営業職に未経験で転職する方法と絶対に選んではいけない職種・業界を解説

営業職の求人は、転職サイトにもたくさんありますね。
未経験者歓迎の求人も多いですし、経験不問・年齢問わず等、ハードルは低そうです。
誰でも転職できそうな気がしますが、本当でしょうか?

そもそも営業への転職って、現実はどうなのでしょう?
売上ノルマがきつい、ブラックもどき企業もあるかもしれません。
怪しい求人に引っかからないためには、どうすればよいのでしょう?

営業職への未経験からの転職活動で、後悔しないための情報をまとめました。

営業職には未経験でも転職できる?

営業職は未経験でも比較的転職しやすい

営業職は常に募集が多い

転職・求人サイトなどにも、景気に関係なく営業職の求人は常に多いですね。
営業は企業の売り上げに直結する職種なので、企業内でも人数が多いケースが一般的です。
事務系職種はIT利用やPCの発達で圧倒的に仕事量は減っていますが、営業の仕事は減っていません。どんな会社でも利益につながる営業職は、必要不可欠なのです。

営業が足りない理由

営業は他の職種のように仕事の量が減ることも少ないですし、常に募集している企業も多いですね。常に募集があるということは、その企業に営業職が不足しているということです。
売るモノ(商材)があるのに、売る人(営業)が足りないということです。
会社が成長拡大するために営業職を増やすケースもありますが、離職者が多いため補充せざるを得ないケースもあります。

未経験でもOKの理由

営業職の場合は、未経験者でも教育スキームが確立していて、指導しやすいとされています。営業スキルは、他の職種に比べて教育や指導方法をシステム化しやすいのです。
未経験でも教育制度が整っているので、現場ですぐ活躍できる人も少なくありません。
営業スキルは、他の技術より比較的取得しやすいので、未経験でも転職しやすい職種です。

営業職は年齢・性別問わず?

未経験30代、40代でも転職できる

営業職の求人数は他職種に比較すると圧倒的に多いので、高望みしなければ35歳以上や40代になっても転職は可能です。とはいえ、業界や商材に関しての知識を得るという意味からも、未経験で年齢が高いと敬遠されがちです。
若い人の場合は、今後の伸びしろや、長く活躍してくれるはずと、期待値も高いですね。
営業に限らず新しいことにチャレンジするなら、やはり若い人材の方が有利なのは間違いありません。「40歳の壁」は、未経験者の場合は厚いかもしれませんね。

女性でも未経験で転職できる

男性に限らず、女性営業も活躍している時代ですね。
女性は営業事務のようなアシスタント的な役割を求められることも多くありましたが、最近では第一線でバリバリ活躍する女性も増えています。いまだに男性で無ければという保守的な業界も中にはありますが、女性向けの業界も多々あります。
商材が女性向けの業界(アパレル系など)や、先輩に女性営業で活躍している人が多い業界や企業では、未経験女性でも転職しやすいでしょう。

未経験を乗り越える知識

高年齢が避けられる理由は、新しいチャレンジが困難と思われるためです。つまり、営業職が未経験でもその業界や商材に詳しい人材であれば、まったく問題はありません。
女性が女性向け商材の業界に有利なのは、顧客の気持ちが理解しやすいからです。
販売するモノ・商材や業界の知識があり、買う側の顧客心理が理解できるタイプの人なら、未経験でも営業への転職の敷居は下がります。

未経験からの営業転職の現実とは?

