SEは数ある職種の中でも、労働環境が過酷なケースが多く、転職したいと考える人も多いです。

SEを辞めて転職する場合、同業種への転職と異業界への転職はどちらの方がおすすめなのでしょうか。

この記事では、SEの転職事情についてまとめました。IT業界から異業種への転職が高リスクな理由異業種への転職に失敗しないためのポイント同業種・異業界別SEからのおすすめ転職先を紹介しています。

悩み別の転職先の選び方や、転職を成功させるコツおすすめの転職エージェントも紹介しているので参考にしてください。

SEがIT業界を辞めたい理由

IT業界から異業界へ転職したい理由

過酷な現場から逃げたい

毎日残業ばかりのハードワークを減らしたい、残業しても給料が低すぎる、たまには布団で眠りたいなど、普通の望みが理由の人も多いです。

納期前は、残業まみれ、徹夜続き、休日出勤、自宅に帰れない日が続きます。システムが完成してもテスト工程で仕様変更になり、また残業漬けの日々になります。

アップ後もシステムダウンしたら即座に対応しなければならず、徹夜になります。精神も肉体も疲弊し、結局は身体を壊して長期休暇を取ったり、退職したりする人も多いです。

しかし、一般の感覚ではブラック企業とされているようなレベルなのに、周囲がみんな同じ環境にいると、感覚が徐々に麻痺してしまう人も多いです。システム開発のハードな現場、零細Sierでは、仲間意識で共感しているためにまともな判断ができなくなり、目の前の仕事にだけ集中してしまう人も少なくありません。

過酷な開発現場しか知らない状況では、ふと冷静になった時に、とにかくココから逃げたいと考えても当然です

体力で勝負しているような仕事

ひとつの案件に一息つき、ふと我に返った時に「このままでよいのか?」「若いうちはよくても、体力が無くなったら続かない」と、使い捨てられる不安が浮かんできます。

若手ばかりのIT業界で、いつまで開発の仕事ができるのか、過酷な日常で体力だけに頼って作業をこなしている場合は、年齢を重ねて無理の効かない歳になったら働けなくなり、切られるのではないか、という不安を抱えている人も多いです。

将来についての不安が拭えない

周囲を見回しても身近な現場には、IT技術者としてキャリアを積んでいる人、目標とできる先輩がいない職場も多いでしょう。このままではスキルアップもできず、収入も増えない、結婚できない、家族を養えないという不安を抱えているITエンジニアも多いです。

ITエンジニアとしてキャリアアップしていくモデルケースが社内に見当たらない場合は、IT業界自体を否定する思考パターンに陥りがちです。過酷な現場から脱出して異業界に転職すれば、幸せになれると思い込んでしまう人もいます。

給料が低い、上がらない

SIピラミッドの最下層である下請け・孫請けの零細SIerは、基本が低賃金でヘビーワークです。残業代がつけばマシなほうで、サービス残業が当たり前という現場も少なくありません。

名目ばかりの役職についたら、残業代ゼロになり手取りが減ったというのもよくある話です。社内を見渡しても、将来的にも給料が上がる見込みがなければ、絶望してしまいます。

プログラムも組めない上司のムチャ振り

現場の厳しい状況を理解してくれる上司ならまだマシなのですが、無能な上司と意見が合わなくなると最悪です。管理するだけで専門知識がない上司の場合は、プロジェクトを実際に作る作業の難易度が分かりません。

クライアントにいい顔だけして、仕事の振り分け、人員配置がデタラメになり、全てのしわ寄せが現場にきます。

新しい技術をキャッチアップしていくのがしんどい

SEも古い技術だけでは次の仕事が回ってこないので、使い捨てされる可能性があります。エンジニアとしては、新しい技術やスキルを常にブラッシュアップしておく必要があります。

しかし、毎日の業務に追われていては、最新技術をキャッチアップする余裕もありません。スキルアップしなければならないと分かっていても、それができない悪循環です。

上流工程に携われない

システム設計をやりたくても、運用・保守しかやらせてもらえない、ドキュメントや資料作成しかやらせてもらえないという下請けSEやPGも多いです。

下流のSI勤務では、いつまでもプログラムをゴリゴリかくだけで、上流に関わることはできません。上昇志向があっても、構造的に川をさかのぼることができず、将来を悲観してしまう人も多いです。

