仕事内容が大変そうというイメージも強い営業の仕事ですが、同じ営業職の中でも「ルート営業」という営業職をご存知でしょうか。同じ営業職でも、ルート営業は飛び込み営業ではなく、顧客との関わりを大事にしていく仕事になります。そこで今回は、ルート営業の中身や実態について調べてみました。

また、未経験でもルート営業に転職するための方法や、転職する際のポイントについても触れていきますので、未経験だけどルート営業に転職したいという方は、よりスムーズに転職できるように参考にしてみてください。

未経験からルート営業に転職する方法は?

人間性
通常の新規営業よりも楽そうに見えるルート営業の仕事。そんなルート営業の仕事ですが、はたして未経験から転職することはできるのでしょうか。

未経験でもルート営業に転職は可能

結論から言えば、未経験者であっても、ルート営業の仕事に転職することは可能です。

一般的な営業職では、新たなお客さんを見つけて、物を販売するといった仕事内容になりますが、ルート営業ではすでに決められたお客さんへの、自社商材のフォロー活動がメインの仕事となります。ルート営業に求められるのは、顧客との円滑なやり取りなのです。

知識の有無よりも、あなたの人間性や人当たりの良さと言ったポイントが転職する際には重要です。

知識は働いてからの努力次第

知識は転職後の研修やOJT、そして実践の積み重ねで徐々に習得することができます。初めから豊富な知識を持っている必要はないのです。少しでも早く知識を深めるためにも、未経験であることを逆手に取って、わからないことはすぐに聞いて覚えるという姿勢が大事な要素となってきます。

今あるスキルを最大限に活かす

未経験からの転職では、やはりルート営業の経験者と比較すると未熟な部分が目だってしまうでしょう。しかし、ルート営業の基本的な部分をしっかりと理解するようにし、今現在働いている仕事と何か共通する点はないかどうかを考えてみましょう。

ルート営業は、未経験者でも転職できる仕事です。後はどれだけ自分のスキルをルート営業の仕事に活かすことができるか、未経験という溝を少しでも埋められるかというところが重要になります。

面接での効果的な転職理由・志望動機・自己PR

面接
実際にルート営業の面接を行う際に、どのようなポイントについて対応すると良いのでしょうか。一般的には、ルート営業は簡単な仕事と捉えられています。そのため、単純なイメージで話を進めると、「こいつ、この仕事を舐めてるのか・・・?」と受け取られかねません。

ルート営業の仕事内容を具体的に把握できていない場合は、面接時にイメージに基いてアピールするのは避けたほうが良いかもしれません。では未経験者にとって効果的な、ルート営業転職時の自己PR方法というものはあるのでしょうか。

未経験者にしか伝えられない姿勢を大事に

未経験だからこそ、1から学ぶという姿勢を大事にしましょう。ルート営業は、人と人との関わりが非常に大事になる仕事です。ですので、あなたが「経験してきたやり方でやる」「こうした方が良い」という考え方は、相手にとっては柔軟ではないのかなとも捉えられてしまう恐れもあります。

ルート営業はそれまでの慣習や、顧客の癖にも柔軟に対応できなければいけません。未経験者であるからこそ、1から学ぶという姿勢を大事にし、教えられた通りに動くことのできる人材だと感じさせることが重要になります。

相手は気配りのプロ。見抜く力も高いです

とはいえ、あなたが経験してきた仕事のスキルも、全く役に立たないというわけではありません。基本的なことは教えられた通りにこなすことが大事ですが、あなたが経験してきた仕事は、ほかの同僚たちが気が付かないこともたくさんあるのです。

「楽そうな仕事だから・・・」 という気持ちで望んでは、相手もルート営業のプロです。すぐに見抜かれてしまうことでしょう。そうした気持ちは忘れ、柔軟に仕事を覚えていきたいという気持ち、これまでの仕事の経験も活かしていきたいという気持ちを前面に出すことができれば、面接でも効果的な自己PRができることでしょう。

未経験からルート営業職を狙う場合、内定がもらえやすい業種はある?