営業職には多種多様なスタイルがある

新規開拓と既存営業

営業職の求人を眺めていると、営業の方法について記載されている求人もありますね。
既存の顧客企業を担当するルート営業は、未経験でも比較的負担が少ないのでおすすめですが、そのぶん応募者も多く競争率は高いです。
TELでアポイントをとるところから始まる新規開拓の営業や、いきなり訪問する飛び込み営業もあります。新規開拓営業は色々と厳しい側面も多く、離職者も多いため求人案件数は多いですし、未経験者も大量に採用する傾向があります。

個人営業と法人営業

販売するモノによっては、顧客が個人相手の場合の「B to C (Business to Consumer)」と、企業など法人相手の「B to B (Business to Business)」とあります。
一般消費者(コンシューマー)相手の営業とは、例えば個人の住宅やマンション販売や賃貸営業、証券会社の個人投資向け営業などがあります。
同じ不動産でも、企業向けの大口販売営業や社宅など企業の担当者を窓口とする場合や、証券会社でも企業資産の投資としての法人営業もあります。
同じ企業でも、法人営業と個人営業と両方の部署があるケースも少なくありません。
メーカーなど製造業の営業は、一般的には卸売りや企業間取引(B to B)、代理営業が多いですが、最近はメーカー直販なども増えていますね。

販売するモノ(有形)とサービス(無形)

商材として扱うモノには、形のある有形商品としての物の場合と、形の無いサービスとして企画や情報の場合があります。
例えば、メーカーが作り出した商品としての電化製品を販売する営業職は有形ですが、物ではなくデザインや企画などの仕事をとってくる営業もあります。IT企業の場合、システムやソフトウェアを売るのは無形のようですが、ハードに組み込んでいれば有形ですね。
人材業なども、人材は有形ですが提供するのは人の労働力として無形とも言えるかもしれません。境界線は曖昧となっていて、トータルでメンテナンスや人材など付加価値をつけて売るのが、現代の営業職ともいえるでしょう。

営業の職種も多種多様

営業職の種類

営業職種は切り口によっても、さまざまで内勤や外勤だけでなく、訪問や代理店など呼び方によって異なります。
カウンターセールスと呼ばれる店舗に訪れた来店客を相手にする、旅行代理店や不動産賃貸会社など営業職は店舗販売に近いイメージです。カーディーラーや金融商品、住宅販売など、個人営業・一般営業と呼ばれる個人宅を訪問する訪問営業もあります。

ビジネスパートナーとなる販売代理店として販売店オーナーを勧誘し、サポートしていく代理店営業もあります。提案型の企画営業や、自社の製品を海外に向けて販売する海外営業や、製品技術をアピールするセールスエンジニア(技術営業職)もあります。
医療・製薬業界には、MR(Medical Representative)と呼ばれる専門知識が必要な医薬営業職もありますね。

未経験でも転職しやすい営業職は?

基本的にどの業界も営業職は未経験でも転職しやすいですが、特に人手不足な業界や職種は求人も多く敷居が低いです。例えば不動産業界などは、内勤のカウンターセールスでも、土日も店舗は営業していますので嫌がる人も多く、転職しやすい業界です。
訪問営業も売り上げ管理(ノルマ)も厳しくハードなので、離職者も多いため根本的に人手不足で、未経験者も大歓迎していますね。
アパレル業界も、会社自体は土日休みであっても店舗フォローや販売応援などで、営業職には週末も関係ないケースが多く、人手不足で敷居は低いでしょう。

未経験者歓迎求人にはブラック系の営業職もある

未経験者歓迎の裏には、離職率が高く、人手不足なので仕事もハード、ボロボロになったら使い捨てというブラック系営業職も少なくありません。
年齢不問、学歴経験不要、未経験者歓迎、高給保証、やる気重視などなど、誰でも転職できるかのような甘い求人には注意が必要です。
熱意だけで採用するような企業には、それなりの募集理由があるということです。

要注意!営業の求人にはブラックも多い

ブラック営業の多い業界や職種

不動産業界

不動産業界は物件の額も大きく、顧客次第で休日も返上せざるを得ないため、仕事をプライベートの時間と切り離すことが最も難しい業界です。
飛び込み営業も多く、ノルマもきついハードな業界です。

金融・生保業界

金融・生保業界は個人の売上ノルマも厳しく、友人知人・親戚などに片っ端から頭を下げて契約をとる人もいます。知り合いがいなくなったら契約がとれず、居たたまれなくなって退職を余儀なくされたという話もよく聞きます。
数字を達成するために、枕営業にはしる人も居ないわけではありません。