IT業界から異業界への転職が高リスクな理由

IT業界から逃げて異業種への転職がおすすめ出来ない理由

IT職に踏みとどまっていた事実

IT系技術職に従事していても、実際にはもっと向いている職種や業界がある人もいますし、本当はITエンジニアに向いていないという人も中にはいます。ただし、何年かはIT業界でキャリアを積んだエンジニアなら、全く向いていないというケースは少ないでしょう。

そもそもIT系の技術は誰にでも取得できるような類では無いですし、どんなに過酷な現場でも使えない人は戦力になりません。乗り越えてきたという事実に、自信をもってください。IT職が嫌いで向かない人は、とっくに戦線離脱しているはずです。

全くの未経験からリスタートは難しい

IT業界から異業界へ転職するとすれば、全くの未経験職種や業界に飛び込むということになり、非常にリスクが高いです。

何年かIT業界に居た場合は、まったく適性や素養が無いとは考えられません。過酷なのは今の職場環境であり、IT業界全てではないため、IT業界で、もっと活躍できる可能性もあります。

IT企業の中にも、優良な企業も多々ありますし、もっといい現場や職場は存在しています。将来が不安でスキルアップしたいなら、IT業界内でステップアップする方が確実です。

ITエンジニアがIT業界を離れるリスク

一度、SE職を辞めたらもうSEには戻れない

全くの経験の無い別業界で、未経験職種へ転職するということは、全く新しい世界に飛び込むことです。臨機応変に営業職などにも柔軟に対応の出来る人なら少しはマシかもしれませんが、新しい環境に馴染めず転職失敗として前職に戻ろうとするケースも多々あります。

システム開発職は、常に最新技術を学び、自己啓発が必要なので、日々進化するIT技術から一旦離れてしまうと、エンジニアとして現場に戻ることは難しくなります。

迷いがある中で転職活動を行っているのなら、未経験の異業種への転職は辞めた方が無難と言えます。

SEのキャリアを捨てるのは勿体ない

新卒カードも失った後での未経験の中途採用は、条件や待遇が下がって当然と言えます。今まで積み重ねてきたキャリアやスキルを捨ててしまうのはもったいないです。

SEから事務職への転職を考える人も多いですが、そもそも事務職は正社員求人が少ない職種です。募集していても、経験者が優遇される職種な上、専門系は別ですが、一般的な事務職は派遣などの非正規雇用や、外注する企業が増えています。未経験からでは採用されることの方が珍しいため、無謀な挑戦とも言えます。

未経験の異業種の求人募集にはブラック企業の罠がたくさん散りばめられている

未経験者歓迎の罠

資格もなく全くの未経験者で、異業界からの転職希望を、中途採用で喜んで採用してくれるような職場は、本当に深刻な人手不足の業界ということです。

若くもない未経験者を歓迎してくれる業種は、つまり誰にでもできるような仕事ばかりで、いい条件のはずはありません。ノルマのキツイ営業職のケースもありますね。

過酷な労働環境で新人が入ってきても定着せず、常に新規採用している新陳代謝の激しい職場であり、かなりブラックな可能性も高いです。

条件のよすぎる求人の罠

求人募集の際は、良い条件ばかりを提示していても、入社後は大きく違っているような詐欺まがいの甘い罠も多々あります。

経験の無い業種に無謀にチャレンジする道を選ぶよりも、少しでも今までの経験が活かせるような選択をする方がよいでしょう。

SEから異業種への転職に失敗しないための3つのポイント

①スキルを活かせる転職先の選択

SEとして積み上げたキャリアやスキルを全て捨てて、まったくの未経験職に転職するのはリスクが高いです。

IT業界にこだわらず、異業種でも社内SEなど保有しているスキルを活かせる転職先はあります。

さまざまな事業系企業でIT人材は求められており、SEからの転職で有利になるスキルは実は多々あり、キャリアアップもすることも可能です。

②転職理由を明確にする

「なぜ、SEから転職をしたいのか?」自分の中で具体的に突き詰めて、明らかにしておいてください。転職希望先との面接では必ず質問されますし、明確に答える必要があります。

現在の労働環境が過酷で辛いからというマイナスな理由だけで、SEから異業種転職を目指すのはNGです。言い訳めいた退職理由ではなく、応募先の採用担当者が納得できるような、説得力のあるポジティブな転職理由が必要です。