積み重ね
ルート営業にも、メーカーへのルート営業もあれば、お店へのルート営業、個人へのルート営業などさまざまな業種があります。その中でも、未経験者が転職しやすい業種というのは存在するのでしょうか。

メーカーへのルート営業となれば、詳しい知識が必要になったり、お店へのルート営業であればコミュニケーションスキルが必要となったりと、未経験であるがゆえに、「なかなかスムーズに入り込める業種はないのでは・・・」 と感じられますが、実際のところはどうなのでしょうか。

業界を知っていれば、未経験でも有利な場合も

この問に関しては、未経験であっても、あなたが経験してきた仕事や、あなた自身の性格やタイプによっても変わってくるかもしれません。

前職が販売員であれば、ショップへのルート営業が有利に働くでしょうし、前職がメーカー企業などでしたら、企業へのルート営業が有利となるでしょう。それぞれの業界に、それぞれのスタイルが存在するので、内定がもらえやすい業種となると、それまで経験してきた業種がベストな選択肢になるでしょう。

ルート営業と言えど、売り込む力が必要な業種も

ルート営業と言っても、守るべきポイントや攻めるべきポイントは異なります。たとえば、ショップなどへのルート営業ですと、同業他社のルート営業もショップへ頻繁に出入りしているため、売り場は争奪戦になっていることが多いです。

そのため、単にショップに赴いて営業するのではなく、自社の製品が一番だと印象づける営業や、他社に負けない勝ち気な部分も必要となってきます。

顧客のニーズをくみ取るルート営業

一方、顧客へのルート営業となると、争奪戦というよりは、顧客の満足度を高めるための施策が必要になってくるでしょう。会うたびに売り込まれるのが嫌な方もいれば、毎回何かを提案して欲しい方もいるはず。

こうしたニーズをいち早くくみ取る必要があるので、同じルート営業と言えど、業種が違えばやり方も全く違ってくるものなのです。内定を確実に取りに行くのであれば、経験してきた業種がベストな選択肢と言えそうです。

ルート営業の転職求人を見つけるには?

自分磨き
ルート営業の転職求人をいち早く見つけるには、どのような方法を行えば良いのでしょうか。販売営業よりも収入は低いながら、自分という武器で戦うことのできるルート営業は、比較的人気の求人でもあります。

求人誌などにも掲載はされていますが、競争率も高く、なかなか転職を成功させるにはリスクも伴うため、もっと良い方法でルート営業の転職求人を見つける必要があるのです。

求人選びは転職エージェントがおすすめ

ルート営業の転職求人を、もっとも効率よく見つけるのに適しているのが、転職エージェントに頼る方法です。転職エージェントでは、さまざまな企業から出されているルート営業の転職求人を把握し、管理しています。

ただやみくもにルート営業の求人を探すのとは違い、転職エージェントで相談することで、自分にあった業種のルート営業を探すことが可能となり、また、企業側もあなたという人材を把握した上で転職が行えるので、入社してからイメージと違ったと言ったトラブルやリスクも、大きく減らすことができるのです。

転職探しのプロに任せて、自分に時間を使う

これだけではなく、あなた自身がどんな業種のルート営業が向いているのかわからないといった場合にも、転職エージェントで相談することで、あなたの方向性もしっかりと定められるようになるでしょう。

ルート営業と言えど、さまざまな業種が求人を募集しています。これまでの経験を活かしつつ、自分にあった業種を探すというのも大変な作業になります。転職エージェントに探す作業を手伝ってもらい、あなたは資格を取得するなど、自分磨きに集中することが転職を成功させる秘訣となるでしょう。

ルート営業職に必要な資格は?

資格
ルート営業を募集している企業はたくさんありますが、その中でもルート営業に必要とされる「資格」 というのはあるのでしょうか。

もちろん、業種によっては資格不要という所もあると思いますが、資格を持っているのと持っていないのとでは、何かしら違いが出てくるシーンもありそうです。ルート営業の仕事では最低限、車の運転免許資格は必須の資格と言えますが、その他にも保持しておくべき資格はあるのでしょうか。

ないよりは持っていたほうが有利に働く場合も

結論から言うと、ルート営業を行うのに資格は不要と言えるでしょう。ルート営業の仕事は専門職というよりは、人と人との関わりが大事になる仕事。そこに資格の有無は関係ない場合が多いです。

しかしながら、資格を持っているのと持っていないのとでは、後々で有利になる場合もあるかもしれませんね。たとえば、保持している資格が顧客との話の種になったり、思わぬ場面で活かすことができることもあります。

資格は持っていても損はない

このように、ルート営業では資格は必ず必要なわけではありませんが、面接の時や顧客対応時など、資格は有利に働く場合があるので、取得しておいても損はないでしょう。

資格取得にも勉強が必要ですので、面接官によってはそうした意気込みを感じてくれる方もいらっしゃるかもしれません。時間や気持ち的に余裕があるようでしたら、資格を取得してみるのも良いかもしれませんね。

ルート営業職に向いている人は?

