

定年まで会社に居座るなら出世は捨てる

ほどほどの働き方をしていれば、会社の方もほどほどの評価しか与えないものです。そしてほどほどの評価を受ける人は、人の上に立つことは難しく、出世は期待できません
しかし、それを悲しまないのが本当の「ほどほど」派ではないでしょうか。

座右の銘を「ほどほどに生きる」にした人の中には、仕事でも7割程度の力を出した結果、それまで体に力が入っていたのに力がほどよく抜けて楽になったという人もいます。
それくらいの力加減だからこそ、定年までの長い道のりを歩んでいけるという考え方もあります。

ただし、このようなほどほどの働き方では、いざ途中で「年齢に見合った出世がしたい!」と臨んだとしても、長年の働きぶりをみてきた会社側からは、役職を任せられない人というレッテルを貼られてしまうかもしれません。
一度ほどほどの生き方を選んだら、出世の道は捨てた方がよいでしょう。

今の会社で「ほどほど」な働き方がムリな場合の対処法

ほどほどが許されない会社なら、転職も考える

許されることなら「ほどほど」で働きたいけど、企業の体質からそれができない!という人も多いでしょう。ほどほどに働きたいけど、月の残業時間が80時間を超える激務だったり、上司が厳しくて本来取れるはずの有給が取れなかったりと、自分の思いと実際の働き方がかみ合わない人もいるはずです。

そのような場合、究極の選択肢として、自分のペースでできる仕事に転職するという方法があります。

ほどほどの働き方ができる仕事は、探せば結構見つかる

ほどほどの働き方ができる仕事は、世の中にいくつか存在します。

施設警備員:ビルやショッピングモール、官公庁などの施設の中を巡回する警備員の仕事。夜勤はあるが、何事もなければほとんどが見回って、引継をして終わる。

配送員:トラックなどで荷物を配送する仕事。一度荷物センターでその日配送するものを集荷すれば、あとは一人で決められた荷物を運んでいくため、人と関わって働くのがイヤという人にもおすすめ

製造業のライン作業員:臨機応変さが求められることは少なく、必要な部品を必要なところに付けたり、一部の組み立てを行うなどの単純作業が多い仕事。慣れるまでは集中力が必要だが、覚えてしまえばほどほどで働ける。

フリーランス:月収の目安を自分で決めれば、いつ働いていつ休むかについても自分で決めて働くことができる。ほどほどの月収でよければ、ほどほどの働き方も可能

仕事と趣味を兼ねた働き方もある

たとえばゲームが趣味だという人が、ゲーム会社の開発職や営業職として働けば、好きなゲームについて仕事中に調べたり、好きなゲームを開発する側に回ることができます。
同業他社の研究という名目で、自社以外のゲームについても研究することができ、「イヤなことを無理にしなくてもよい」という面では、ほどほどの働き方が可能です。

仕事と趣味の接点を見つけることができれば、趣味と実益を兼ねた働き方で、ほどほどの働き方が実現できるでしょう。

自分に合った働き方ができる仕事を見つけるには

ここまで「ほどほど」の働き方を紹介してきましたが、実はこの「ほどほど」を実現するためには、自分の能力や性格的特徴も絡んできます
能力の高い人のほどほどは、他者から見ればほどほどではありません。また、いつもせわしなく働くことが性に合っている人にとっては、ほどほどで働くことは逆に苦痛になることもあります。

「ほどほど」と「マイペース」は似て非なるものであり、マイペースに働きたい場合は、どれくらいのペースで働くことが自分にとって最も心地よく、納得できるものであるかを熟知しておく必要があるでしょう。

診断テストで自分に合った仕事を見つける

転職サイトは求人を紹介するだけでなく、診断テストなども数多く用意されています。性格診断や適職診断などを活用することで、自分に合った仕事は何なのか、自分の理想の働き方ができるのはどんな職種なのかを診断してもらうことができます。

複数の選択肢から自分に当てはまる回答を選ぶだけなので簡単ですし、気軽に行うことができます。自分に合った職業が分からなくて悩んでいる人は、まずは診断テストから行ってみると、自分では気がつかなかった適職を知れるかもしれません。

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キャリアカウンセリングを受けて自分に合った仕事を紹介してもらう

転職活動は自分1人で行っていると、仕事をしながら職を探して提出書類を書いて日程調節して面接して…と、やることがとても多いです。その中で、自分に合った仕事や条件に合った求人を探すのは難しく、妥協して後悔してしまうこともあります。

転職エージェントのキャリアコンサルタントに相談すれば、求人探しや書類添削、面接日程の調整など、負担が大きいところをサポートしてくれます。

転職エージェントは他のサイトには載っていない非公開求人なども保有しているので、自分1人で探すよりも優良を求人を見つけやすいです。

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まとめ

ほどほどで働くと、出世や昇進で役職に就くことは難しいですが、趣味や私生活を充実させることができます。

今は社会的にも「ほどほどに働きたい派」が増えているので、そういった働き方を許している会社もあります。

しかし、企業の体質的にバリバリ働かないといけない場合もあるので、そういった企業で長く働くのが辛い場合には自分のペースでできる仕事に転職するという方法もあります。自分の適職を探すためには、転職サイトの診断テストや転職エージェントがおすすめです。