商社など

商社は取り扱う商品のロットも大きいため、営業職の責任が重大です。
製造部門を持たない商社は営業こそが利益の源なので、花形ですが不眠不休で働かざるを得ない時期も多々あります。零細商社などはヤリガイもありますが、いろいろとハードなので、本気で仕事が好きでなければ務まらないでしょう。

医療・医薬業界

製薬会社や医療機器メーカーなどは、ターゲットとする市場(病院など)が狭く、既存顧客との良好な関係の維持が最重要です。医師や現場との関係性が大切になり、ご機嫌伺いや付け届け、毎日の接待などで疲弊してしまう営業も少なくありません。
専門知識も重要で、常に情報提供のため勉強も必要となりますし、プレッシャーが大きく、仕事にも長時間を割くことになりがちです。

新規開拓営業は未経験者には辛い

未経験者が辛いと感じる営業手法は、やはり新規開拓営業でしょう。
カウンターセールスなど待ちのインバウンド営業では無く、自らが働きかけるアウトバウンド営業は慣れない身には辛いものです。リストを片っ端からTELしてアポイントをとる電話営業(テレアポ)も、冷たく邪険にされることも多々あり、精神的に耐え難い人も居るでしょう。
全く知らない場所へ、いきなり訪問する飛び込み営業も出来る人と出来ない人が居ますね。

未経験から営業職を目指すなら?

未経験から営業職を目指す人におすすめの業界

好きなモノを売る

営業するということは、商材を売るということなので、商材について興味を持ち、詳しく知り、好きになれることが大切です。そもそも自分が好きになれる商材で無ければ、誰に対しても自信を持って売ることができませんよね。
未経験からの営業転職なら、まずは好きな分野、得意な業界などを選ぶことが入りやすいでしょう。採用する企業側も、自社製品を好きな人材の方がプラス評価しやすいでしょう。

成果やヤリガイ重視

給与や年収が高くなりやすい業界や、専門性がつきやすい、汎用性があるのは無形法人営業などの業界です。
例えば、人材業界や広告・メディア業界、インターネット業界、IT業界などですね。形のあるモノを売る営業職より、無形の付加価値を売るような営業職の方が、汎用性があります。
営業するにはモチベーションを高く保てる要素が重要です。成果次第の高収入やキャリアアップなども、やりがいポイントにもなりますね。

未経験から営業職を目指す人におすすめの営業手法

新規開拓よりルート営業

未経験でも営業職に向いている人、新規営業や飛び込み、テレアポも苦にならないタイプの人は居ます。ただ、一般的に不慣れなときは辛く感じるものですし、初めての相手には緊張したり、断られるとストレスになったりしがちです。
営業職の中でも、未経験者が最もとっつきやすくて、キツイ度は低いのは、既に顧客との関係性が確立しているルート営業です。

まずはルート営業で慣れる

既存の顧客を担当し、リピート発注や需要に応えるタイプのルートセールスは、前任者からの引継ぎもあります。つまり営業個人の能力というより、顧客側も企業同士としての付き合いが重視されるので、初めて営業職でも安心度は高いです。
今までの付き合い重視で受注できるケースが一般的ですし、トラブルも少なく、何かの時には前任者に相談することも可能です。
既存顧客で営業という仕事に慣れてから、新たな顧客を開拓するというのが順当ですね。

関連記事ルート営業=ノルマなしは間違い!楽なルート営業求人の見分け方

営業職への未経験転職の志望動機は?