向き
未経験の方や、営業経験のある方でも、ルート営業に向いている人・向いていない人というのは必ずあります。前述の通り、ルート営業にもさまざまな業種が存在するので、一概に淡々とルートを巡るだけの仕事ではないということは、おわかりいただけたかと思います。

そこで、ルート営業に向いている人・向いていない人というのは、どのような人なのかを考えてみましょう。

きめ細やかで、着実な人が向いているかも

ルート営業は、決められた顧客とのやり取りがメインの仕事内容となります。そのため、ルート営業に求められるスキルは、小さな気遣いができ、お客さんのニーズを素早くくみ取るといったスキルが必要になってきます。

売上をたてることがもっとも重要な要素にはなりますが、その売上をたてるまでに遠回りしてでも着実に、顧客の満足を得ながら売上を上げていけるような人材が、ルート営業に向いている人と言えるのではないでしょうか。

ルート営業ならではの問題も

ルート営業と聞くと、飛び込み営業と比較して勢いがないイメージや、おとなしく営業を行うと言ったイメージもあるため、ルート営業に向いている人は、ややおとなしめの方が向いていると思う方もいるかもしれませんね。

もちろん、飛び込み営業と比較すると、是が非でも契約を勝ち取ると言った、ノルマ的な仕事の圧迫感はありませんが、顧客との関係が崩れると言った心配やほかに乗り換えられると言った心配は、飛び込み営業にはわからない悩みかもしれません。

営業は勢いだけではなく、こういった状況でもブレずにしっかりと気持ちを持てる方も向いている仕事でもあるのです。

女性がルート営業職に転職するなら?

女性のルート営業
最近では女性のルート営業も少なくありませんよね。女性のルート営業ですと、ドラッグストアなどに出入りするようなルート営業や、化粧品のルート営業などがイメージされますが、男性と混じってルート営業を行うことも珍しいことではありません。

そんな女性のルート営業ですが、営業職の中では人気の集まる職種でもあります。では、実際に他職種からルート営業へ転職する際には、どのようなポイントが大切になってくるのでしょうか。

残業が当たり前となるルート営業の仕事

男性には気が付かない細やかな気配りや、対人関係の上手さなど、女性ならではの力を発揮することができる仕事でもある、ルート営業の仕事。転職を考える際には、仕事の内容に意識が行きがちですが、実際の就業時間などについても理解しておくようにしましょう。

ルート営業は、顧客と会ってこその仕事になります。そのため、自分で溜め込んでいる仕事は、ルート営業を済ませてからでなければ着手できないことも。そのため、定時で帰るといった考えは通用しない場合が多いです。

時間的な問題に折り合いをつける

前述の通り、取引先の営業時間内にルート営業を行う必要がありますので、当然、あなたはその後に残ったタスクや雑務をこなすこととなります。そのため、残業をせざるを得ないことも多くなるでしょう。

しかし、その分あなたのことを頼ってくれる取引先も増えてくることでしょう。ルート営業の仕事は人と人との関係が大事な仕事です。こういった時間的な問題がネックにはなりますが、その反面、とてもやりがいのある仕事でもあると言えるでしょう。

新規営業に比べて比較的楽だと言われる、ルート営業の裏側

裏側
新たな顧客に物を売ったり、契約を取る必要のある一般的な営業職では、必ずついて回る「ノルマ」の壁。ノルマを達成することで高収入は見込めますが、反面、ノルマを達成するために日々、頭を悩ませることにもなります。

一方のルート営業では、販売先へのフォローが基本の仕事となり、あらかじめ営業に回る場所が決まっているため、飛び込み営業をする必要がなく、比較的楽な営業職というイメージもありますが、実際のところはどうなのでしょうか。