③転職のタイミングと決断

転職の時期やタイミングは人それぞれで、ケースバイケースです。スキルアップが望めない、健康面や収入面での不安など、幾つかの要因が重なる場合は早めの決断も必要になります。

ただし重要なのは転職活動に向けてのスケジュール管理で、いい転職先を探し成功させるには、大体3カ月程度の転職活動期間が目安です。

在職中の転職活動は、夜間や休日をメインに充てることになりますので大変ですが、安易に退職してしまうのはおすすめできません。退職後はブランク期間となり転職活動が長引くとマイナスですし、在職中の方が応募先企業への印象もよいです。

【同業種/異業種】SEからのおすすめ転職先

同業種での転職先

IT業界のベンチャー系企業、Web業界が人気

IT業界でのSEからのエンジニア転職では、作業メインのプログラマーから上流工程に行きたいという転職理由があります。SIピラミッドの底辺である客先常駐や請負など、下請け・孫請けの零細SIerから脱して、上流へ上がりたいSEは多いですね。

SEからの転職成功率が圧倒的に高いのはWeb業界で、Webエンジニアへ転身するケースがかなり多いです。

Web系企業は、自社でメディア運営している会社が多く、BtoCビジネス (企業と消費者間のビジネス) が多いため、下請け構造ではありません。
インターネットを活用したビジネス、スマホと連携、エンターテイメントなどを展開し、企画などの上流からサービス提供までの全ての工程に携われるのも魅力です。

WEB業界は発展途上なので採用意欲が高く間口も広めで、未経験からでもSE転職できます。将来的なキャリアアップや年収アップも期待できます。

IT業界での転職先候補の優良案件

ハイキャリアで能力の高いSE職なら、「ITコンサルタント」としてコンサルティングファームも転職先として考えられます。
基本的に高年収で超多忙、上流工程のさらに上層に位置し、経営層とのコミュニケーション能力が必要です。ハイスキルな技術力も欲しいですが、ロジカルな思考力と論理的な説明スキル、プレゼン能力も必須です。

社内システムをアウトソーシングする立場の「外注型社内SE」なども、SEからの転職先として人気が高いです。受注する側ではなく、発注するクライアント側になりたいという、請負や派遣専門のSE職の憧れのポジションです。

IT業界での転職先の上手な見極め方

SE職の転職したい理由はさまざまで、実際には複合的に絡み合っています。

保有キャリアやスキル、年齢もピンキリで、「SEからの転職ならコレ!」とは簡単には言い切れません。ただ技術職としてのSEなら、保有しているスキルを活かして、高収入とキャリアアップが目指せる転職先として「自社開発SE職」も転職満足率が高いです。

ITエンジニアとして、技術者としてシステム開発業務が好きなら、自社開発の有無を転職成功のポイントにする人も多いのです。

異業種への転職

キャリアを活かし異業種で活躍する

SEからの転職データとして、全体の7割がSEから異業種への転職を成功させています。ただし、まったくの未経験業界での未経験職種へチャレンジするというよりも、今までのSEとしてのスキルを有効活用して転職しているケースがほとんどです。

例えば、ライフワークバランスを保ちたいとして事業会社の社内SEとしての活躍を目指す人は多く、SEからの転職先としては大人気です。

社内SE職はITネットワーク化により企業からの求人も多いですが、SEからの人気が高い転職先だけに応募者も多く、条件のよい優良求人は倍率も高くなりがちです。

異業種の転職先候補は多種多様

SEの活躍の場は、IT業界やSIerだけではありません。技術や開発業務などSEとしての仕事を捨てず、IT業界・SI業界から他業種や他業界へSEとして転職することも可能です。

例えば、製造業メーカー(電気・機械)、人材業界やコールセンター、WEB系のメディア、マスコミ、広告マーケティング、SNS関連などもあります。

特に近年では自動車業界が熱く、積極的にAIや自動化のための技術者・エンジニアを募集しています。

まったく畑違いの未経験の異業種に飛び込む事は、実はリスクが非常に高いですが、今までのスキルが活かせるような関連業務に携われることで、転職に失敗する可能性を低くすることができます。

SEとして技術に自信が無い人

どんな業界でもIT化・ネットワーク化はビジネスに必須ですし、PR広報のためのサイト構築やECサイト運用などの課題を抱えています。

自社開発系の社内SEや外注型の社内SE職だけでなく、どんな場面でもシステムに詳しい人材は重宝されます。SEとしては技術レベルが低いという自覚があっても、一般の企業へ行けば達人レベルの専門家となるケースもあるでしょう。