未経験者の営業職への転職活動の課題

志望動機や書類対策

未経験者が求人に応募する際の履歴書で困るのが、まずは志望動機でしょう。
採用する側が一番気になるのも「なぜ、未経験から営業を目指すのか?」です。
営業職にチャレンジしたい理由を、明確に伝える必要があります。
曖昧な理由では書類だけで落とされてしまいますし、何でもOKな企業は人手不足でブラックかもしれません。

面接対策や自己アピール

営業には対人コミュニケーション能力が求められますので、面接や自己PRは重要です。
履歴書や応募書類が完璧でも、面接で論理的な会話が成立しない場合や、あまりに人見知りの人などは、不向きと判断されることもあります。
若年層の場合は教育次第でなんとかなりますが、30歳以上で数字に弱い人や、論理的な会話はこびができないタイプは、難しいかもしれません。

自力での転職活動は難しい

未経験で営業職への転職の場合、履歴書や職務経歴書など応募書類の書き方には工夫が必要です。特に志望動機や自己PRには、馬鹿正直にストレートに書くだけではなく、応募先の業界や企業に合わせた配慮や工夫もポイントになります。
企業研究も大切ですし、面接での受け答え練習や圧迫面接の対策もしたいですね。
転職のプロである転職エージェントへの相談が、未経験者には特におすすめです。

未経験から営業転職を成功させるには?

ブラック営業の見極め

企業の内情を知りたい

転職サイトや求人サイトで見つけた求人に自分で応募すると、ブラック企業に引っかかってしまうことも多々あります。未経験者を大歓迎している企業は、そもそも人出不足なわけで、ハードで厳しいと思ってかかった方が無難です。
ハロワや転職サイトでは、求人している企業の内情を知ることは難しいですね。

自分に合った企業を探す

営業といっても、業界や営業手法により実際の仕事は大きく異なります。
企業の詳しい内情を調べることも大切ですし、自分にあった営業スタイルや業界を探すことも大切です。ブラック企業を避けて、自分の希望するような求人案件を探すには、多くの求人案件からの見極めがポイントです。転職のプロのチェックが頼りになります。

転職活動のサポートを受ける

自分の強みを探す

営業に向いている、自分のアピールポイントを知っていますか?
そもそも向き不向きも知らず、自分の強みをハッキリ把握できていない人もいるかもしれませんね。未経験なら特に、キャリアカウンセリングを受けて自分自身の得意分野や職歴などから、アピールできる強みを探すこともおすすめです。

書類作成や面接サポート

志望動機や自己PRなど、応募書類のブラッシュアップ、模擬面接などしっかり準備しましょう。営業職の面接では、面接時に強めの質問や降圧的で厳しい圧迫面接があることも、多々あります。顧客との対応で、不快な表情をしたり、慌てふためいたりする人は困るので、敢えて追い込むような質問もあります。
営業未経験者なら、向き不向きをジャッジするために圧迫面接されることも覚悟しておく必要があるでしょう。事前シュミレーションしておきたいですね。

転職エージェントを活用しましょう

未経験で営業の仕事を探すなら、営業職の求人案件が圧倒的に多い転職エージェントのリクルートエージェントがおすすめです。
未経験から営業職への過去の転職事例も豊富なので、転職支援も万全で安心ですよ。

関連記事実際に使って比較!転職エージェントおすすめランキング

まとめ

営業の仕事は他の職種と比較すると求人も多く、未経験でも転職しやすい職種です。
年齢や学歴も不問の求人も多く、未経験から営業職に飛び込むのは容易ですが、離職率も高く、常に人手不足で、ブラック求人が多いのも事実です。
売上ノルマや飛び込み営業など、慣れない人にとっては、精神的にも、肉体的にも、ハードな側面も多々あります。
向き不向きもありますが、美辞麗句の並んだ求人条件を信じて安易に飛び込み、ボロボロになる人も決して少なくありません。

営業職は業界もさまざまですし、営業スタイルや手法などもいろいろで、ピンキリです。
運悪くブラック企業に引っかかったりしないように、転職先はしっかり選びたいものです。
企業の内情を正確に把握して、いい転職先を選ぶためには、転職市場に詳しい転職エージェントの活用がおすすめです。
応募書類の書き方や、志望動機、自己PRや面接対策なども、転職サポートも心強いです。
未経験で営業職に転職するなら、転職エージェントを有効に活用してください。

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