ルート営業、実際のところは

決められたルートに営業に向かうので、飛び込み営業と比較すると、やはりルート営業の方が楽という意見は多いようです。しかし、ルート営業にはルート営業の厳しさや、辛さというものも存在します。

ルート営業に求められるスキルは、いかにお客さんと友好的に接することができるかという点です。たとえ、あなたが苦手なタイプだと感じても、取引先には良い顔をしなければいけません。「仕事だから仕方がない」 と割り切れるタイプであれば良いですが、後に引くようなタイプであれば、ルート営業は難しいかもしれませんね。

顧客に負担をかけないようにする仕事

人それぞれ、仕事の仕方やスタイルは違うもの。ルート営業でもこうした点がポイントになってきます。これは、あなたが抱えている顧客の分、多種多様な仕事のスタイルが存在するということです。

たとえば、あなたが「無駄なやり方だな」 と感じても、取引先の仕事の仕方に合わせる必要があるでしょう。そのため、1社1社の仕事のスタイルに、柔軟に答える必要があるのです。

また、これまで培ってきた取引先との関係を崩すわけにはいきません。あくまでも、同じスタイルで、顧客に負担がかからないように仕事を進めなければいけないのが、ルート営業の仕事なのです。

ルート営業職から他職種に転職する場合の方法は?

方向性
ルート営業に働きがいを感じる方もいれば、ルート営業の仕事が肌に合わないという方も、当然いることでしょう。ルート営業では、一般的な営業職と比較すると、収入面でも低い場合がほとんどで、年収1,000万円を超えるような高収入である場合は、ほんの一握りであるでしょう。

ルート営業を辞めたいと思う理由はさまざまでしょうが、ルート営業を行ってきた方が、他職種に転職する際には、どのようなポイントに気を付けたら良いのでしょうか。

転職活動はエージェントに頼るのも良い

ルート営業から他職種に転職を試みる場合、まず固めておきたいのが自分の中の考え方です。退職したものの、次にどのような仕事に就いたら良いかわからないなど、方向性が定まらないまま退職するのは危険です。

そうした中で、まず相談してみたいのが転職エージェントです。転職エージェントでは、さまざまな業種、案件を抱えていますので、あなたがもし方向性が定まっていなかったとしても、カウンセリング等で自分にあった転職先も見つけてくれることでしょう。

最後まで気を抜かずに

また、転職を行う際には、自分の顧客やルート営業先など、これまで築いてきた人脈を崩すことのないよう、しっかりと引き継ぎを行うなどしておきましょう。これまで頑張ってきたのに、最後の最後に適当な行動をしてしまうと、これまでの頑張りも一気に泡となって消えてしまうでしょう。

しっかりと引き継ぎを済ませ、スッキリとした気持ちで転職に望むようにすることが、あなた自身にもプラスの効果を生み出してくれることでしょう。

ルート営業職から他職種に転職する場合、どのような職種であれば転職しやすいのか?

転職先
悩みどころとなる、ルート営業から他職種への転職。できればこれまで培ってきたルート営業の経験を活かしつつ、上手く転職したいものですよね。

ルート営業にも色々な業界が存在しますので、必ずしも1種類の職種がルート営業からの転職に有利ということではなく、これまで携わってきた業界と同じであるからこそ転職に有利と言えるのです。

転職エージェントで意外な職種も

ルート営業職からの転職しやすい業種ですが、結論としては、ルート営業職を行ってきた業界と同じ業界である場合のほうが、転職には有利と言えるかもしれません。また、有利に転職したいと考えるのであれば、転職エージェントへ相談に行って見るもの良いでしょう。

転職する際に、有利となる職種を案内してくれるだけでなく、あなたに合った仕事というのも紹介してくれるかもしれません。思わぬ転職先が出てくるかもしれませんよ。

まとめ

ルート営業の仕事は高収入ではないものの、人と人との関係が大事になるので、「自分」という武器を存分に発揮できる、やりがいのある仕事です。たとえ未経験であっても、ルート営業に転職することは可能なので、挑戦してみる価値はあると思います。

また、ルート営業にも色々な業種が存在していることもわかりましたね。その中でも、より自分にあっている業種を探すためには、転職エージェントを利用して探すことが、一番の近道になると思います。転職を考えているのであれば、まずは転職エージェントに登録するなどのアクションを起こしてみましょう!