SEとして技術に自信がない人でも、IT化が遅れている業界人の手や職人技がメインになりがちな業界、運輸・物流、小売り、介護などなど、狙い目の業界もまだまだあります。

SEから営業への転身する道も

コミュニケーション能力の高い人材なら、SEの専門知識を生かして、システム営業職や、パッケージソフトの営業職へという道もあります。ただし営業の世界は若いうちは体力勝負、元気と熱意、タフネスだけでなく、メンタルの強さも必須です。

まったくの異業種の営業ではなく、SEとしての知識を活かせるような親和性の高い業界がおすすめです。IT機器の販売や提案営業、システム系のカスタマーサポート、ルートセールスなども良いでしょう。

異業種に転職する場合、社内SEの業界選びには要注意

異業種の転職先の見極め方

異業種転職で気を付けなければならないのが社内SEです。社内SEはSEには人気がある職種ですが、社内SEへの評価が低い企業も中にはあります。

システム開発企業ではない一般企業の場合、社内SEは総務や経理などと同様に利益を生まないコスト部門です。実際の業務内容の詳細確認と把握が必要です。

内製型の開発業務を行うタイプの職人系社内SEと、開発はアウトソーシングする外注型の社内SEでは、業務範囲も立ち位置も異なります。構築済みの社内インフラの管理や運用だけ、IT系の資産管理やヘルプデスクのような雑用仕事ばかりというケースもあるでしょう。

SEの専門知識を評価してくれる企業や、金融系SEなど専門業界系は将来性も高いです。

コンピュータ以外の業界がおすすめ

社内SE職では、転職先の選択がポイントになります、社員ひとりにPC1台あるような職場環境の会社で、コンピュータ業界以外で探すのがよいでしょう。

一般社員にPC知識が乏しい企業では社内SEは重宝され、年収UPも期待できます。

年収ベースの高い金融業界 (銀行、保険会社) や、ITが浸透していない製造業・メーカー系がおすすめです。

おすすめできない転職先

社内SEの中でも、特に医療機関内の院内SE職は、おすすめできません

大規模病院ではネットワーク化も進行し、院内にシステム部署を設置する医療機関も増えています。ただ病院という組織は特殊で、医師をトップとしたピラミッドが明確に存在しており、国家資格免許保有者 (医師・看護師・検査技師など) が上位を占めます。

院内SEは、ヒエラルキー最下層の事務職と同じ扱いで年収ベースが低く、命を扱う責任から24時間の稼働が求められながらも、年収アップできないケースが多いです。医療系業界なら、製薬や医療機器メーカーのほうが条件もよいでしょう。

働き方を見直したい!悩み別転職先の選び方

多忙なSEに多い、漠然とした将来への不安

SEから公務員に転職したい

過酷な現場で激務のSE職なら、一度は安定していて楽そうな公務員に憧れることもあるでしょう。公務員への転職は公務員採用試験が必須ですが、行政にもシステム化の波は及んでいます。

民間企業経験者採用制度もあるため、役所内の社内SEのようなシステムに関わる部署であれば、十分にSEのスキルは活かせるでしょう。

ただし試験勉強はかなり大変なので、SEをしながら数年単位での準備や計画が必要で、年齢制限などもあり転職先としては容易ではありません。

資格取得して転職したい

技術に自信が無く将来が不安なSEが他業界への転職を考える場合、まずは資格取得を目指す人も少なくありません。ただし、資格さえあれば転職できると思うのは早計です。

税理士・会計士や、医師・看護師・薬剤師などの「士業・師業」なら別ですが、誰でもとれるような簡単な資格ではまったく意味がありません

取得が難しい資格の場合は勉強期間が長くなり、年齢を重ねてしまい転職のタイミングを逃すケースも多々あります。SEのキャリアやスキルを捨てるよりも、有効活用する方向がおすすめです。

辞めたい女性SEの退職理由に多い、「仕事と家事・子育ての両立」転職

女性SEに優しい転職先を選ぶ

女性にはライフステージに合わせた、さまざまな働き方が必要です。

妊娠出産後は子育てのために短時間勤務を希望する女性も多く、福利厚生のしっかりした企業での社内SEを希望する女性SEも、少なくありません。

就業中のママが多く、女性が活躍できるロールモデルのある企業がおすすめです。

定時退社やライフスタイル重視

給与はガクンと下がったとしても、ヘルプデスクやカスタマーサポート職など、定時でキッチリ終業するような転職先を選ぶ女性SEも少なくありません。

パソコンインストラクターやIT系講師など、9〜17時の正社員勤務よりも自分のライフスタイルに合わせられる、自由度の高い仕事もあります。

在宅でマイペースに働けるフリーランスという方法も

家庭や育児との両立を図るのなら、会社に勤めるのではなく、フリーランスという方法もあります。

自分の得意分野で仕事ができますし、時間やスケジュールの調整もしやすいため、自分のペースで仕事をすることが可能です。

低賃金SEの下流からのステップアップ転職

積み重ねた経験を活用して上流へ移動

IT業界に限らず、異業界や異業種よりも同業種を選んだ方が、ステップアップ転職は成功する可能性が高いです。積み重ねてきた経験を活用して、前職よりも条件のよい優良企業へ転職する、年収アップを狙うことも可能になります。

ピラミッドの底辺である零細Sierではなく、少しでも上流へ移動すること、上流工程に携わる企業へ転職することがポイントです。

ステッアアップ転職には意識改革も必須

現職でも与えられた業務だけに囚われるのではなく、常に全体を把握すべく上を意識して業務に取り組んでみてください。受身での仕事姿勢で、目の前の仕事を片づけるだけでは、どこへ行っても入れ替え可能なパーツ的役割しかこなせません。転職には意識改革も必須です。

ミッションをクリアする喜び、課題解決指向が高いエンジニアなら、目の前の問題よりもっと先の大きな課題を発見できます。

真上では無く、斜め上へのステップアップも

IT業界には過酷な現場ばかりではなく、ライフ・ワーク・バランスを重視している会社も、残業が少ない会社も、年収の高い安定した会社も、ちゃんとあります。

SEに人気の転職先として、求人案件の多い「Web系エンジニア」、安定企業の「社内SE」、高年収が狙える「ITコンサルタント」があります。

このような今までの経験を活かせつ職種で、かつ、ベースの給与水準が高い、外資系企業・金融業界・医療業界を選ぶことによって年収アップも見込めるでしょう。

証券・保険・銀行などの金融系や、製薬・医療系のシステム開発職には、求められる専門知識やスキルも高く、それだけ高年収のケースも多いです。

常に全体を眺める視点を習慣とし、スキルアップする意識を強く持ち、上を目指す諦めない気持ちがあれば、ステップアップ転職は可能です。

SEが転職を成功させるコツ

自分の市場価値を確認する

人は誰しも関わりのある世界のことしか知りませんし、ITエンジニアはIT技術の知識はあってもその市場価値を知りません。

所属する組織の中では、自分レベルのエンジニアはたくさん居て、さほど価値が無いとも思いがちです。転職の知識や価値を知るには、転職のプロに聞くのが1番です。

転職エージェントを利用して、キャリアカウンセリングを受けることで、自分のキャリアの棚卸しができるだけでなく、自分の市場価値も確認できます。

SEが転職を成功させるためには、エージェント選びがカギ

転職エージェントを利用するメリット

転職エージェントを利用することで、転職活動のサポートを受けられる

転職のエージェントは、公開されている求人以外にも、独自で入手している非公開求人も数多く保有しています。キャリアカウンセリングを通して、条件面等をすり合わせた中で、求職者の希望に合った案件だけをピックアップして紹介してくれます

また、書類通過するための応募書類の添削や面接対策といった、選考のサポート面接の連絡や日程調整年収交渉といった煩わしいこともすべて代行してくれます。

自分ではなかなか言い出せないことも、すべてエージェントが間に入って要望を企業側に伝えてくれるため、話し合いもスムーズに行うことができます。

エージェントを利用することで、ブラック企業を避けることができる

転職サイトにある「未経験歓迎」や「条件の良すぎる会社」はブラック企業の可能性が高いです。しかし、中には「未経験歓迎」でもホワイト企業の場合もあり、企業情報に精通している者でなければ入社するまでわからないこともあります。

しかし、転職エージェントが保有している非公開求人は、大手企業や優良企業の案件がほとんどのため、ブラック企業を避けて転職活動を行えます

転職エージェントに人材をチェックさせ、書類審査代わりにスクリーニングをして貰う感覚で企業は活用しているので、転職サイトから自力で応募するよりも書類通過率も高いです。

転職エージェントにも専門や得意分野がある

転職エージェントも、幅広い求人のある総合タイプから、一定の業界に特化した専門タイプなど得意分野や業界もさまざまです。キャリアコンサルタントの質やレベルも異なりますし、クライアント企業も大きく異なっています。

SEが今までのキャリアやスキルを活かして同業種に転職するなら、IT業界に特化したエージェントの利用がおすすめです。IT業界に特化したエージェントなら、エンジニアの求人も多く、キャリアコンサルタントもIT業界に精通している人達なので、細やかなアドバイスも期待できます。

SEを辞めて異業種に転職するのなら、総合型の転職エージェントの利用が良いでしょう。総合型であれば幅広い業界・職種の求人を取り扱っているため、これまでのキャリアを活かしつつ、新たに挑戦できるような職種に出会える可能性が高いです。

SEが同業種に転職する時におすすめのエージェント

レバテックキャリア

レバテックキャリア

レバテックキャリアは首都圏や関西、福岡に拠点を持つIT・WEBに特化した転職エージェントです。

コンサルタントには、元エンジニアのキャリアアドバイザーが在籍しているため、一般で難しい技術面や業界の相談もでき、コンサルタントの質が高いと定評があります。

正社員だけでなくフリーランス向けのサービスも展開しています。

レバテックキャリア公式サイト

ワークポート

ワークポート

ワークポートは、創業当時からIT業界に特化して転職支援サービスを行っている老舗エージェントです。

IT業界の中でも、IT・ゲーム業界のエンジニアの求人が充実しています。

会員向けに、転職活動の進捗が一目で確認できる、独自の「eコンシェル」というツールを展開しており、非公開求人のリアルタイム更新や面談予約なども一括で管理でき、便利で使いやすいと評判があります。

ワークポート公式サイト

SEが異業種に転職する時におすすめのエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、転職成功実績ナンバーワンの総合型転職エージェントです。一般向けに公開されている公開求人の他、独自に保有している非公開求人が約10万件もあり、希少価値の高い求人も多く含まれています。

非公開求人は、公開求人よりも年俸などの待遇面において恵まれていることが多く、またリクルートエージェントに登録している人しか応募できないため、内定が決まりやすいです。

リクルートエージェントのコンサルタントは実績豊富で、応募書類の添削に至るまで手厚くサポートしてくれるので安心です。

リクルートエージェント公式サイト

doda

doda

dodaはパーソルキャリア(旧、インテリジェンス)が運営しているエージェントです。取り扱い求人が業界の中でも最大級で、dodaで取り扱っている求人の80%から90%が非公開求人となっており、優良求人が多数含まれています

専任のアドバイザーから応募書類や面接に関するアドバイスやサポートを得られるだけでなく、転職セミナーや転職フェアに参加することで、転職を成功に導くための実践的なアドバイスをもらうこともできます。異業種での転職に対しても手厚くフォローしてもらえるため安心です。

doda公式サイト

type転職エージェント

type転職エージェント

type転職エージェントは、IT業界の転職にも強いと定評がありますが、外資系やコンサルティング業界などの求人も多数取り扱っています

転職者の71%が年収アップしているという実績があるため、キャリアアップとともに年収アップもはかりたい人におすすめです。

type転職エージェント公式サイト

まとめ

システムエンジニアの多くは、過酷な環境面や待遇面への不満から転職を考える人が多いです。しかし、異業種への転職はあまりおすすめできません

異業種が合わなかったとしても、1度エンジニアを辞めてしまうとエンジニアに復帰することは非常に難しくなりますし、未経験での採用は条件や待遇が悪くなってしまうこともあるため、今までのキャリアやスキルをすべて捨ててしまうのはもったいないからです。

異業種に転職する際は、スキルを活かせる転職先を選択すること、転職理由を明確にすること、タイミングと決断を間違えないように気を付けましょう。

SEが転職活動を成功させるには、まずは自分の市場価値を把握することが大切です。自分の市場価値を正しく把握するためには、転職エージェントを活用することをおすすめします。エージェントを利用すれば、キャリアカウンセリングを受けられるだけでなく、自分にマッチした優良求人の紹介や、転職活動のサポートも受けられます

この記事を参考に転職活動を成功させてくださいね。